桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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桐光小ニュース

自分たちで創る楽しい時間(6年生 学級活動)

2020年9月17日 (木)

 コロナ禍の中で、今年度は学校行事の多くが見送られています。収穫祭や運動会など、6年生にとっては“小学校最後”と楽しみにしていた行事が実施できませんでした。そこで6年生は「学級活動」の時間をできるだけ確保するようにして、各クラスで子どもたちの自治的な活動の場を設けるようにしています。

 現在、2組では【TOKOオリンピック2020夏】が行われています。3日間に分けて3種目を行うこちらのイベントでは、各自1競技は運営側に回り、残りの2競技では選手として出場することになりました。1日目の「しっぽ取りゲーム」では、運営面で少し反省点が残ったため、振り返りをしてから臨んだ今日の2日目。選手の子たちも運営に協力する気持ちが生まれ、クラスとしての一体感をより感じさせる楽しい時間となりました。曇り空の涼しい日だったにも関わらず、「アルティメット」を楽しんだ子どもたちは汗びっしょりです。どの子も明るい表情で教室に戻って行きました。来週に予定されている3日目「障害物走」も楽しみですね。
 1組では、学級委員を中心に話し合いの続きをしていました。《思い出プロジェクト》と書かれた黒板には、楽しそうなイベントがいくつも書かれています。昨年度、季節ごとに行っていたパーティーやミニ文化祭もエントリー。他にも「タイムカプセル」や「お菓子パーティー」という案がありました。「家庭科室でお菓子を作れたらいいね」「コロナがもう少し落ち着いたら実現できるかな」「でも、お昼の時にみたいにみんな無言でお菓子を食べるの!?」真剣な話し合いは続きます。10月,11月・・と月ごとのイベントを計画しているようです。決まるまでに少々時間はかかりましたが、話し合いの先には毎月の楽しみが待っています。

 制約の多い最近の学校生活において、楽しみを見つけてクラス全員で作り上げていく機会を大切にしていきたいと思います。「ずっとこのクラスの仲間たちと一緒にいたい!」そんな気持ちで卒業の時を迎えられるような、思い出いっぱいの日々を過ごしてほしいです

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一人ひとりの楽しい時間(低学年の中休み)

2020年9月15日 (火)

 9月に入ってからも、暑さのため外遊びの出来ない日がありました。それでも、少しずつ秋らしさを感じる日が多くなってきています。今日の最高気温は約27℃と比較的涼しく、子どもたちは休み時間に外で元気いっぱいに遊んでいました。
 低学年の休み時間に、子どもたちの声が響くAグラウンドへ出てみました。先生とお話しをしている子、ドッジボールをしている子、せせらぎ周辺で遊んでいる子。各自の好きなことをして過ごす休み時間は、どの子にとっても楽しみな時間です。
 ふと、1年生の男の子がかがんでいるのが見えました。声をかけようとした時、パッと顔を上げて嬉しそうにこちらに手を差しのべました。小さなバッタを捕まえたようです。先日、総合の授業で夏の生き物探しをしたのが、よほど楽しかったのでしょうか。少しだけバッタと遊んでから、その子は草のあるところにそっと放していました。もう少しすると秋の虫が出始める頃です。また見つけられるといいですね。

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消防士さんの訪問授業(3年生 社会)

2020年9月11日 (金)

 3年生の社会科では、安全を守る仕事の学習で「消防士さん」について学んでいます。今年度は消防署見学を行うことができないため、川崎市の麻生消防署から消防士さんをお招きし、授業を行っていただきました。
 はじめに、川崎市の消防署に関する詳しいDVDを鑑賞しました。火災発生から出動までの素早い行動の映像に、子どもたちは「速い!」「すごい!」などと感嘆の声をあげていました。
 次は、消防車両の観察です。子どもたちは、消防士さんの説明を熱心に聞き、メモを取っていました。自由見学では、「この装置は何ですか?」「このキャラクターは、どうして犬なんですか。」など、好奇心旺盛な子どもたちの質問は続きます。
 さらに子どもたちが目を円くしていたのが、実際に防火衣を着装する実演です。「1、2、3、4、…」と一緒に数を数えると、短時間で防火衣への着替えが完了しました。子どもたちはそのスピードに驚いてました。
 このような素早い行動はすべて日々の訓練によるものであること、そしてこれらの目的は人命救助であることを、実感を持って認識できたことでしょう。本物の消防士さんによる訪問授業を通して、消防の仕事についてより深く学ぶことができました。

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鳥獣人物戯画(6年生 図工)

2020年9月10日 (木)

