リニア27年開業延期? そんな記事が新聞にありました。私個人として特にリニアの開通を心待ちにしているというわけではないのですが、その延期になりそうな原因に対するコメントが気になりました。そこにあったのが、「水の問題について、しっかり対応していく」というものでした。この「しっかり」という言葉が最近とても軽く使われているように思えてならないのです。似た?ような言葉に、「きちんと」や「ちゃんと」があります。「しっかり対応する」「ちゃんとやる」と言っても、どうもその場限りのことになってはいないかと思うことがあるのです。もちろん、自分もそうなっていないかを振り返りつつ。
そんな私が、子どもたちに「しっかり・・・」「きちんと・・・」「ちゃんと・・・」と声をかけていないかどうか。子どもには何が「しっかり・きちんと・ちゃんと」なのかが時には理解できない思っていた方がよいと考えます。私たちは子どもたちが具体的にどのようにしたらよいのかを伝える努力と工夫を常に意識する必要があるでしょう。
コロナ禍の今、子どもたちが登下校を含めた学校生活を安心して送っていけるようにするためにどんな声かけをしたらよいかをこの週末は自分なりに改めて「しっかりと」考えることにします。
7月1日(水)からいよいよ全校児童が登校することになります。
これまでの分散登校でも気を付けてきたことですが、適切なタイミングでの手洗い、三密(密集、密閉、密接)を避ける行動、場面に応じたマスクの着脱などについて、一人ひとりが心がけることができるように継続して声をかけていきます。
私たちも、定期的な消毒作業、部屋の換気を心がけ、教科の学習においても声の出しかたや共用の道具の使い方を工夫し、消毒なども行います。
子どもたちは、これまでの生活で、毎朝の検温も抵抗なくできるようになってきているでしょうし、電車内での過ごし方にも気をつけることができているようです。
心配なことは、これまで半数の児童だった教室に全員が入ることになりますので、そのことを気にする児童も中にはいるのではないかということです。みんなが過ごし方に気を付けることによって、その不安を少なくしていかなければならないと考えます。ご家庭でも、子どもたちのそのような不安な気持ちを軽減できるようなお声かけをお願いいたします。
ゲーム障害窓口強化(消費者庁) という新聞記事が目に留まりました。
3月からの長い休校期間中に気になっていたことの一つが子どもたちのゲームに費やす時間のことでした。
オンラインゲームやテレビゲームのやり過ぎで日常生活が困難になるのが「ゲーム障害」です。「ゲームをやめられない」という依存症が疑われるものも多いとのこと。中には、ゲーム内での課金やスマートホンの利用料金が問題になることもあるようです。
たまたま校長室に来てくれた高学年の子どもたちに、「休校中にゲームに費やす時間が長くなった人はいますか?」と訊ねてみると、そのうちの一人は「増えました」と答えました。オンラインゲームを友だちとしている子どもたちもいるかもしれません。ゲームを楽しむことが悪いとは思いませんが、どの程度まではいいのか、相手がいる場合は迷惑をかけないで楽しむことができているか、そういうことを考えられる子どもたちであってほしいです。
先週は7月からの平常授業再開に向けての話し合いに多くの時間を費やしました。7月からは分散登校は解除し、全児童が登校することにしました。ただ、始業時刻は平常よりも60分遅れの9時20分とします。これは登校時の電車の混み具合を考慮したものです。 学校では登校時に検温カードの確認、石鹸を使った手洗いをしっかりと行うようにしています。また、子どもたちが手を触れることが多い場所の消毒も定期的に行うようにしています。子どもたち一人ひとりの意識を高めていくことで感染の予防につなげていくことが何より大事です。