桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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桐光小ニュース

ぬいぐるみは海を越えて

2023年1月17日 (火)

 小学校の廊下に、アメリカ、オーストラリア、スロベニアの小学校から昨年末に届いたクリスマスカードや写真が飾られています。英語クラブの活動や、6年生の英語の授業を通した交流でいただいたものです。

 英語クラブでは、オーストラリアと日本で送り合ったぬいぐるみが、お互いの国で「留学」をしました。オーストラリアからやってきたのは、くまのシャザさん。桐光小の授業に参加したり、子どもたちのお家で様々なことを体験したりしました。こちらからは、留学生としてキティが旅立ちました。現地でもキティは人気者です。小学生が嬉しそうに自転車に乗せている様子、家で遊んでいる様子を写した写真が送られてきました。子どもたちは時折、廊下で足を止めてお手紙や写真を眺めています。

 日本発のハローキティを外国の子どもたちが知っているように、文化を通して人と人は繋がっていきます。親しい国同士はもちろん、残念ながらそうではない国同士も。昨年のサッカーW杯で、イラン人とアメリカ人のサポーター同士で肩を組み記念写真を撮る様子が、テレビに映りました。もしかしたらごく一部の光景だったのかもしれませんが、スポーツを通して心が通い合えたのだとしたら嬉しいことです。

 英語を学ぶことが、人と人との心の繋がりを力強くサポートしてくれることと思います。楽しみながら、時には世界の出来事に目を向けながら、これからも学んでいってほしいです。

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作品展

2023年1月14日 (土)

 今日は作品展でした。校舎内には子どもたちの作品が並び、鑑賞を楽しむ多くの親子連れの姿がありました。

 作品は日々の授業の中で子どもたちが真剣に学び、心を込めて作ったものです。
画用紙いっぱいに描いた色鮮やかな絵画、朝顔のつるを材料にして作ったリース、外の光が優しく射し込むステンドグラス。工作絵画クラブ、家庭科クラブの子どもたちによる作品もありました。「このマスコットかわいいね」「6年生になったら、あんなに上手な字が書けるようになるのかな」「釘打ちゲーム、ぼくも作ってみたい」作品を鑑賞する子どもたちから、そんな声が聞こえてきました。

 また今年は、3年ぶりにご家族で観ていただける形での開催となりました。
「わたしのはこれだよ!」と、いっぱいに手を伸ばしてお家の方に作品を教えている子や、おじいさんやおばあさんの手を引っ張って、校舎内を案内するように見て回る子の姿も見られました。「色が綺麗に出せているね」「この自画像、あなたそっくり!」お家の方の言葉は、子どもたちにとって大きな励みになったことでしょう。

 また、こんな出来事もありました。理科室で、低学年の子が星座の展示(4年生 理科)を鑑賞していました。お気に入りの星座を見つけたようで、ずっと見つめています。たまたま近くにいた制作者の子に来てもらい、「このお兄さんが作ったんだよ」と紹介しました。すると「素敵でした!」と、嬉しい感想を言ってくれたのです。「ありがとう!」下級生の突然の言葉にちょっと驚きながらも、顔がほころぶお兄さんなのでした。言葉で感想を伝えるって、素敵なことですね。

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リーフレットの鑑賞会(4年生 国語)

2023年1月13日 (金)

 国語の授業で学習した「伝統工芸品のリーフレット作り」が終わりました。文章を書く学習としても、日本の伝統を知る場としても、学ぶことの多い活動となりました。完成までの子どもたちの取り組み、また年明けに教室でリーフレットを紹介し合った時の様子をお伝えします。

 調べたことを実際に文章に書き出してみると、少し難しく感じた子もいたようでです。資料を持って相談に来た子たちがいたので、一緒に資料を読んでみました。「大館曲げわっぱ(秋田)は、煮沸してから手作業で曲げていくんだね。では、その工程をくわしく紹介してみては?」「八重山ミンサー(沖縄)の柄には、こんな意味が込められているんだ。使う人が幸せになりそうだね!」 アドバイスというよりも、教員も驚きと発見の連続でした。でも、そんなやり取りの中から子どもたちはヒントを得てくれたようで、「分かった、書いてみる!」と鉛筆を動かし始めるのでした。

 年明けの授業では、リーフレットの鑑賞会をしました。時間をかけてじっくりと取り組んできただけに、自分の作品に手ごたえを感じていた子も多くいたようです。もちろん、友だちのリーフレットもたいへん興味深く読んでいました。鎌倉彫や箱根寄木細工(神奈川)の挿絵を見て「写真なのかと思った!  書くのに時間かかっただろうなぁ」と目を丸くしている子、「先生、僕のも必ず読んでね!」と手招きして呼んでいる子。活気のある鑑賞会でした。授業後の子どもたちのノートには、友だちのリーフレットを読んで初めて分かったことや書き方のよいところなどについて、多くの感想が書かれていました。

