桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

桐光小だより桐光小だより

校長からのメッセージ

2020.11.2

2020年11月 3日 (火)
 コロナ禍での小学校入学試験はどうなるだろうと、学校関係者だけでなく、受験を考えている保護者の皆さんもご心配されていたことと思います。10月末から始まった神奈川県内の私立小学校の入試はそれぞれの学校でコロナ対策を講じながらほぼ予定通り行われました。
 学校では授業を再開した6月の頃と同じように、児童の手洗い、消毒、そして児童が下校してからの校舎内の消毒作業などを継続しながらも、可能なところから少しずつ活動の範囲を広げています。今日は、1年生の遠足(学校から歩いていける範囲)と3年生の柿農園の見学がありました。また、クラブ活動は本来4年生以上の児童が一緒に活動するようになっていたのですが、それを学年ごとにすることで人数が多くなりすぎないようにして実施しています。私はバドミントンクラブを担当していますが、今日は4年生8人と楽しく活動することができました。
 さて、社会では、go to・・・というような制度も作られ、外出する人たちも増えています。子どもたちも、週末には家族で出かけるという話もよく耳にします。しかし、日本での感染者数はまだまだ減少しているとは思えませんし、海外では夜間外出禁止となっている国もあります。感染対策については油断することなく、これからも十分に気を付けていかなければなりません。

2020.10.9

2020年10月 9日 (金)
 明日、10月10日(土)は第25回の運動会が行われる予定でした。コロナ禍で、多くの行事が中止や規模を縮小しての実施となる中で、子どもたちの気持ちを思うと、がんばって取り組んでやりとげることができたという達成感を味わうことができる機会を作ってあげたいと思います。先日5年生の教室で書写の授業をしていると、校庭から運動会で低学年が行う「リズム体操」の曲が聞こえてきました。(1年生が来年のために少し練習をしていたようでした) そのときの5年生の子どもたちの表情は、「???もしかして運動会の練習中?」 3年間取り組んだリズム体操の曲が聞こえてくると椅子に座っていても、自然に体が動き始める子がいます。
 今週末は台風14号が関東地方に接近するようです。実は、昨年も10月12日の運動会は台風19号で延期、そして2日後に延期した運動会も再度延期となってしまい、しばらく後に時間を短縮しての運動会の実施となりました。最近の台風ではこれまでにはなかったほど大きな被害が発生します。昨年の台風では、人的な被害も多く、さらに家屋の倒壊、洪水、北陸新幹線の車両の浸水、そして鉄道の計画運休などもありました。テレビ等から伝えられるような早めの対策が必要でしょう。この週末の過ごし方にはくれぐれもご注意ください。

外部の方から学ぶ

2020年9月11日 (金)
 桐光ニュースにも紹介されていますが、今日は消防署の方たちが学校で出張授業を行ってくださいました。昨年度の3月から、清掃工場、防災センター、商店街などの見学はすべて中止としていましたが、今回は学校でお話がうかがえるということで、久しぶりに外部の方たちからの学びの機会を得ることができました。学校で学べることはたくさんありますが、実際に消防のお仕事に携わっていらっしゃる方たちからのお話、そして消防車両の見学は子どもたちの心に残るものとなって、社会と自分との結びつきがまた一つ増えたことでしょう。
 川崎市内での、年間の消防車と救急車の出動件数はそれぞれ5500件と75000件と聞き、それが多いのか少ないのかはすぐにはピンとこなかったようですが、救急車は1日に200回以上出動していると聞いたときには子どもたちから驚きの声があがりました。このようにいろいろな社会での出来事を知りながら子どもたちは成長していきます。コロナが終息して、子どもたちの学びの機会がさらに増えていくようにと願っています。
 お忙しい中わざわざ出張授業に来てくださった皆さんに感謝いたします。

