桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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面積の学習(4年生 算数)

2020年12月14日 (月)

 4年生は、算数の授業で「面積」の学習をしています。
 はじめは、正方形と長方形の広さ比べです。子どもたちは、定規を使って辺や対角線の長さを測ったり、二つの図形を切り取ったりして広さを比べていきました。すると「まわりの長さが同じだから広さも同じ」という意見が出てきました。それに対して「二つの図形を切り取って重ねたら、正方形の方が広い」と証明する子が現れます。この意見には全員が納得しました。「広さが同じ」と主張していた子も、「まわりの長さと広さは関係ないんだ。」と、友だちの新しい発見に目を輝かせていました。
 子どもたちの意見はさらに続きます。2つの図形に1辺が1㎝の正方形を敷き詰めた図をかいて、広さ比べをした子もいました。この方法を使うと「正方形の方が、1辺が1㎝の正方形1つ分だけ広い。」と、二つの図形の広さの違いをより詳しく言い表すことができました。
 意見交換を通して「広さ」についてイメージを深めた子どもたちは、ここで「面積」という概念を知ります。「㎠」という単位を用いて、面積が1㎠や4㎠になる形を考えていきました。子どもたちが考えたいろいろな形を面積をモニターに映して検証しながら、1㎠や4㎠に対する理解を深めていきました。
 上記の学習内容は、低学年の頃の学習した「広さ比べ」や「長さ」、そして「分数」など、いろいろな分野から成り立っています。低学年の頃に学んだことを生かして、知らず知らずのうちに新しい発見につながっていきます。たとえ、これまでに苦手な単元があったとしても、今、学ぶことで自然とその復習もできているのです。

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