稲作の学習(5年生 総合)
2020年8月25日 (火)
5年生の総合の授業では、学校の水田で稲作りを行っています。 今年度は夏休み明けが8月中旬に早まったことで、例年は観察することのできない稲の花を見ることができました。稲の穂についている花を見つけた子どもたちは「これが花なんだ!」「こんなに小さい花がたくさん咲くんだね」と、新しい発見に目を輝かせながら観察をしていました。
夏休み前は日照不足で少し元気のない稲でしたが、梅雨が明けてからは稲の背丈もぐんぐん高くなってきました。子どもたちは自分が苗を植えた場所を覚えていて、「ぼくの稲はここまできた」「わたしの稲は穂がたくさんついている」と、稲の生長をまるでわが子を見守るように喜んでいます。
普段当たり前のように口にしているお米の一粒一粒が、大切な命の一部であること。そして私たちの食卓に届くまでには、人の手だけでなく自然の力も必要であるということ。日本の伝統的な稲作の体験を通して、そんなことを学ぶことができたらいいなと考えています。