オンラインゲームに潜む危険

2020年9月10日 (木)
 横浜市内で小学校4年生の女子児童が誘拐され、2日後に無事保護されるという事件がありました。未成年者誘拐の容疑で逮捕された男性(38歳)は、女児とオンラインゲームで知り合ったと供述しているとのこと。
 オンラインゲームには楽しさと恐さがあることを改めて多くの人々に気づかせてくれたと思います。相手の顔が見えないだけでなく、悪意を持っているかさえも分からない。このような事件が現実に起きていることをしっかりと受け留める必要があります。
 子どもの多くがインターネットを利用している今だからこそ、各家庭ではしっかりとしたルール作りが必要です。今回の事件に巻き込まれた女児は親が使わなくなったスマートフォンでオンラインゲームをしていたそうです。電話の機能がなくても、ネットに接続さえすればゲーム機にも通信機器にもなり得ます。
 こういうところでも、命を守るためにはどうしたらよいかを考えなければならないです。

久しぶりの定期試験

 今週の2日間、今年度初めての定期試験がありました。桐光学園小学校は2期制の学校ですから、前期と後期に、1〜3年生は9月と3月に期末、4〜6年生は6月と12月に中間、9月と3月(6年生は3月の試験はありません)に期末の試験を行います。この試験では点数をつけることにしていますが、試験の内容は普段の授業で学習したことですから、授業、課題にしっかりと取り組んでいることでよい結果を出すことができます。
 そうは言っても子どもたちは(保護者の皆さんも)この定期試験でよい結果を出したい(出させたい)という気持ちが強いようで、試験に向けてそれなりに準備をしてきます。試験の準備をする過程で忘れかけていたことを思い出すことは意味のあることです。
 2〜3か月に一度の定期試験はあくまでも、その間の学習内容がどの程度理解できているかを確認するためのものです。普段の学習は、もっと小さな単元学習の積み重ねです。その一つひとつの単元学習を行いながら、子どもたちの理解度を確認し、必要に応じて個別指導を行うなどが大切であることは言うまでもありません。
 新型コロナウイルス感染予防のために昨年度の3月からの休校で年度末の期末試験、そして今年度6月の中間試験がなかったため、子どもたちにとっては久しぶりの定期試験でした。みんながんばっていました。

2020.9.1 

2020年9月 1日 (火)
 ラジオの放送で、出演されていた医師が「これからは風邪をひかないように気を付けることが大事です」と言っていました。コロナウイルスに感染しないようにするためにもこのことが大事なのだそうです。食事、睡眠に気を付けることで体調を整えることや手洗いやうがいをすることももちろん大事です。
 私たち教職員も、毎朝全員が検温をして自分の体調を確認するようにしています。私が毎朝検温をして一覧表に検温をしたことを記入(ネット上のファイルに)するときには、すでに数名の教員が検温済であることが分かります。もちろん、土曜日も日曜日もそうしています。
 子どもたちにも、家庭で毎朝検温をすることを義務付けており、もちろん検温表には土日の欄もあります。ときどき検温することを忘れたり、検温をしても表を持ってくることを忘れたりする子もいますが、その際は学校で検温してから教室に向かわせるようにしています。自分の子どもの体調管理だけでなく、他の子にコロナウイルスだけでなく風邪であってもうつしてはいけないと意識を高く持ってくださっている保護者が多いとは思いますが、最近は少し緊張感に欠ける子どもたちの様子も見られるような気がします。本来石鹸でしっかりと手洗いをするべきところをアルコール除菌で簡単に済ませてしまう様子も見られます。
 コロナウイルスの感染者はまだ減少傾向にはありません。家庭内感染が増えているということは、その延長にある学校にもウイルスが持ち込まれることがあるとも考えられます。まだこれから長いウイルスとの戦いが続きます。学校でも継続して声かけをしていきますが、ご家庭でも感染予防のために何をすることが大切なのかを子どもたちに伝えていただきますようお願いします。

2020.8.31

2020年8月31日 (月)
 先週はとても感動的な出来事がありました。それは、白血病からの復帰を目指していた競泳女子の池江璃花子さんが、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都特別大会に出場したことでした。テレビ画面に池江選手の姿が見えたときに「おかえりなさい」と声をかけたいと思った人は多かったのではないでしょうか。
 池江選手は「第二の水泳人生の始まりかなと思う」と言っていたようですが、ここまでに至る間にどれほどのトレーニングを積み重ねてきたのでしょう。退院直後は雲梯にぶらさがっても懸垂は1回もできなかったそうでが、その後、半年で懸垂が15回できるようになったとのことでした。そして、レースの間には、「何も考えず、楽しんで泳ぐこと」をテーマとしていたが、ラスト15mで「負けたくない」という気持ちを強く持てたそうです。弱音を吐かずに地道に鍛錬を重ねてきた池江さんはこれからもより高い目標に向かって頑張っていくことでしょう。そういう姿から私たちが学ぶことも多いはずです。

