先週はとても感動的な出来事がありました。それは、白血病からの復帰を目指していた競泳女子の池江璃花子さんが、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都特別大会に出場したことでした。テレビ画面に池江選手の姿が見えたときに「おかえりなさい」と声をかけたいと思った人は多かったのではないでしょうか。
池江選手は「第二の水泳人生の始まりかなと思う」と言っていたようですが、ここまでに至る間にどれほどのトレーニングを積み重ねてきたのでしょう。退院直後は雲梯にぶらさがっても懸垂は1回もできなかったそうでが、その後、半年で懸垂が15回できるようになったとのことでした。そして、レースの間には、「何も考えず、楽しんで泳ぐこと」をテーマとしていたが、ラスト15mで「負けたくない」という気持ちを強く持てたそうです。弱音を吐かずに地道に鍛錬を重ねてきた池江さんはこれからもより高い目標に向かって頑張っていくことでしょう。そういう姿から私たちが学ぶことも多いはずです。
今週は1〜5年生は個人面談でした。直接担任、副担任とお話をしていただける機会がこれまでなかったので、コロナ禍の中でも子どもが成長したことの確認や普段ご心配されていることなどを話題にしていただけたのではないでしょうか。
8月中旬からの学校再開は、他の私立小学校や近隣の公立小学校でも多く見られましたが、とにかく今年の夏の暑さは子どもたちにとってとても厳しいものでした。これから不安定な天候の日も多くなりそうですので、登下校を含めた子どもたちの安全については一層注意していきます。
さて、私はこの面談期間中に、午後の時間を使って6年生の算数の講習で予定していた単元の授業を担当しました。書写の授業とは違った一人ひとりの取り組みを間近で見ることができました。自分にとって少し難しい内容でも、これまでに学習したことをいろいろ駆使して問題解決をしようとする姿が見られたのは嬉しかったです。土曜講習が今年度できていないことについても、今後どのようにしていくかを検討し、可能なところから少しずつ授業の中でも進めていけたらと思っています。
熱中症予防に関する指針として、「暑さ指数」というものが示され、学校でも気温の高低だけでなく、この指数を参考にして子どもたちに声かけをするようにしています。これによると、指数によって次の5段階にランク分けされています。「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」となっており、気温が35度以上になると「危険」にあたることがほとんどのようです。
今日は夏休み明けの初日でしたが、午前中にはこの5段階の「危険」にあたる指数となってしまいました。幸いなことに、登下校時は少し雲が出てくれましたが、油断せずに気を付けていかなければなりませんし、登下校時に3か所で子どもたちの様子を見守る教員も、歩く子どもたちの表情をよく見て体調が悪そうな子がいないかどうかをきちんと見ることが大切であると確認しました。
広報担当による「桐光ニュース」の記事にもありましたが、今日は映像配信による朝会がありました。新型コロナウイルス感染と熱中症の予防が特に大切であることを伝えつつ、「学校だから・・・・・・ができる」という、学校に対しての一人ひとりの子どもの思いを自分で確認してほしいという私の願いを伝えました。困難なときほど、自分がこうしたい、という目標を持ってほしいと思うからです。
明日は、1度でも2度でも今日より気温が低くなりますように!