 素材のよさや温かみが感じられたり、長く使い込むほどに色合いの変化を楽しむことができたりと、手作りの伝統工芸品ならではの魅力はたくさんあります。この学習が、日本の伝統文化に関心を持つきっかけの一つになったなら嬉しく思います

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2023年、元気にスタート。

2023年1月 6日 (金)

 朝の寒さも吹き飛ぶような元気な声が、小学校に戻ってきました。今日は今年最初の登校日。子どもたちが元気に登校してきました。休み時間には、澄み渡る青空の下でドッジボールやサッカー、鬼ごっこをして遊ぶ子どもたちの姿がありました。

 教室では、子どもたちが冬休みの出来事をたくさん話してくれました。おじいさん・おばあさんに会いに行った子、家族で遠くへ出かけた子、初詣をした子。それぞれに、充実した年末年始を過ごすことができたようです。

 ところで、お正月の「正」は「一」と「止(「足」の元の字)
」からなり、目標に向かってまっすぐ進むという意味があるそうです。期待や希望に満ちた年明けの気分に、ピッタリ重なります! 子どもたちも、「やってみたいこと」や「なりたい自分」をイメージしながら今日を迎えたことでしょう。ここからの三か月間は、学年のまとめの時期でもありますので、一人ひとりが自分の成長を実感しながら毎日を過ごしてほしいです

 今日は「寒の入り」。2月4日の立春までの約一か月、寒さの厳しい「寒」の時期が続きます。寒さに負けずがんばる
子どもたちを、私たちも応援していきたいと思います。実り多い一年になりますように。

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新年のご挨拶

2023年1月 1日 (日)

 眩しい朝日が顔を出し、穏やかな新年の朝を迎えました。

 冬休み中、家族で楽しい時間を過ごしたり、普段は会えない人に会ったりして、子どもたちは充実した日々を過ごしている頃ではないでしょうか。

 「こんなことをしてみたい」「あんなこと、できたらいいな」子どもたちは皆、そんな気持ちで毎日学校にやってきます。毎日、お日様が明るい朝を運んできてくれるように、学校が子どもたちにとって陽だまりのように居心地がよく、楽しく学び合える場でありたいです。

 今年も一人ひとりの主人公にそっと寄り添い、共に成長を喜びながら教育活動を進めてまいりたいと思います。

2023年 元旦 桐光学園小学校

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一年の終わりに

2022年12月27日 (火)

 昨日、小学校で教員の校内研修会がありました。学校安全や日々の教育活動に関する研修では、教員同士で活発な話し合いをすることができました。よりよい学校生活や学校行事に向けて、日々の実践報告をするとともに、課題点や今後に向けた方向性についても情報共有をしました。
 また、これからのデジタル社会に向けた “デジタル・シティズンシップ教育” に関する研修も行いました。外部講師をお招きし、私たち教員が「学び手」になって新しい知識や視点を得ることが出来ました。
 教育はどの時代も、「不易」と「流行」を見極めながら進めていくものです。開校当初からずっと大切にしていることと、いまの時代に求められる新しいこと。その両輪で、子どもたちに寄り添い、日々の成長に携わっていけたらと思います。
 
 研修の後、「作品展」に向けた展示作業を行いました。体育館は、子どもたちの個性あふれる美術館に様変わりです。ずらりと並ぶ版画や絵画、工作や毛筆作品を見ながら、私たちは真剣に制作していた子どもたちの姿を思い浮かべるのでした。来月14日に予定されている作品展では、親子で作品をじっくりと鑑賞してほしいと思います。

 さて、もうすぐトラからうさぎへとバトンタッチです。来年の主役は、たれぞうくんですね⌒(。・.・。)⌒  また、桐光小ニュースにも時々登場してもらおうと思います。今年も一年間、お読みいただきありがとうございました。

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今日から冬休み

2022年12月24日 (土)

 朝の教室での一場面。「ひぃ!」っと、思わず飛び上がりそうになりました。「びっくりした?」と無邪気に笑う子どもたち。教員の首に冷たい手をつけて驚かせたのでした。「今のはあなたの手?  冷たいねー!!  こんなに寒い中、がんばって登校したんだね。」「ぼくの手はもっと冷たいよ!」「ほんとだ!」そんな会話を交わす12月の朝の教室です。

 朝の時間は寒いためか教室で過ごす子も多い中、元気にグラウンドへ遊びに行く子もいます。最近、4年生ではドッジボールのルールをみんなで点検しました。楽しさのあまり夢中になって、ラインを大きくはみ出してしまう子たちがいたのです。マナーや安全面の観点からみんなで意識するようになると、“増えたこと” が2つありました。遊び終えた時の子どもたちの笑顔と、一緒にドッジボールをするメンバーです。「男子が線を守って投げてくれるから楽しい。明日もやろう!」そう日記に書いていたのは、最近ドッジボールを始めた女の子。こうやって知恵を出し合って生活すると、より安全で、楽しい時間を作っていけるのですね。

