桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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桐光小ニュース

第21回 卒業証書授与式

2022年3月18日 (金)

 卒業証書授与式が行われました。昨日は在校生に温かく祝福された卒業生。今日、保護者や教員に見守られながら桐光学園小学校を巣立っていきました。

 一人ひとりが校長から卒業証書を受け取った後、5年生の児童代表による送辞、卒業生の代表による答辞が交わされました。答辞を聞きながら、私たちも21期生の6年間の歩みを振り返っていました。大きなランドセル、真新しい制服に身を包み登校した入学式。休み時間にただようカレーの匂いにそわそわしながら、お母さんたちの手作りカレーを今か今かと待っていた収穫祭。毎日、子どもたちの笑顔がありました。

 4年生の終わりに新型コロナウイルスがまん延すると、臨時
休校、楽しみにしていたスキー教室の中止など、子どもたちにとって残念なことが起きてしまいます。もやもやした気分を吹き飛ばすような軽快なダンスを披露したのは、昨年10月に行われた2年ぶりの運動会です。新しい演目である4~6年生のダンス“Mela!”が、運動会を盛り上げました。開催を祝福するような青空と、嬉しさを身体いっぱいに表現する子どもたちの笑顔を忘れません。

 答辞はこう続きます。「友だち、家族と楽しく笑って話す日常生活は全く変わっていません。当たり前の生活は、何があろうと変わらないのだと改めて感じました。」 教室にいる信頼し合える友だち。そしてお家には、時に厳しく導き、時に甘えさせえてくれる温かい家族の存在があったのでしょう。優しく、たくましく育った卒業生一人ひとりの表情を見ながら、支えて下さった保護者の方々への感謝の気持ちが溢れてきました。

 卒業証書授与式の後には、クラスごとに謝恩会が行われました。子どもたちが作成した写真のスライドショーには、6年間分の思い出と感謝の気持ちが込められています。担任・副担任の先生に花束を渡しながら涙がこぼれてくる子どもの姿を見て、私たちも熱いものがこみ上げてきました。

 卒業後も、小学校の楽しい思い出や仲間との絆が心の支えになることでしょう。小学校はいつでも立ち寄れる学び舎として、そっと子どもたちを見守っていきたいと思います。

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6年生を送る会

2022年3月17日 (木)

 小学校生活の最後に楽しい思い出を作ってもらいたい。学校のみんなで門出をお祝いしよう。5年生がそんな思いを込めて、先月から準備を進めてきました。そして今日、6年生に素敵な時間をプレゼントしました。

 2時間目に行われた6年生を送る会。この会を企画した5年生は、体育館に6年生を招待しました。きれいに並べられた一人ひとりの椅子には、下級生から届いたお手紙や手作りメダルが置いてありました。でもこのご時勢ですので、本来であれば拍手で迎えてくれる全校児童の姿はありません。学校を代表して、5年生が
温かく出迎えました。司会進行を務めるのも、6年生をおもてなしするのも、頼もしい後輩たち。さあ、いよいよ6年生を送る会の始まりです。

 その頃、1~4年生は教室のモニターを見て一緒にお祝いしていました。大勢が集まるのは難しいため、先生の力を借りて、体育館の様子を各教室にLIVE中継したのです。「6年生が入場してきたよ」「ぼくたちのメダル、首にかけてくれたね!」口々に話しながら、子どもたちは6年生が祝福されている様子を見守っていました。各学年が用意したお祝いメッセージの動画も、5年生が休み時間に集まって作っておいたくす玉も、見事大成功でした! 
 
 楽しい時間も終わりに近づき6年生が退場の準備を始めると、1~4年生は教室の前の廊下や階段に並んで花道を作りました。教室に戻る6年生を大きな拍手でお見送りします。「おめでとう!」と声をかける子、「旅立ちの日に」を口ずさむ子。よく一緒に遊んでもらっていた子が、大好きなお兄さん・お姉さんにハイタッチする姿も印象に残りました。

 明日は卒業式。6年間の数えきれない思い出と今日の嬉しい気持ちを胸に、晴れやかな門出を迎えてほしいと思います。6年生おめでとう。そして、5年生ありがとう!

