桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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2020年10月

十三夜

2020年10月29日 (木)

 お月見といえば「十五夜(中秋の名月)」が有名ですが、十五夜の約一ヵ月後には「十三夜(後の名月)」があります。今日10月29日が、今年の十三夜です。十三夜には栗や豆などをお供えする習わしがあるため、「芋名月」とも言われています。いずれも、もともとは秋の収穫を祝うお祭りだったそうです。夕暮れの空を見上げてみると、残念ながら厚い曇が広がっていました。31日は今月二度目の満月ですので、その日の夜空を楽しみにしていたいと思います。
 6年生が現在、国語の授業で日本文化を学習しています。相撲、和食、お祭り・・など、日本文化を一つ題材に選び、それらを紹介するパンフレットを作ります。文化の一つひとつには、そこに込められた意味があります。今日の授業では、茶道について調べていた子が道具や歴史などを調べているうちに、「おもてなしの心」と結びついていることに気づいたようです。
 6年生の教室に飾られたささやかなお供え物も、ずっと昔から受け継がれている習わしです。「十三夜」も日本文化の一つといえるでしょう。長い時代を経て、私たちは様々な行事や習わしを受け継いできました。季節ごとに、それら一つひとつに込められた「思い」や「心」を見つめ直すことも大切です。この学習が、そのような機会の一つになればいいなと思います。
※29日の21時を過ぎた頃から、雲の切れ間から美しい月を見ることができました!(2020.10.30 追記)

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トーンチャイム(4年生 音楽)

 4年生の音楽の授業では「トーンチャイム」を練習しています。トーンチャイムとは、アルミ製のパイプにゴムのハンマーがついた楽器です。ハンドベルのような音色がします。
 この楽器を使って子どもたちが挑戦するのは「オーラリー」という曲で、2つのパートに分かれて演奏します。先週の授業では一人ずつ担当する音を決め、自分の担当する音のタイミングで手拍子を打つ練習をしました。今週は担当する音のトーンチャイムを持ち、グループごとに演奏しました。はじめのうちは、リズム通りに演奏できなかったり、2つのパートの音が揃わなかったりしましたが、何度かやっていくうちにきれいなハーモニーを奏でられるようになりました。上手に演奏できた時の子どもたちからは、笑顔がこぼれていました。
 教育活動の中で友だち同士の関わりが制限されている今だからこそ、トーンチャイムを通して、全員で一つの音楽を作り上げる楽しさや喜びを感じてほしいと思います。

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休み時間の様子(1・2年生)

2020年10月28日 (水)

 感染症予防のため、今年度の休み時間は2学年ずつ取るようにしています。昨年に比べるとグラウンドをゆったりと使えるようになり、子どもたちは思い思いの過ごし方をしています。
 お天気のよい日には、外でドッジボールや鬼ごっこをして遊ぶ子の姿がたくさん見られます。教室に目を移すと、係活動や当番活動をしている子や、本を読んでゆっくり過ごしている子の姿が見られます。それぞれの休み時間を満喫しているようです。
 1・2年生が遊びの中で関わる場面も少しずつ増えてきています。2年生が1年生と一緒にドッジボールをしたり、大縄跳びをしている2年生に1年生が声をかけて仲間に入れてもらったりする姿が見られました。休み時間の中で異学年の交流ができていることを、嬉しく思っています。

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今出来ることを、一つひとつ・・(委員会活動)

2020年10月26日 (月)

