桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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2021年2月

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2021年2月28日 (日)

 今日で2月も終わります。緊急事態宣言が一部の府県では解除という情報もありますが、1都3県はこれからどうなるのか心配です。どちらにしても、感染対策をしながらの日々は続きます。
 感染予防についてよく言われるのが「若者が・・・」ということですが、昨年4月からの多くの学生が大学生活(それぞれのキャンパスでの学び)をすることなく、オンラインでの学びを続けています。外出を自粛しながらの生活をしているときに、テレビなどでは「若者が・・・」と言われるとどんな気持ちなのかな、と心配になってしまいます。幼稚園・保育園・小中高の児童生徒は普通に学校に通っているのに、と思う学生もいるのではないでしょうか。
 小学校では、予定していた公開授業(小学校受験をお考えの方々に授業を公開)ができないため、いくつかの授業の様子を映像にまとめてご覧いただけるように現在準備をしています。公開は3月末の予定です。

 ※おまけの写真は、たれぞう(学校のうさぎ)がガラス越しの日差しをあびてねているところです。

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2月から3月へ

2021年2月27日 (土)

 昨日と比べると風が冷たく、少し肌寒く感じられる土曜日です。このように日によって気温の上下はありますが、春は一歩ずつ近づいてきています。小学校の農園にはホトケノザなど春の草花が顔を出し、畑の下の斜面には菜の花が咲き始めました。5年生が植えたタマネギの苗も、順調に育っているようです。
 さて、各学年とも一年間のまとめの時期に入っています。特に6年生は卒業が目の前に近づいてきました。両クラスに飾ってある「カウントダウンカレンダー」は残り15日となり、子どもたちは卒業文集作りや謝恩会に向けた準備など慌ただしい中にも、充実した日々を過ごしています。
 新しい学年への進級と、中学校への進学。もうすぐ、子どもたちが次のステージへと向かいます。自信を持って新たな一歩を踏み出せるよう、一日一日を大切に過ごさせていきたいと思います。

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商店街学習(2年生 総合)

2021年2月25日 (木)

 毎年2年生の総合では、近隣の「鶴川団地センター名店街」各店舗のご協力により商店街見学を行い、地域のことを学習しています。コロナ禍の今年度は見学を行わず、代わりに資料や書面による質問をさせていただく形で学習を進めてきました。
 先日、商店街の方々から質問に対するお返事をいただきました。実際に店舗を訪れなくても、分かりやすく伝わるような心遣いの感じられる言葉で書かれていました。お客さんに喜んでもらうためにお店の方がどのような工夫をされているのか、子どもたちは十分に感じ取っていたようです。
 学んだことを、今後の活動の中で新聞にしていきます。それぞれのお店にどのようなお仕事があり、どのような苦労や工夫があるのかをグループごとにまとめて、みんなで共有する予定です。さあ、どんな新聞に仕上がるのでしょうか。完成を楽しみにしていたいと思います。

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昔の道具体験(3年生 社会)

 社会科の単元「市のうつりかわり」の学習の一環で、昔の道具を実際に体験しました。
 寒空の下、「冷たーい!!」と声を上げながら挑戦しているのは、洗濯板を使った洗濯です。各自の雑巾に洗濯石鹸をつけてごしごしと板にこすりつけるのですが、なかなかイメージ通りには力が入りません。「どうやればいいんだろう?」「うまく泡立たないなあ・・」そんな声が漏れ始めます。「毎日こんなことをやるのは大変だ」とつぶやききながら、何度も挑戦する子もいました。
 ひと通り洗い終えてから、水ですすいでみました。「きれいになったよ!」予想以上に汚れが落ちていたようで、子どもたちは雑巾を広げて嬉しそうに見せにきました。この活動の後、
当時の洗濯の様子について書かれた資料を読みました。子どもたちは実際に体験したこともあり、洗濯板を使う上での苦労だけでなく、昔の人の工夫や知恵についても関心を持って学んでいたようです。

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本を借りると、嬉しいプレゼント!(図書室)

2021年2月24日 (水)

 「本を借りるとしおりがもらえます!」図書委員会のポスターを見て、子どもたちが集まってきました。プレゼントのしおりは全部で10種類。おさるのジョージ、ねずみくんなど絵本の主人公や、名探偵コナン、ドラえもんなど学習漫画に登場するキャラクター、その他オリジナルのイラストが描かれたしおりが並びます。
 ある子は「全種類集めたいから、本をたくさん借りるんだ!」と意気込んでいます。一枚ずつ手作りのしおりを見て、「こんなにたくさん手で切るのは大変だな」とつぶやいている子もいました。
 これからも本に親しんでほしい、との思いで企画した今回のキャンペーン。図書委員会の6年生は、ラミネートされたしおりの四隅が円くなるようにカットするなど、時間をかけて丁寧に作りました。しおりを手にした子どもたちの嬉しそうな表情と感激の声を、明日の委員会活動の場でさっそく伝えたいと思います。