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昔の人の知恵に学ぶ(3年生 社会科見学)

2022年3月16日 (水)

 社会科の学習の一環として、府中市郷土の森博物館を訪れました。先日の授業で紹介された昔の道具に、興味津々の様子だった子どもたち。久しぶりの校外学習ということもあり、ワクワクしながら学校を出発しました。

 博物館のある広い敷地内には、江戸時代~昭和初期の建物8棟が移築・復元されています。その中の一つ、養蚕農家「旧河内家」で学芸員の解説を聞きました。養蚕が盛んに行われていた時代の建物を復元したもので、蚕を育てるのに適した構造になっているそうです。茅葺の屋根や土間、土壁など昔の建物の特徴を、子どもたちは
昔話の世界に入り込んだような気分で眺めていました。

 博物館の中では、昔に使われた道具の説明を通して、当時の人々の暮らしについて話していただきました。羽釜や洗濯板、火熨斗、湯たんぽなど、衣食住に関わる様々な道具が登場。温かいご飯をおいしく保つ工夫や、湯たんぽの表面にある凸凹の秘密・・。一つひとつの仕組みを知るごとに昔の知恵に気づかされるとともに、当時の暮らしの様子が目に浮かんでくるようでした。

 見学後に子どもたちと振り返りをしていた時のこと。「昔は火鉢のところに集まって、暖を取っていたんだね」そんな話をしていたら、「家族が仲よくなりそう」とつぶやく子がいました。寒い日に火鉢を囲んで会話をしていたら、心も身体もあたたまりそうですね! 現代の便利さや手軽さも素晴らしいですが、昔の道具の中にも生活を幸せにする知恵が詰まっているのかもしれません。多くの気づきや学びのある見学となりました。

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成長した姿をカタチに。

2022年3月15日 (火)

 数日間に渡り学級懇談会が行われ、各学級の担任から学校生活のご報告を中心にお話がありました。学校生活で経験することの中には、楽しいこともがんばったことも、時には困難に感じることもあったことでしょう。子どもたちは、それらを通して大きくたくましく成長してきました。

 一年間分の成長は、懇談会前にクラスごとに行われる「発表会」で披露しました。物語「お手紙」や、落語「じゅげむ」を題材にした群読、思わず身体が動き出すようなボディー・パーカッション、心に響く歌詞が印象的な「HEIWAの鐘」の合唱など・・。マスク越しにも、子どもたちの生き生きとした表情やお家の方々に届けたい思いが、強く伝わってくる発表でした。

 学校行事というのは、やはり子どもたちにとって特別な場です。毎日、緊張感の中にもほほえましい光景を見ることができました。いつも以上に気をつけて鏡の前でネクタイを直していた2年生。緊張の面持ちで発表に臨み、練習のとき以上に素晴らしい発表ができた5年生。近年のコロナ禍を振り返ってみると、お家の方々に大きな拍手をいただくのは久しぶりのこと。とりわけ1・2年生にとっては初めての経験です。どんなに新鮮で、嬉しい気持ちになったことでしょうか。開演前のそわそわした様子、終わった瞬間のほっとした表情。それらすべてが、充実感に満ちたものでした。

 学級閉鎖の影響で、懇談会と発表会を来週に控えているクラスがあります。楽しみにしているお家の方々に、練習の成果を笑顔で披露してほしいと思います。また、6年生の保護者には、先日撮影した発表の様子を卒業式当日に楽しんでいただく予定です。他にも感謝の気持ちを伝える場を様々な形で準備している6年生の子どもたち。一年間の、そして6年間のまとめにふさわしい、特別な一日を迎えてほしいです。

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ダンス ダンス ダンス 2022

2022年3月14日 (月)

 先日、校内のダンスイベント「ダンス ダンス ダンス」が行われました。みんなの前で踊ってみたい! 練習の成果を披露したい! そんなダンス好きの子どもたち8組がエントリー。ひかりホールのステージで、楽しく軽快な動きを見せていました。
 昨年度は残念ながら実施できなかったため、2年ぶりの開催です。待ってました! とばかりに参加した子どもたちの姿を見て、私たちも嬉しい気持ちになりました。数年前であれば、休み時間にひかりホールがいっぱいになるほどの子どもたちが応援したのですが、今回は無観客・ビデオ収録での開催です。この熱いステージを全校児童に届けたい・・と、映像に詳しい先生が何日もかけてこだわりの編集をしていました。
 先ほど、その動画が完成したようです!後日、各教室でみんなに披露する予定です。ステッキを使う演出や、低学年のかわいらしい動き、男の子たちによる楽しいステージ・・。画面越しではありますが、コロナ禍を吹き飛ばすような楽しいステージを、全校児童で楽しんでほしいと思います。

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ぽかぽか陽気

2022年3月12日 (土)

 麻生区の最高気温は20℃。春の陽気に包まれた心地よい土曜日になりました。あたたかい陽ざしを受けながら、草花が気持ちよさそうに春風に吹かれています。
 さて、今年度の学校生活も残り少なくなりました。今週金曜日から来週の火曜日にかけて、学級懇談会が行われます。懇談会に先立ち、集まってくださった保護者を前にクラスごとに発表をします。音楽や群読などの演目を披露して、お家の方にこの一年間の成長を見せてほしいと思います。
 金曜日には卒業式が行われます。最後の1週間も、友だちや先生との時間を大切にして過ごしてほしいです。

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ぼく・私の夢(4年生 総合)