 これまで実施を見送っていた今年度の委員会活動が、今日ようやく再開しました。6年生のみでのスタートとなります。「最上級生として、学校のために出来ることを見つけて行動しよう」と、それぞれの委員会に分かれて活動計画を立てる話し合いを始めました。
 委員会には、放送・図書・集会・美化・新聞・魚・保健体育・計画の8つがあります。コロナ禍で活動内容には制限があります。それでも子どもたちは知恵を絞り、自分たちに出来ることは何かを真剣に考えています。
 例えば集会委員会では、例年のように全校児童が集まって集会を開くことができません。ある子が「リモート」を活用したイベントを提案すると、他のメンバーが興味深そうにその案に耳を傾けていました。実現できるといいですね。また、新聞委員会で発行回数について相談している時、「もう10月下旬だよ。これからたくさん発行していこうよ!」と意見を出す子がいました。話を聞いている私たち教員は、子どもたちの頼もしい姿に期待が大きく膨らみます。
 「今、自分たちに出来ることを一つひとつ・・」6年生のそんな思いが、よりよい学校を作っていくことでしょう。また、そんな6年生の姿は
下級生たちの立派な見本となるはずです。これから最上級生としてどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみにしていようと思います。

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にょきにょきとびだせ(1年生 図工)

2020年10月23日 (金)

 折り紙でお化けやかぼちゃなどのハロウィンの飾りを作ったり、箱やビニール袋をクレヨンやツインマーカーを使って綺麗に彩ったりと、真剣な表情で机に向かう子どもたち。
 現在、図工の「にょきにょきとびだせ」という単元で、ストローで息を吹き込むとビニール袋が箱から飛び出す作品を作っています。今日はそのデザインを考える時間でした。
 完成予想図を頭に浮かべながら道具や材料を自由に選んでいく中で、工夫を凝らしたデザインが次々と生み出されていきました。電車が大好きな男の子は「駅から飛び出す電車を作るんだ!」と張り切った様子で、箱から飛び出す電車のデザインを考えていました。
 作品一つひとつに子どもたちの個性やこだわりが詰め込まれていて、どの作品も素敵な仕上がりになっています。完成が楽しみです。

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倒立に挑戦!(6年生 体育)

2020年10月21日 (水)

 6年生が倒立の練習に取り組んでいました。最初は「壁のぼり」の練習です。床に手をつき、足で壁をのぼっていきます。肘が真っすぐになると、はじめて身体を支えることができます。その感覚が分かったところで、今度はマットの上で足を振り上げる練習です。地面をつかむように手を付けて、身体を真っすぐに起こすようにすると、倒立の形に近づいていきます。 
 友だちと一対一で行う練習では、はじめは「怖い」という気持ちがあったようです。それでも、受け止めてくれる友だちを信じて思いきり足を振り上げました。ようやく成功した子の嬉しそうな表情を見て、私たちまで嬉しい気持ちになりました。
 さて、
先日「2019年度体力・運動能力調査」(スポーツ庁)の結果が公表されました。1964年の調査と比べると、体格は大きく向上(12歳男子平均で約10㎝、女子平均で約7㎝)している一方、筋力を示す項目では15歳以降の発達の程度が緩やかになっているそうです。数字は指標の一つなので様々な捉え方が出来ると思いますが、新聞記事の中に興味深い意見がありました。(今の子どもたちが、早い段階で一つの競技を専門的に練習する傾向を指摘した上で)「小さい頃にいろいろな運動をすることはその後の発達や総合的な運動能力の形成に大切だ」(日本体育大学  伊藤雅充 准教授)というものです。
 
小学校の体育の授業では、楽しく様々な運動に親しめるようにカリキュラムを工夫しています。身体の正しい使い方を覚えて運動能力を向上させながら、一人ひとりが運動することを心から楽しんでもらえたらと思っています。

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学び合いを広げよう(4年生 算数)

2020年10月13日 (火)