 6年生の図工の授業では、先週から鳥獣人物戯画の模写に取り組んでいます。鳥獣人物戯画は、今から850年前ほど前につくられた絵巻物で、擬人化されたうさぎや蛙たちが相撲をとる様子などがユーモラスに描かれています。漫画の始まりとも言われるこの絵巻物、現代の子どもたちにとっても親しみやすい作品のようです。描きたい場面を一人ひとりが選んで模写を行い、間もなく全員の作品が出来上がります。全員分をつなげていくと、本物のような絵巻物になります。鳥獣人物戯画の完成が楽しみです。
 今日の授業では、先生から雪舟や雪村などの水墨画作品が紹介されました。面相筆の使い方に自信がついた子どもたちは、さっそくそれらの作品にも挑戦しました。特に人気が高かったのが、
雪舟の「秋冬散水図」です。木々の枝や山の稜線を繊細に描いていく子どもたち。水墨画の世界にすっかり魅了されていたようです。

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前期期末試験が終わりました

2020年9月 9日 (水)

 9月に入り、朝夕は少しずつ秋の訪れを感じます。とはいえ、日中は毎日30℃近くまで気温が上がる厳しい暑さが続きます。新型コロナウイルスの感染症対策と併せて、熱中症対策にも引き続き気を配りながら、子どもたちの生活を見守っていきます。
 毎日、バス通学の子はバス乗り場で、それ以外の子どもたちは校舎に入ってすぐに、教員に検温カードを見せて健康チェックを行うところから一日がスタートします。「体調はどうですか?」「今日も元気です!」そんなやりとりを交わしてから、今日も子どもたちが元気に教室へと向かいました。
 さて、昨日と今日の二日間は「前期期末試験」でした。朝の時間、低・中学年の教室は比較的いつもと変わらない様子で、子どもたちは読書をしたり担任の先生とお話しをしたりして過ごしていました。一方、5・6年生の教室は少し緊張感のある雰囲気です。友だちと一緒に授業ノートの確認をしたり、問題を出し合ったりする姿が見られました。今日の試験では、日頃の勉強の成果を出すことができたでしょうか。
 子ども一人ひとりのがんばりに気づき意欲を高めていくことが、学力を伸ばしていく上で大切なことです。目に見える試験の結果に一喜一憂するのではなく、「また明日からがんばろう!」と一人ひとりが思えるような振り返りの機会にしたいと思います。

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絵の具を使って表現しよう(4年生 図工)

2020年9月 8日 (火)

 先日の図工の授業で、絵の具を使った様々な技法を学びました。「にじみ絵(ぼかし絵)」「マーブリング」「スパッタリング」「デカルコマニー」「ふきながし」など、先生からいくつかの技法が紹介されました。それぞれの技法の特徴を生かした色合いの美しさに感心する子、「前に習ったことある!」と嬉しそうに声を上げる子がいました。どの子も、これから始まる活動に期待が膨らみます。
 さっそく様々な技法に挑戦です。最初は慎重に取り組んでいた子どもたちですが、慣れてくると次第に表現の幅が広がっていきました。子どもたちの間で
一番人気があったのは「マーブリング」です。これは、いろいろな色の彩液を水面に垂らしてできた模様を、紙に写し取る技法です。イメージ通りの仕上がりに満足そうな表情の子、意外な模様ができて驚いている子・・「どんな模様になるかな?」とワクワクしながら、夢中になって取り組んでいる姿が印象的でした。
 
これらの活動は、次の単元「物語を描こう」の活動につながりっていきます。物語を一つ選び、その挿絵を描いていくのですが、今回身に付けた技法を生かしてその絵に色をつけます。どんな技法を使い、どんな色合いが表現できるでしょうか。自分だけの素敵な作品に仕上がるといいですね。

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学校説明会

2020年9月 5日 (土)

 学校説明会が行われました。5月に説明会が実施できなかったため、8月より校長がご質問にお答えする「オンライン個別相談」を行っております。とはいえ、やはり実際に学校をご覧になり雰囲気を感じていただきたい、というのが私たちの思いです。説明会の実施に向けて様々な形を検討しながら、準備を進めてきました。
 本日の説明会は、密になる状況を避けるために5回に分けて行わせていただきました。少々時間を短縮した形ではありますが、直接お会いしてお話しができたことを嬉しく思っております。校舎内も見学していただき、学校の雰囲気を少しでもお感じいただけたのではないでしょうか。たいへん暑い中、ありがとうございました。
 尚、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、参加人数を制限させていただいております。今回参加できなかった方のために、説明会の模様を動画配信いたします。一人でも多くの方にご覧いただければ幸いです。