 総合の単元「ぼく・私の夢」のまとめを行いました。
 この単元は、今の自分を見つめ直すとともに、一番がんばっていることや興味のあることなどに注目し、将来の夢や目標を考えることをねらいとしています。
 今回のテーマは、「10年後の自分にメッセージを届けよう」です。子どもたちは未来の自分に届けたいメッセージを言葉にまとめ、iMovieを使って動画をしました。撮影した映像には音楽などを加えて編集を行い、一人ひとりがこだわりを持って仕上げていきました
 出来上がった動画を、グループごとに鑑賞し合いました。身近な友だちが将来の夢を真剣に語る姿に感動する子も多く、互いに刺激を受けたり新たな一面に気づいたりする機会になったことと思います。
 この活動が、今の自分を見つめ直し、将来に向けた夢や目標を見つけるきっかけになってくれたら嬉しいです。

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今年も3.11を迎えて

2022年3月11日 (金)

 東日本大震災から11年が経ちました。2011.3.11の14時46分に大きな揺れを感じた時、小学校では掃除が始まろうというところでした。動揺する子どもたちを落ち着かせながら、私たち教員も初めての出来事に慌てて対応していたのを思い出します。体育館には、夜中までお迎えを待つ子たちや、余震におびえながら一夜を過ごす子たちの姿がありました。

 数年前の読売新聞のコラムに引用されていた閑吟集に、こんな一節があります。「思い出すとは忘るるか 思い出さずや忘れねば」。思い出すというのは、日頃忘れているからであり、忘れられないことはわざわざ思い出すこともない、という意味です。震災を東北の地で経験した方にとっては、あの日のことはずっと忘れることのない記憶であり続けるでしょう。私たちにできることは、3.11がやってくるたびに思い出して、自らの言葉で子どもたちに伝えていくことだと思います。

 今日は、クラスごとに黙祷をささげました。震災のことについて担任の先生からお話を聞き、子どもたちなりに感じたことがあったのではないでしょうか。被災地の今を知ること、自分の身を守る意識を高めること。そんなことに思いを巡らす 3.11でありたいです。

それぞれに一年間のまとめを・・

2022年3月 9日 (水)

 今日と明日は、1~5年生の後期期末試験。1~3年生は国語・算数の2教科、4・5年生はそれらに理科・社会を加えた4教科の試験を行います。単元末に行われる確認プリントとは違って、試験範囲には少し前に学習した内容も含まれます。教科書やノートを復習してから、子どもたちはこの日に臨みます。
 「試験」と聞くとドキドキしてしまいますが、本来、勉強は楽しいことです。「知りたい」「できるようになりたい」・・どの子も向上心に溢れています。点数の結果に一喜一憂するのではなく、今後の学習へのヒントになるような、有意義な学習のまとめにしていきたいと思います。
 
 試験期間中は1~5年生が早めに下校するため、午後は6年生だけが残ります。もう間もなく小学校生活を終えようとしている6年生は、
共に過ごす一瞬を惜しむように、クラスごとに楽しそうに活動していました。
 メイングラウンドでドロケイをしたり、教室でフルーツバスケットをしたりして遊ぶクラス。明日に予定されている「ミニ運動会」に向けて、じっくりと時間をかけて準備・話し合いを続けているクラス。どちらのクラスも担任の先生が一緒にいるのですが、主役はあくまでも子どもたち。少し様子を見せてもらうだけでも、仲のよさやクラスの一体感が伝わってきて、温かい気持ちになりました。
 
 卒業を間近に控えた今、子どもたちの心には嬉しさも寂しさもあることでしょう。残りの日々、友だちや先生方との時間を大切にして、卒業式の日を笑顔で迎えてほしいと思います。

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校長室

2022年3月 8日 (火)

 休み時間に、意外な場所から子どもたちの声が聞こえてくることがあります。その場所とは、校長室。桐光学園小学校の校長室は、休み時間に子どもたちが出入りできる身近で居心地のよい部屋です。

 今日の中休みには、1年生の女の子たちが遊んでいました。長いテーブルの上には、子どもがいつでも使えるように折り紙や鉛筆などが置かれています。棚には手に取りたくなるような可愛らしいおもちゃ、本棚にはたくさんの絵本が並びます。ここも、子どもたちにとって大切な居場所の一つになります。

 校長室には、いろいろな子が集まってきます。
高学年の男の子が何気なく顔を出すことがあれば、「先生、聞いて」とお話しにくる子もいます。子どもが帰った放課後には卒業生が訪れることもあります。ぐんと背丈が伸び、すっかり顔立ちが変わっていても、ここに集まれば一気に当時へタイムスリップ。「お、久しぶり!」と担任の先生も加わり、時間も忘れて思い出話に花を咲かせる場所にもなります。

 低学年の子も高学年の子も、時にはもっと大きな卒業生にも身近な場所。そんな校長室のお話でした。

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