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神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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2020年12月

地層の勉強(6年生 理科)

2020年12月15日 (火)

 「大地のつくりと変化」の単元で、地層について学習しています。前回の授業では、地層がどこでどのようにしてできるのかを考えていきました。
 考える手がかりは、次の二つです。
 ①地層の中から貝の化石が見つかることがある。
 ②地層の中の「れき」の形が川原の石のように丸みをおびている。
 子どもたちが、これらをもとに推測しました。「貝の化石が見つかるということは、海の中で地層ができたのかな?」「地層のれきは、川から流れてきたもの?!」このように意見を交わす中で、「地層は、川を流れてきた小石などが、海底などに積もったものなのだろうか?」という考えにたどりつきました。
 今日の授業では、実験装置を使って「水に流された小石や砂がどのように水底に積もるのか」を実際に見て確かめました。子どもたちは予想をした上で、先生が小石、砂、どろを水で流すのをじっと見守ります。結果は、最も重い小石が早く沈み、その上に砂、一番上にどろが積もりました。水中では粒の重さによって沈む速さや流れる距離が変わることなど、実験の結果から多くのことを学びました。
 地層の勉強はもうしばらく続きます。次回の授業で登場する「化石」の学習も、子どもたちの興味・関心を引き出しながら楽しく進めていきたいと思います。

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面積の学習(4年生 算数)

2020年12月14日 (月)

 4年生は、算数の授業で「面積」の学習をしています。
 はじめは、正方形と長方形の広さ比べです。子どもたちは、定規を使って辺や対角線の長さを測ったり、二つの図形を切り取ったりして広さを比べていきました。すると「まわりの長さが同じだから広さも同じ」という意見が出てきました。それに対して「二つの図形を切り取って重ねたら、正方形の方が広い」と証明する子が現れます。この意見には全員が納得しました。「広さが同じ」と主張していた子も、「まわりの長さと広さは関係ないんだ。」と、友だちの新しい発見に目を輝かせていました。
 子どもたちの意見はさらに続きます。2つの図形に1辺が1㎝の正方形を敷き詰めた図をかいて、広さ比べをした子もいました。この方法を使うと「正方形の方が、1辺が1㎝の正方形1つ分だけ広い。」と、二つの図形の広さの違いをより詳しく言い表すことができました。
 意見交換を通して「広さ」についてイメージを深めた子どもたちは、ここで「面積」という概念を知ります。「㎠」という単位を用いて、面積が1㎠や4㎠になる形を考えていきました。子どもたちが考えたいろいろな形を面積をモニターに映して検証しながら、1㎠や4㎠に対する理解を深めていきました。
 上記の学習内容は、低学年の頃の学習した「広さ比べ」や「長さ」、そして「分数」など、いろいろな分野から成り立っています。低学年の頃に学んだことを生かして、知らず知らずのうちに新しい発見につながっていきます。たとえ、これまでに苦手な単元があったとしても、今、学ぶことで自然とその復習もできているのです。

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英語を楽しく学ぼう(6年生 英語)

2020年12月 9日 (水)

 6年生の英語の授業で、動詞の過去形、未来形を学習しました。
 はじめは過去形です。play,watchなどの後ろには「ed」を、make,danceなど語尾が「e」の場合は「d」を付けるきまりがあります。子どもたちは動詞の語尾に注目して過去形に書きかえていきました。次に挑戦したのは未来形です。willの後に動詞の原形を置くだけなので、比較的分かりやすかったようです。
 ワークシートに過去形、現在形、未来形が並んだところで「madeやwill getという単語、どこかで耳にしませんでしたか?」と先生がたずねました。“The Gold made the old man happy.” “The flying fish will get to the forest.”  質問に続けて先生が二つの英文を発音すると、何人かがハッと気づき「B.B.カードの文かな?」と呟きました。
 B.Bカードは低学年から活用している英語教材で、絵カードと字カードがセットになっています。4年生までは絵カードを用いて、先生の発音を聞いて内容に合う絵カード当てをしながら英語に親しみます。5年生から字カードを使い始め、主語は赤、動詞は青・・とペンで色分けをしながら、徐々に品詞を意識させていきます。先生の発音を耳で聞き、実際に口に出して英文を丸ごと覚えていくこと。これが本校の英語学習の特色です。
 さて、この日の授業で過去形や未来形を学んだ子どもたちですが、それらの動詞が、B.B.カードの英文の中で、低学年の頃からくり返し聞き、口にしてきた単語であることに気づいたのでした。今後、B.B.カードで学習する際には、きっと今までよりも内容理解が深まることでしょう。6年生は、もうすぐ中学生になります。中学校の授業に無理なく移行していけるように、楽しく学びながら力をつけさせたいと思います。

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馬のおもちゃの作り方(2年生 国語)

2020年12月 8日 (火)

 先日、国語の説明文「馬のおもちゃの作り方」を読みながら、実際に馬のおもちゃを作る活動をしました。
 まず教科書の文章を読み、作る手順を確認していきました。「それから」「さいごに」など、話の順序を示す言葉に気をつけながら、おもちゃをどうやって作るのかを読み取りました。
 さっそく、各自が準備した空き箱を使っておもちゃ作りに取りかかりました。馬の足の長さが揃うように定規で長さを測ってから箱を切ったり、顔の大きさや長さを確認したりと、子どもたちは説明文に書かれている手順に沿って、丁寧に作業を進めていきます。おもちゃを作る活動の中で、子どもたちは説明する文章を書く上での分かりやすい表現、自分が使ってみたいと思う説明の工夫を見つけることができました。
 「馬のおもちゃの作り方」から見つけた説明の工夫を生かし、次回の授業ではおもちゃの作り方の説明文を書く活動に入っていきます。

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クラブ活動の様子(6年生 理科クラブ)