2020.8.28

2020年8月28日 (金)
 今週は1〜5年生は個人面談でした。直接担任、副担任とお話をしていただける機会がこれまでなかったので、コロナ禍の中でも子どもが成長したことの確認や普段ご心配されていることなどを話題にしていただけたのではないでしょうか。
 8月中旬からの学校再開は、他の私立小学校や近隣の公立小学校でも多く見られましたが、とにかく今年の夏の暑さは子どもたちにとってとても厳しいものでした。これから不安定な天候の日も多くなりそうですので、登下校を含めた子どもたちの安全については一層注意していきます。
 さて、私はこの面談期間中に、午後の時間を使って6年生の算数の講習で予定していた単元の授業を担当しました。書写の授業とは違った一人ひとりの取り組みを間近で見ることができました。自分にとって少し難しい内容でも、これまでに学習したことをいろいろ駆使して問題解決をしようとする姿が見られたのは嬉しかったです。土曜講習が今年度できていないことについても、今後どのようにしていくかを検討し、可能なところから少しずつ授業の中でも進めていけたらと思っています。

2020.8.17 夏休みを終えて

2020年8月17日 (月)
 熱中症予防に関する指針として、「暑さ指数」というものが示され、学校でも気温の高低だけでなく、この指数を参考にして子どもたちに声かけをするようにしています。これによると、指数によって次の5段階にランク分けされています。「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」となっており、気温が35度以上になると「危険」にあたることがほとんどのようです。
 今日は夏休み明けの初日でしたが、午前中にはこの5段階の「危険」にあたる指数となってしまいました。幸いなことに、登下校時は少し雲が出てくれましたが、油断せずに気を付けていかなければなりませんし、登下校時に3か所で子どもたちの様子を見守る教員も、歩く子どもたちの表情をよく見て体調が悪そうな子がいないかどうかをきちんと見ることが大切であると確認しました。
 広報担当による「桐光ニュース」の記事にもありましたが、今日は映像配信による朝会がありました。新型コロナウイルス感染と熱中症の予防が特に大切であることを伝えつつ、「学校だから・・・・・・ができる」という、学校に対しての一人ひとりの子どもの思いを自分で確認してほしいという私の願いを伝えました。困難なときほど、自分がこうしたい、という目標を持ってほしいと思うからです。
 明日は、1度でも2度でも今日より気温が低くなりますように!

2020.8.1

2020年8月 1日 (土)
 長かった梅雨がようやく明けました。同時に今度は強烈な暑さの日々となれば心配なのは熱中症です。短い夏休みではありますが、子どもたちが事故にあったり、熱中症にならないようにと願います。そして、新型コロナウイルスに感染しないことも。

 さて、今週の学年だよりに、「113号まで続いた校長室だよりはホームページのメッセージに移行」と書かせていただきました。それがよいことなのかどうか分かりませんが、この両方に同じようなことを書かせていただくことが申し訳ないと考えたのが正直なところです。2006年4月に校長になってからの私の思いをたよりにして発行させていただきました。思いがまとまらずにいるときに保護者に励まされたこともありました。
 ときどきファイリングしたたよりを読み返しています。だいたいいつも同じようなことを書いているなと、自分の稚拙な文章表現力を恥ずかしく思います。

 2007年5月 11号に新聞の社説から借りた文章があります。
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 いじめる側は他人の短所を探し,おとしめて満足する。しかし,学校は,どの子も必ず持っている長所や才能を発見し,磨き,伸ばす所だ。先生はそう教えてほしい。
 親も,子どもの「いいところ」を見つけて,本人に気づかせてほしい。
 ところが,気がかりな数字がいくつもある。読売新聞が中学生に「親から言われてうれしかった言葉は」と尋ねた調査で,「特にない」「忘れた」などの答えが5割もあった。・・・・・
 どの子も必ず持っている長所・・・子どものいいところを見つけて本人に気づかせてほしい!このことに共感した2007年の頃の気持ちは今でも変わりません。今でも自分が最も大切にしなければならないと思うことだからです。
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