気づき、考え、実行する。
2025年8月25日 (月)
せせらぎで5年生のバケツ稲を育てています。今年度は黒川水田での稲作が活動のメインですが、バケツの方も稲らしく成長してきました。もう少しすると穂がぎっしりと実って重くなり、先の方から垂れてくることでしょう。その近くでは、水面に浮かぶ水草、ホテイアオイが花を咲かせました。毎年、この季節にせせらぎを見るのが楽しみになる薄紫色の花です。
夏休み最後の教員研修は、日本赤十字社の職員を講師にお招きして防災について学びました。地震や津波、洪水といった災害時、私たちがどう危険を察知し、行動すべきかを判断する実践研修です。日頃子どもたちをお預かりする立場から様々な場面を想定して考えることで、多くの気づきや学びのある時間となりました。
赤十字社の方からは、8月に行われた「神奈川県青少年赤十字(JRC)リーダーシップ・トレーニング・センター」のご報告もありました。これは赤十字が主催する宿泊型の研修会で、赤十字社のメンバーやスタッフとなる先生方が見守る中、何をすべきかを子ども自身が考えて過ごす3日間です。救急法や防災に関することなどを体験的に学ぶとともに、人権尊重や多様な人々との共生などの意識を高めることがねらいです。
本校からも高学年の児童5名が参加し、他校の子どもたちと協力し合いながら多くのことを吸収してきました。チャイムや号令のない自主的で自律的な生活の中から、「気づき」「考え」「実行する」という大切なことを学んだ子どもたち。小学校の"リーダー"として、災害時のみならず、学級・委員会活動など様々な場面においても大きな力を発揮してくれるはずです。
2泊3日の研修会後、「夏に学んだことをぜひ全校児童に紹介したい、広げたい」と、子どもたちから声が上がりました。ぜひどこかの機会で発表をしてもらい、全校生と学びを共有してほしいなと思っています。