2020年12月 7日 (月)

 6時間目のクラブ活動の時間。せせらぎの近くに集まって、何かを真剣に見ている子どもたちがいました。理科クラブの子たちが、水中生物の様子を観察にきたようです。
 ある子はプランクトンを見つけようと、顕微鏡を真剣にのぞき込んでいます。そして「ミジンコを発見!」と嬉しそうに報告してくれました。またある子は、水辺のじめじめしたところで小さな生き物を見つけました。大きくて平たい前足を持つその昆虫の正体は、「おけら」のようです。大事そうに手の平にのせて観察していました。
 せせらぎには、水草の陰などに隠れるように生活している生き物がいます。ミナミヌマエビとホトケドジョウです。水の中を少し覗いただけでは姿を見せませんが、網ですくってみると意外に多く生息していることが分かりました。こんなに冷たい水なのにね、と子どもたちは驚いていたようです。
 理科クラブでは、子どもたちの「学びたい!知りたい!」という意欲に応えながら活動内容を決めています。理科室で実験を行ったり、生物の観察をしたり・・と、小さな科学者たちは毎回目を輝かせながら、理科の世界を楽しんでいます。

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12月の楽しみ

2020年12月 4日 (金)

 12月に入り、風が冷たく感じられる季節になりました。今年も、小学校の昇降口にクリスマスツリーが飾られました。今日の昼休み、農園の大根の水やりに行こうと昇降口で準備をしていた3年生が立ち止まり、それを眺めていました。クリスマスを楽しみにしている子どもたちも多いことでしょう。
 日本古来のお祭りではありませんが、今ではすっかり年中行事の一つとして年末の風物詩になっているクリスマス。歴史を紐解いてみると、キリスト教以前のヨーロッパでは太陽の復活を願う冬至祭りが行われていて、後にクリスマスの行事に結びついたと言われています。冬至とクリスマスには、そのような意外な関係があったのです。
 さて、今月21日は二十四節気の一つ「冬至」です。西洋のクリスマスでは常緑のモミの木が「生命のシンボル」ですが、日本の冬至ではかぼちゃを食べ、ゆず湯に入るのが習わしです。クリスマスシーズンを楽しみつつ、日本古来の行事を味わう機会にするのもよいですね
 

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今、できることを一生懸命に・・

2020年12月 3日 (木)

 今週の火・水曜日の二日間、後期中間試験(4~6年生)がありました。国・算・社・理 4教科の試験で、後期(10月以降)の学習への取り組み方を確かめます。試験内容は授業で学んだことですが、各教科とも複数の単元が範囲に含まれるため、子どもたちはこれまでの復習をして試験に臨みます。
 試験の日の朝、友だち同士で問題を出し合ったり、ノートを確認し合ったりする姿が見られました。試験で勉強の成果が出せた子がいる一方、目標にしていた点数に届かずに悔しがる子もいます。結果よりも取り組む過程が大切なのは言うまでもありません。日々の積み重ねによって無理なく基礎学力を固め、自信につなげていけるような指導を心がけています。

 試験が終わった翌日のこと。久しぶりに卒業生たちが小学校に顔を出してくれました。「うさぎが玄関に引っ越してる!」昇降口でさっそくそんな変化に気づいて驚きながらも、6年間過ごした小学校はずっと変わらない、特別な場所のようです。思い出話の中では、教員がつい赤面してしまうようなエピソードも飛び出します。卒業生たちと一緒に数年間にタイムスリップをしたような、楽しい時間を過ごしました。
 中学校・高等学校での勉強や進路の話題になると、小学校の勉強のことを話してくれました。「苦手な科目も、先生に質問してがんばってたなぁ」「今しかできないこと、学べないことを一生懸命やることが大切だと感じました」夢に向かって歩み始めている卒業生の言葉には力があります。小学校で学ぶ子たちにもぜひ聞いてほしい、伝えたいと思うような内容ばかりでした。素直に人の話を聞き、一つひとつのことに真剣に取り組むこと。これまでも教育活動で大切にしてきたことですが、卒業生との会話を通して改めてその大切さに気づかされたのでした。

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2020年12月 2日 (水)
いよいよ師走。コロナ対策と学習活動を柱にして6月の学校再開からこれまで歩んできました。子どもたちも、小さな我慢の連続だったと思いますが、よくがんばってきてくれました。朝は時差登校のため、平常時よりは少し家を出るのが遅くなっていると思いますが、各家庭では、子どもたちの健康チェックなどを本当によくしていただきました。おかげさまで、登校後に保健室で休養する子どもはほとんどいませんでしたし、例年よりも風邪気味であったり腹痛であったりということが原因の欠席も少ないように感じます。保護者の皆さんのご協力に心から感謝いたします。
 しかしながら、最近の感染者の増加には、誰もが不安を感じていることでしょう。学校では、一時日中の消毒作業の回数を減らしていましたが、それを元に戻すことにしました。水道や手洗い場、トイレ、階段の手すりなどをできるだけこまめに消毒するようにします。また、学園では、中学・高等学校の生徒たちで、電車の中での過ごし方などに気を付けようという取り組みをしています。小学校でも、桐光学園の一員としてこれまで小学校で子どもたちに声かけしていたことを継続しつつも、学園が一体の取り組みに加わりみんなで意識を高く持って生活していくようにします。
 ときどき見かけるマスクを着用しない子ども、駅ホームや通学路で大きな声を出してしまう子ども、その場で声をかければ十分に理解できることではありますが、できれば自身で気づいてほしいと思います。最近は、家庭内感染も多くなっていると聞きます。家庭でのコロナ対策についての話し合いが、外での行動に活かせるはずです。
 ここで、皆さんで気を引き締めてこの困難を乗り越えていきましょう。
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