 4年生は、算数の授業で「垂直、平行と四角形」の学習をしています。
 垂直と平行の意味を知り、実際に垂直や平行な直線もかきました。子どもたちは三角定規の特性を活用することで、いろいろなかき方を発見しながら取り組んでいます。
 先日、平行な2本の直線と直線が交わってできる角の大きさについて学びました。角度が等しい角を調べたときに、子どもたちはすぐに角度を測るのではなく、「この大きさは90°より小さい」「平行な直線が交わることはないから、この角とこの角は同じかもしれない」など、ある程度の見通しをもって分度器で角度を調べる様子が見られました。その結果、対頂角や同位角、そして錯覚の関係を学んだ際には、子どもたちの頭の中にすんなりと入ってきたようでした。
 次に、これらの角の関係の演習問題を行い、最後に対頂角や同位角などを活用した問題を自分たちで作りました。工夫しながら夢中になって作った問題をみんなで解いたり検証したりすることにより、角度の量感も鍛えることができました。
 問題作りをして一つひとつ検証していくことが、これまでの学習の総まとめとなりました。他者の考えを認めそれを理解しようとすることは、学習内容の定着に加え、豊かな発想力・応用力にもつながっていくと考えています。これからの授業でも大切にしていきたいと思います。

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係活動(2年生)

 2年生でも、10月から少しずつグループ活動が再開しています。先週、子どもたちが楽しみにしてきた係活動もスタートしました。
 係活動では、それぞれの係がやらなければいけない仕事の他に、クラスをさらに楽しくするための企画も考えています。生き物係がウーパールーパーの絵のコンテストを開く企画を立てたり、美化係がロッカーのきれいな子に賞状とメダルを作ったりと、様々なことを考えているようです。
 これらの活動を通して、友だちに自分の意見を伝える力、相手の考えを受け入れる力、また企画を計画して実行に移す力など、多くの力を育んでいってほしいと思います。

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笑顔あふれる楽しい時間(クラブ活動)

2020年10月12日 (月)

 後期から、前期に出来なかった教育活動を少しずつ再開させています。4~6年生が授業の中で行う「クラブ活動」のその一つです。本来は異学年交流の場ですが、感染症予防の観点から今年度は後期から学年別に実施することになりました。学年ごとに子どもたちの希望を採り入れつつ、安全を確保しながら活動できる内容を選びました。
 初回の今日は6年生の活動日です。サッカー、ハンドボール、バスケットボール、卓球、バドミントン、パソコン、制作、カードゲーム・囲碁将棋の8つの活動に分かれました。クラブ活動では、子ども同士でアイディアを出しながら活動計画を立てていきます。さっそく、チーム決めをして試合を楽しんだり、好きなゲームを楽しんだりして、子どもたちは充実した一時間を過ごしていたようです。
 帰りの会で、久しぶりのクラブ活動の感想を尋ねてみました。「楽しかったー!」「ストレス発散できました!」と、嬉しそうに感想を口にする6年生の子どもたち。子どもたちの弾けるような笑顔に、私たちまで励まされた気持ちになります。感染症対策において配慮すべきこと、子ども一人ひとりに心がけてほしいことも多くあります。そんな時期の中でのクラブ活動再開ではありますが、出来ることから「一歩」踏み出せたことを心から嬉しく思います。

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秋を見つけよう(1年生 総合・表現)

2020年10月10日 (土)

 10月に入るとすっかり涼しくなり、学校周辺でも季節の変化が感じられるようになりました。先日、総合と表現の授業で「秋をみつける」の活動をしました。
 総合の授業では、四季を感じられる活動を多く取り入れています。先日は農園を歩き回り、赤く色づいた葉や柿の実、コオロギなどを見つけました。また、表現の授業ではメイングラウンドの辺りを散歩してトンボやススキの葉などを見つけた後、「栗のかたちを表現してみよう」など秋をお題とした身体表現の活動をしました。
 授業中だけではありません。休み時間にせせらぎで赤とんぼを見つけた子、尾根道のススキを見つけて嬉しそうに教えてくれる子など、それぞれに秋を見つけて楽しむ様子が見られます。中秋の名月のことを日記に書いている子もいました。
 今週末は秋を
通り越したような肌寒い日が続いていますが、台風が通り過ぎればまた秋らしい日々が戻ってくるでしょう。もうしばらく秋の季節を楽しんでほしいと思います。

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