学校再開に向けての準備を教職員が協力しながら進めているこの週末です。「朝の検温確認」ということ一つでも、検温カードの確認またはその場での検温を、スクールバスを利用する子たちは栗平駅でバス乗車前に実施、徒歩で通学してくる子たちは学校到着後それぞれの教室に行く前に実施します。また、それぞれの場所で発熱が確認された場合の対応も求められます。もちろん、検温確認のために子どもたが並ぶことにも注意が必要です。
他にも、手洗いの徹底、適切な児童間の距離の確保、マスクの着用と遊び・運動、そして熱中症対策など、文科省・県からの通達などを基本に学校としての対応を考えてきました。実際に、子どもたちが学校生活を再開してから、一つひとつの対応で見直しが必要となることがたくさんあると思いますが、子どもたちの安全のために、保護者の皆さんのご意見もお聞きしながら進めていきます。ただ、学校としてできることとできないことがあること、絶対の安心は残念ながら確保できないこともあることはご理解いただき、それを教職員、保護者、子どもたち一人ひとりが気を付けるという原点を忘れないことで乗り越えていきたいと考えます。
さて、休校中続けてきました各学年の教員たちから子どもたちに向けて発信してきました「学年ブログ」を昨日を持って終了いたしました。子どもたちの一日は、家庭・学校があって、そして様々な場で多くの人たちとの関わりがあって成り立っているのが当たり前なのに、その中の学校が抜けてしまいそうでした。このブログが子どもたちと学校をつなぐ一つのツールになってくれていたら嬉しいです。読んでいただけたことに感謝!そして、先生方、お疲れ様でした。
長く続いた休校もようやく今週で終わろうとしています。まだ、分散、時差登校がしばらく続くので、通常の学校生活が送れるようになるまではしばらく時間がかかります。 最近、子どもたちが目の疲れなどを訴えることはありませんか。これまでは電子機器の画面を見るのは専らゲームが中心だったかもしれませんが、動画配信による学習を進めるようになってからは、ゲームだけでなく勉強も画面を通して行うようになってきていることがその原因になっていると思われます。このような生活の姿がまもなく変わりますが、もしかしたら一番それを待っているのは子どもたちかもしれません。ある日、他校の保護者からも、子どもたちが疲れている(もちろん保護者も)ことを具体的な症状をあげながら話してもらうことがありました。他校の事例ではありましたが、とても他人事とは思えないような内容でした。その話を聞きながら、桐光にもきっと同じようなことを思っている方もいらっしゃるだろうと思っていました。課題一つにしても、それに取り組む子どものこと、それを支援する保護者のことを思いながら作っていくことが大切です。
さて、子どもたちが疲れてしまうだけでなく、実は一つの授業動画を撮るために非常に多くの時間をかけて取り組んでいる教員たちの負担もかなり大きなものになってきています。そのような取り組みから解放されて本来の学校での仕事に戻れることは私たち皆の大きな喜びです。
通勤途中に見る光景で、この1週間ほぼ毎日のようにグラウンドでサッカーをしている子どもたちを見かけます。小学校の高学年くらいの男の子たちですが、その人数がだんだんと増えてきているように思われます。早く学校が再開を願っている子どもたちも多いでしょうが、学校にいかないで気の合う仲間たちと遊びや運動をしていることを楽しいと思う子どもたち、または、学校に行くのに抵抗がある子どもたちももしかしたらいるのではないかと思います。あまりにも、休校期間が長すぎたことが大きな原因になっているのでしょう。
休校期間中の子どもたちの様子はどうだったでしょうか。4月のはじめのころに、なんだかとても甘えん坊になってきました。と伝えていただいたことがありました。これは、頭が痛い、お腹が痛い、眠れない、落ち着かない、よくしゃべる・よく泣く、言動が幼くなった、などと同じような症状だと言えるかもしれません。
学校が再開すると、まずは元気な笑顔を見せてくれると思いますが、これまでにため込んでいたストレスが一気に解消されるとは考えていません。子どもたち一人ひとりがどんな思いで学校に来ているかを感じ取るようにしていくことが大切です。
桐光学園小学校 斎藤
昨日、緊急事態宣言が継続中だった北海道と東京、神奈川、埼玉、千葉で宣言が解除されました。これをもって、全ての都道府県で次の感染防止対策に進むものと考えます。
神奈川県知事からのメッセージには引き続き、「マスクの着用や手洗いを徹底する」「3つの密(密閉・密集・密接)を避ける」「感染防止策対策がされていない場所へは行かない」など、コロナウイルスは身近にあるという意識を持って、行動してほしいとありました。
現在、6月1日の学校再開に向けて、準備を進めておりますが、何よりも大切なことは、子どもたち一人ひとりが、自分の命を守ることが人の命を守ることにつながることを理解し、そのために、何をしなければならないかをよく考えて行動することだろうと思います。 また、久しぶりに公共交通機関を利用すると、電車内ではほとんどの人がマスクをしていて、話す人もなく、適度な距離を保っていることに気づく子もいるでしょう。その中で、友だちと話したり、ふざけたりすることが周りからどのように思われるかも分かる子どもたちでなければならないでしょう。このように、家庭から一歩外に出ると、これまで以上に今の社会の常識・規範を理解した上での行動が求められます。これを子どもたちに理解させるためには、登校前の簡単な声かけだけでは難しいでしょう。これから学校再開までの数日間で時間をかけて子どもたちに分かるようにお話していただきたいです。
登校した際(バス利用者は乗車前)に、検温表を確認します。家で検温をしてこなかったときは、その場で検温することになりますが、発熱が確認された場合は保健室や臨時の休養室で保護者の迎えを待つことになります。登校前の健康チェックはとても大切ですので、今も毎日検温をしていると思いますが、これからも継続していきましょう。そして、登校前に発熱や体調不良が確認された場合は、無理をさせずに自宅で休養させるようにしましょう。
4月から始まる児童募集活動(学校説明会、公開授業、オープンスクールなど)を今年は行うことができないため、6月からオンライン個別相談を行うことにしました。10分間という短い時間ですが、申し込みの段階でお伝えいただいた質問に答える形式にします。申込みは小学校ホームページの「入試に関する情報」のところでお願いします。
今日は、京都府、大阪府、兵庫県で緊急事態宣言が解除されました。北海道、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県でも今月中解除を目標としているとのことですが、今後の新たな感染者数がどうなるかが注目されるところです。
学校では今回お送りした課題(6月8日までの分)の解説動画を撮影する先生方が忙しく活動しています。子どもたちも動画配信などを伴う課題への取り組みにもすっかり慣れてきたのではないかと思いますが、学校が再開した後は、学校での活動と家庭での学習を交互に行うことになります。保護者の皆様にはまだしばらくご負担をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
さて、teamsを使った朝の会の様子をときどき見せてもらっています。学校で全員がそろって行う朝の会と同じようにはいかないかもしれませんが、子どもたち一人ひとりが発言できるのはよかったのではないかと思っています。画面を通して、先生だけでなく同じグループの友だちが自分を見てくれているというのも普段の教室でのみんなが同じ方向を向いている会とは少し異なるところかもしれません。
子ども同士がお互いを知り、信頼関係を作り上げるためには何が必要かを考える機会を得たように感じます。