桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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リーフレットの鑑賞会(4年生 国語)

2023年1月13日 (金)

 国語の授業で学習した「伝統工芸品のリーフレット作り」が終わりました。文章を書く学習としても、日本の伝統を知る場としても、学ぶことの多い活動となりました。完成までの子どもたちの取り組み、また年明けに教室でリーフレットを紹介し合った時の様子をお伝えします。

 調べたことを実際に文章に書き出してみると、少し難しく感じた子もいたようでです。資料を持って相談に来た子たちがいたので、一緒に資料を読んでみました。「大館曲げわっぱ(秋田)は、煮沸してから手作業で曲げていくんだね。では、その工程をくわしく紹介してみては?」「八重山ミンサー(沖縄)の柄には、こんな意味が込められているんだ。使う人が幸せになりそうだね!」 アドバイスというよりも、教員も驚きと発見の連続でした。でも、そんなやり取りの中から子どもたちはヒントを得てくれたようで、「分かった、書いてみる!」と鉛筆を動かし始めるのでした。

 年明けの授業では、リーフレットの鑑賞会をしました。時間をかけてじっくりと取り組んできただけに、自分の作品に手ごたえを感じていた子も多くいたようです。もちろん、友だちのリーフレットもたいへん興味深く読んでいました。鎌倉彫や箱根寄木細工(神奈川)の挿絵を見て「写真なのかと思った!  書くのに時間かかっただろうなぁ」と目を丸くしている子、「先生、僕のも必ず読んでね!」と手招きして呼んでいる子。活気のある鑑賞会でした。授業後の子どもたちのノートには、友だちのリーフレットを読んで初めて分かったことや書き方のよいところなどについて、多くの感想が書かれていました。

 素材のよさや温かみが感じられたり、長く使い込むほどに色合いの変化を楽しむことができたりと、手作りの伝統工芸品ならではの魅力はたくさんあります。この学習が、日本の伝統文化に関心を持つきっかけの一つになったなら嬉しく思います

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