 今日の説明会では、保護者の方と一緒に来校した未就学児の姿も見られました。一階の昇降口にいるうさぎのところには、子どもたちが何人か集まっていました。みんなでのぞき込んでいるのに、今日のたれぞうくんは足まで伸ばし、すっかりリラックスモード。「たれぞうくーん!」そう声をかけられて鼻をピクっとさせたと思ったら、また夢の中へ・・。愛らしい寝顔をたくさん見ていただけました。昨日に続いて写真で登場、まったりたれぞうくんです。

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切り絵で花火を作ろう(1年生 総合)

 先日の総合の授業で、切り絵の花火の制作を行いました。小学校で初めて行う切り絵の活動に、子どもたちの期待が膨らみます。先生から作品の紹介があるとその美しさに思わず歓声をあげていました。切り絵は、紙にハサミを入れる前の基本の折り方があります。はじめに先生にその折り方を教えてもらい、子どもたちは丁寧に折っていきました。
 折って作った形に模様を書き、線に沿ってハサミを入れたら切り絵の完成です。線の入れ方によって現れる模様が変わります。花火が開いたときの形を思い描きながら取り組んだ子どもたち。紙を広げた瞬間・・様々な模様が現れました。それぞれの形に目を丸くする子どもたちの姿が印象的でした。
 今度は、切り絵をワークシートに貼り付けてまわりに絵を描き加えました。頭の中で思い描いた花火の場面の出来上がりです。友だちが作った作品を見て自分の花火との表現の違いに驚く子、「きれいだね!」と感心している子もいました。
 今年の夏は、打ち上げ花火を見る機会が少なかったことと思います。制作活動を通して切り絵の魅力に気づくとともに、賑やかな夏の季節を少しでも感じられたなら嬉しいです。

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みんな大好きたれぞうくん

2020年9月 4日 (金)

 中休み、昇降口に6年生が数名集まっていました。「遊びに行かないの?」そう尋ねると、どうやら陽射しが強いため外遊びをためらっていたようです。子どもたちと会話しているうちに、久しぶりにたれぞうくんの様子を見てみようという話になりました。
 「たれぞうくん!」子どもたちが声をかけました。最近は平たい石の上にペターっと体をつけてくつろぐ姿を多く見かけますが、今日は《たれぞうハウス》の中でうとうと居眠りしているようです。教員がたまたまカメラを持っていたので、ある子がそれを借りてたれぞうくんを撮ろうとしました。「ハウスの中、暗くてよく写らないね。フラッシュを使おうか。」そんなことを子ども同士で相談し合っていると、「目が悪いのに、もっと悪くなったらかわいそうだから、それはやめよう。」とある子がつぶやきました。そうです、たれぞうくんは目の病気を患っているのです。今から3年前、この子たちが3年生の時に毎日お世話していた時のことを、ちゃんと覚えているのですね。側で聞いていて懐かしく思うとともに、嬉しい気持ちになりました。
 高齢になり、また連日の暑さで動きが少なく感じられるたれぞうくん。しかし、学校にはかわいがってくれる子どもたちがたくさんいます。これからも元気で、愛らしい姿をたくさん見せてほしいと思います。

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異学年交流~1年生へのお手紙~(5年生)

2020年9月 3日 (木)

 桐光学園小学校には、「兄弟学年」というパートナーシップがあります。1・3・5年生、2・4・6年生の3学年ずつが2年間兄弟(姉妹)となり、異学年交流を図ります。
 ところが今年度は、例年のように異学年の子ども同士が集まって活動することができません。どんな活動ならできるだろうかと、5年生の子どもたちが真剣に話し合いました。そこで実現したのが、動画を使った自己紹介です。カメラの向こう側に自分のパートナーの子がいるつもりで、一人ずつ自己紹介を行いました。直接会うことのできない1年生のかわいらしい様子を思い浮かべながら、心のこもった素敵な自己紹介動画を仕上げることができました。
 動画へのお礼として、1年生から先日お手紙を受け取りました。5年生の子どもたちは大変喜んでいました。さっそく「お返事を書こう!」ということになり、1時間ほどかけて丁寧に書き上げていました。「1年生は漢字は読めないと思うから、ふりがなをふれば読めるかな?」「字の大きさはどのくらいが読みやすいだろう」など、小さいパートナーを思いやりながら鉛筆を走らせる姿に、心が温かくなりました。
 これから1年生のところへ届けに行きます。1年生、きっと喜んでくれることでしょう。

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