 さて、12月の授業も昨日で終わりました。朝会では校長先生のお話を聞きながら、子どもたちは今年一年間を振り返っていました。勉強や習い事など、向上心を持って取り組み成果を出したことも、学校行事を通して作った共通の思い出もあることでしょう。今日から二週間ほどの冬休みに入ります。家族と過ごしたり、好きなことに取り組んだりして、それぞれによい年末年始を過ごしてほしいと思います。

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もういくつ寝ると・・

2022年12月20日 (火)

 放課後の職員室。ふと窓の外を見ると、いつの間にか真っ暗に・・冬至が近づいてきたこの時期、日が沈むのがとても早く感じられます。写真は、桐光小ニュースで何度かご紹介した小学校西側の空です。昨日、たまたま3階で作業をしていた教員同士で「夕日、綺麗ですねぇ」と思わず声を上げました。この美しい瞬間を! と、カメラを取りに行きシャッターを切ったのでした。撮影したのは17:20頃、日の入りの約50分後です。夕暮れというよりも、夜の空になっていました。

 さて今週は、各学年の学級懇談会・懇親会が行われています。懇談会では担任から学級の様子、日頃の子どもたちのがんばりなどについてご報告するとともに、懇親会では保護者同士での交流の場を持っていただきます。子どもは、成長の過程で様々なことを経験します。ほほえましいエピソードがあれば、時にはいざこざもあることでしょう。“子どもは必ず成長する”  “今、上手くできないことも、いつかきっと変わっていく” そんな気持ちで、我が子の成長・友だちの成長を温かく見守っていけたら、お互いが子どもらしく伸びやかに成長していけるはずです。「一年間お疲れ様!」そんな気持ちで、教員も一緒になって楽しく交流の時間が持てたらと思います。

 「もうすぐ冬休みだね」子どもたちの会話の中にも、そんな言葉が聞こえてきます。クリスマスや冬休みの予定など、楽しみがたくさんあるのでしょう。寒波もやってくるようですので、残り3日間も健康に気をつけて元気に登校してほしいと思います。

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もちつき会

2022年12月17日 (土)

 今週はもちつき会がありました。今年も、臼と杵を使ったもちつきは見送ることになりましたが、子どもたちはお雑煮を楽しみに、もちつき会の日を迎えました。

 もちつき会委員の保護者の方々が、朝からお雑煮作りをしてくださいました。教室の子どもたちは、お昼が待ち遠しく、どこかそわそわした様子。朝の教室では、「ぼくのお母さん、今日は学校に来ているんだよ」と、嬉しそうに教えてくれる子、「もう、おもちが食べたいよー!」と話している子がいました。お昼を楽しみにしながら、子どもたちは午前の授業に取り組んでいました。

 4時間目が終わる頃、クラスごとの大きなお鍋が運ばれてきました。もちろん美味しそうなにおいは、教室で勉強する子どもたちにも届いています。(いいにおいだね)(お腹空いてきた~)とつぶやいたり、時計をちらっと見上げたり・・。この日ばかりは仕方がありませんね。

 さて、お昼の時間です。お椀にお雑煮をよそってもらい、みんなでいただきました。具材には、3年生が農園で育てた大根が入っています。やわらかいおもちと具だくさんの汁に大満足の子どもたちでした。特に6年生にとっては小学校最後のもちつき会。特別な気持ちで味わっていたことでしょう。

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日本の文化を知る(4年生 国語)

2022年12月16日 (金)


 4年生は、伝統工芸品について調べたことをリーフレットにまとめて、よさや魅力を伝える学習をしています。
 
 日本には、古くから受け継がれる多くの伝統工芸品があります。織物、漆器、木工品など、様々な分野の中から各自が調べてみたいものを選び、百科事典や資料を使って調べていきました。歴史や産地、技法の特徴などをノートにまとめていくと、それぞれに独自の歴史や材料・製法へのこだわりがあり、伝統を受け継ぐ職人の思いが詰まっていることが分かりました。

 松本家具、西陣織、信楽焼、会津塗、箱根寄木細工など、子どもたちが選んだ伝統工芸品は実に30種類ほど。「
以前、体験で作ったことがあるからこれにする!」と輪島塗を選んだ子や、「お家でお湯を沸かして飲むと美味しいですよ。」と話しながら南部鉄器のページを読んでいる子など、中には伝統工芸品を日頃から身近に感じている子もいるようです。

 今日の授業で下書きまで進みました。来週はいよいよリーフレット作りに入っていきます。この学習を通して、昔から現在に伝わる日本の伝統を知るとともに、その価値や奥深さを感じることが出来たらと思います。完成したリーフレットを友だち同士で読み、学び合う時間も楽しみです。

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