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2021年2月23日 (火)
 桐光学園小学校で保護者に毎年配付している冊子(学校として大切にしていることや、様々なお知らせ。年間行事予定などを掲載)の名称を「いもこじっこ」としたのは、今から17年ほど前のことだと思います。その意味は、「いもこじ」からきているもので、そもそも「芋をこじる」というのは、桶の中に里芋と水を入れ、棒や板でかき回すことを表します。こうすると、芋と芋とがぶつかり合い、こすれ合って、うまい具合に汚れが落ちてゆきます。土がついた里芋を買ってきて、水の中でかきまわしながらよごれを落とすこともあるのではないでしょうか。このようにお互いがぶつかり合いながら磨き合うことを教育の理想とする考えは昔からあり、素晴らしいことだと思います。ところが、先日、ある方と「いもこじ」の話をしていて、「飛び出る芋があれば、拾って入れてやる」とも辞書に書いてありますが、それも素敵なことですね!と言われて、ドキッとしました。自分は、「ぶつかり合って、磨き合う」ことはいつも考えていましたが、「飛び出る芋があれば、拾って入れてやる」ということを疎かにしていなかっただろうかと・・・。疎かにしていなかったと思いたい自分ともしかしたらと思う自分。「飛び出る芋」があれば、そこに「やさしさと願い」を加えて戻してあげなければと気持ちを新にしました。

弁護士に学ぼう(6年生 社会)

2021年2月19日 (金)

 「皆さんは、弁護士にどんなイメージを持っていますか?」朝の会で子どもたちに問いかけてみました。「裁判で『異議あり』!と議論している人」「たくさん勉強しないといけない」・・いろいろな意見が出てきました。社会の授業でも耳にした弁護士という職業。暮らしに欠かせない存在であることを理解しつつも、実際にその働く姿を見る機会は少ないという子がほとんどかもしれません。
 今日の1・2時間目は弁護士をお招きしての出前授業です。朝の会の後、さっそく子どもたちがひかりホールへと向かいました。弁護士を
志すきっかけや、普段どんな業務に携わっているのかなど、小学生にも分かりやすくたいへん興味深い話を伺うことができました。憲法についても話題に挙がりました。ニュースで見聞きする昨今の話題も、憲法の条文と照らし合わせてみるとまた違った観点で見えてくるものです。社会の授業などで得た知識の一つひとつが身近に感じられるとともに、一段と深い理解へとつながったように思います。
 授業後、子どもたちのワークシートにはたくさんのメモが残されていました。SNS上の誹謗・中傷など現代社会特有の諸問題や、裁判での実際の様子、憲法と私たちの暮らしについてなど、高い関心を持って学んでいたことが伝わってきます。6年生にとって、社会への見聞を広げる充実した学習になりました。

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羽根つき大会(3年生 図工)

2021年2月18日 (木)

 冬休み明けに羽子板の制作が始まりました。今年の干支である牛や、パンダや鳥などの動物、宇宙やサッカーボールなど、子どもたちは羽子板の両面に思い思いに表現していきました。ふちの部分にも鮮やかに色付けし、ニスを塗って丁寧に仕上げました。
 羽子板制作の最後にはクラスで羽根つき大会をしました。羽根つきをするのは初めてと話す子も多く、「早くやってみたい」という気持ちでいっぱいの様子。グラウンドでは、カーンコーンと空に響かせながら練習を楽しんでいました。そして、いよいよ勝ち抜き戦です。真剣勝負の末、最も長く打ち続けることのできた子たちに、図工の先生お手製の金メダルが贈呈されました。おめでとう!
 3年生はこれまでに、スクリューのついた「木の船」や「くぎ打ちゲーム」など完成後に遊べる作品をたくさん制作してきました。学校から持ち帰ってお家の方と一緒に遊んだことを、子どもたちは嬉しそうに教えてくれます。今回作った羽子板も、家族で楽しんでもらえたらと思っています。

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手作りクッション(6年生 家庭科)

2021年2月15日 (月)

 クッションの製作が終わりを迎えようとしています。デザイン、布の裁断、ミシンを使って縫い合わせる作業など、9月から時間をかけて取り組んできました。今日の授業では、完成した子も増えてきました。「できた!」と思わず声を上げて、やっと掘り当てた宝物のように自分の作品を見つめる子どもの姿が印象的です。
 好きな動物、オリジナルのキャラクターなど、それぞれのクッションには子どもたちの個性がよく表れています。細かな縫い目になるように丁寧に飾りつけをしている子、アマビエのウロコを一枚ずつ色鮮やかに装飾している子。まだ完成させていない子も、自分なりのこだわりを持って根気強く完成を目指しています。
 すべてが完成したら、家庭科室に学年全員分の作品を並べて鑑賞し合います。楽しい作品鑑賞会になることでしょう。

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2021年2月14日 (日)
 「おたんじょうび おめでとう」という題名の絵本は数多く出版されていると思いますが、先日4年生の書写(硬筆)の教材としてその本の文章を使わせてもらいました。
「4才になったサムは、一人で部屋の明りをつけようとしますが、スイッチにまだ手が届きません。洋服を一人でとろうとしても洋服ダンスも高くて手がとどきません。そんなサム君におじいちゃんからいすがとどきました。」というような文章でした。子どもたちがこの文章を書く前に、私が読んだあとで子どもたちがどう思ったかを尋ねてみました。
・文章の中の「明り」は「明かり」と習いましたがどちらでもよいのですか?(確かに「か」が入った方がよさそうです。)
・サムに君がついているところとついていないところがあります。
というようなするどい指摘もありましたが、ほとんどの子は椅子をプレゼントしてくれたおじいちゃんの気持ちを理解してくれていました。
この一冊の絵本からも私たちは学ぶことができます。子どもたち一人ひとりに今何をしてあげることがよいのか、または、何をしてはいけないのかを。
私は、子どもたちへの誕生日カードに、自分でできることが少しずつ増えていくことがすばらしいことなんだと書くことがあります。
自分に何ができるのかをいつも考えていきたいものです。
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