倒立に挑戦!(6年生 体育)
2020年10月21日 (水)
6年生が倒立の練習に取り組んでいました。最初は「壁のぼり」の練習です。床に手をつき、足で壁をのぼっていきます。肘が真っすぐになると、はじめて身体を支えることができます。その感覚が分かったところで、今度はマットの上で足を振り上げる練習です。地面をつかむように手を付けて、身体を真っすぐに起こすようにすると、倒立の形に近づいていきます。
友だちと一対一で行う練習では、はじめは「怖い」という気持ちがあったようです。それでも、受け止めてくれる友だちを信じて思いきり足を振り上げました。ようやく成功した子の嬉しそうな表情を見て、私たちまで嬉しい気持ちになりました。
さて、先日「2019年度体力・運動能力調査」(スポーツ庁)の結果が公表されました。1964年の調査と比べると、体格は大きく向上(12歳男子平均で約10㎝、女子平均で約7㎝)している一方、筋力を示す項目では15歳以降の発達の程度が緩やかになっているそうです。数字は指標の一つなので様々な捉え方が出来ると思いますが、新聞記事の中に興味深い意見がありました。(今の子どもたちが、早い段階で一つの競技を専門的に練習する傾向を指摘した上で)「小さい頃にいろいろな運動をすることはその後の発達や総合的な運動能力の形成に大切だ」(日本体育大学 伊藤雅充 准教授)というものです。
小学校の体育の授業では、楽しく様々な運動に親しめるようにカリキュラムを工夫しています。身体の正しい使い方を覚えて運動能力を向上させながら、一人ひとりが運動することを心から楽しんでもらえたらと思っています。