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神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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2023年2月

一年間のまとめ(発表会)

2023年2月25日 (土)

 2日間にかけて発表会が行われました。発表会は、この一年間の学習の総まとめの場です。子どもたちが日々学んだこと、友だちと一緒に練習を重ねたことを、お家の方の前で披露しました。

 「ふー! 心臓が飛び出るかと思ったけど、出なかったー!」昨日の発表の後、ホッと胸をなで下ろしながら、そう口にしていたのは1年生。子どもらしい素直な表現に、思わずクスっと笑ってしまいました。

 「やっぱり! そうかー、附子は毒じゃなかったんだねぇ!」教室のモニターを通して、4年生の群読劇「附子」を楽しく鑑賞していたのは5年生の子どもたち。日本の伝統芸能「狂言」が持つおおらかな笑いを、十分に味わっていたようです。

 6年生は、先日の校内発表会で大好評だった合奏と、最高学年に相応しい堂々とした群読を発表しました。群読は合唱曲「HEIWAの鐘」の歌詞がモチーフになっており、テーマは「世界の平和」です。

 「戦争はどうして始まるのだろう」
 「この地球が光で包まれて、みんなが幸せになってほしい」
 
 聴き手に、遠くの国で火の粉が飛び交う光景を思い起こさせます。そして、
6年生の言葉はこう続きました。「自分たちにできることがあるなら 何かやりたい」 “自分にもできることを探して、一歩踏み出そう”という熱い思いが、力強い言葉から伝わってきます。颯爽とした姿で発表を終えた6年生に、大きな拍手が送られました。

 大きな行事が、また一つ終わりました。これから、6年生にとっては卒業までのカウントダウンが始まり、1~5年生は学年末のまとめの時期を迎えます。発表会で仲間と共にやりとげたことを自信にして、一日一日を大切に過ごしてほしいです。

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校内発表会

2023年2月23日 (木)

 木曜日と金曜日の2日間、校内発表会が行われました。1・3・5年生、2・4・6年生の部に分かれて、兄弟学年の子どもたちが互いの発表を鑑賞し合いました。

 群読や劇、合奏、合唱など学年ごとに様々な演目を披露しました。教科書で読んだ文章に、一部英語を交えて読み上げた群読「ずうっと、ずっと、大すきだよ」(2年生)、「まんじゅうこわい」などの落語を題材にした劇(5年生)、満天の星空が一人ひとりを明るく照らし、勇気づけてくれるような歌詞の合唱曲「COSMOS」(3年生)など、子どもたちによる心のこもった発表が続きました。また、合唱部、音楽クラブ、ダンスクラブによる発表では、音楽や踊ることが大好き! という子どもたちの思いが伝わってきました。

 1年生は緊張した様子で舞台に上がりましたが、発表を終えるとホッとひと安心の表情。温かい拍手をもらい、気持ちがよかったのでしょう。さっそく「もう1回やりたい」と話している子もいました。同じ言葉が、他のところからも聞こえてきました。6年生の合奏(オペラ「カルメン」より「第一幕への前奏曲」)を聴き終えて、「6年生は上手だなぁ・・もう1回聴きたい。」とつぶやいていたのは4年生。迫力満点の演奏が、聴き手の心を動かしたのだなと思いました。

 さて、金曜日と土曜日にはお家の方をご招待して発表会を行います。発表する児童も鑑賞する保護者の方々も、学年ごとに入れ替わる形での実施となります。金曜日(1・3・5年生の部)には2・4・6年生が、土曜日(2・4・6年生の部)には1・3・5年生が、教室のモニターを通して発表の様子を鑑賞する予定になっています。子どもたちは先日の舞台を経験したことで、緊張からくる硬さも少し取れたことでしょう。「もう1回」の発表を、今度はお家の方に笑顔で届けてほしいなと思います。

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緊急情報

2023年2月21日 (火)

緊急情報はありません。

講演会(6年生)

2023年2月20日 (月)

 14日(火)、本校卒業生で現在 “メモリーアスリート・コーチ” として活躍する山口晏平さんによる講演会が行われました。「記憶力日本一の記憶法を使ってみよう!」というテーマで、「記憶って楽しい!」と思えることをゴールに、「ストーリー法」と「場所法」という二つの記憶法について紹介していただきました。

 実際に体験しながら「記憶法」について学んだ子どもたちは、山口さんの気さくな人柄が表れたトーク力もあってたいへん興味深く話を聞いていました。覚えたことを楽しそうに発表したり、山口さんに質問したりする子どもたち。「覚えなきゃいけない、、」というマイナスのイメージを持っていた「記憶」について、「覚えられてうれしい!」といった、小さい頃に感じていたであろう喜びを思い出していたのかもしれません。

 お忙しい中、後輩たちのために貴重な機会を設けてくださった山口さんには、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

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いろいろな学年の子たちと遊ぶ。

2023年2月17日 (金)

 今日は、兄弟学年中休みがありました。普段は1~3年生、4~6年生で時間を区切っていますが、今日は1・3・5年生、2・4・6年生に分かれて中休みを過ごしました。

 1年生の教室では、窓からグラウンドを眺めていた子どもたちが、パートナーのお兄さん・お姉さんの姿を見つけました。「あそこにいる! わたしも行って来よう」「ぼくも遊んでくる!」そう言って、嬉しそうにグラウンドへ向かうのでした。

 一つのコートで楽しくドッジボールをする2年生と6年生。高さの異なる一輪車に乗って、みんな仲よく練習している1・3・5年生の子どもたち。また、下級生を前にいつも以上に言葉遣いに気をつけていたのは、5年生の女の子でした。「よいお手本になる日だからね」ちょっと照れながらそんなことを口にする姿も、ほほえましく感じられました。

 異学年の子ども同士の関わりから、多くの学びが期待できます。上級生に優しくされると「自分もいつか、あのような上級生になりたい」という心が芽生えます。また上級生は、年下の子に頼られる経験を通して「誰かのために行動したい」という心が生まれることでしょう。本校が大切にしていることの一つである異学年交流。これからも様々な機会を通して、優しく、しなやかな心を育てていきたいと思います。

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赤ちゃんのお世話体験(2年生 総合)

2023年2月16日 (木)

 総合の単元「大きくなったぼく・わたし」では、自分の成長を振り返りながらアルバム作りをしていきます。その学習の一環として「赤ちゃんのときにお世話してもらったこと」を、お家の方にインタビューしてくる宿題もありました。おむつを替えてもらったこと、だっこして寝かしつけてもらったこと・・。お家の方のお話を聞き、子どもたちは様々な場面で大切に育ててもらっていたことを感じてきたようでした。

 学校では、子どもたちに疑似体験をしてもらいました。赤ちゃんの人形を使った「ミルク作り」「おむつ替え」「沐浴」「赤ちゃんの重さ」のお世話体験です。子どもたちは大事そうに抱え、優しくお世話をしていました。「けっこう重たいんだね」「首を支えながらお風呂に入れるのは大変!」 本物の赤ちゃんのように、泣いたり動き回ったりすることはありませんが、それでも子どもたちなりにお世話の大変さを実感していたようです。

 体験が終わった後の感想には、大変なお世話をして育ててもらったことや、家族への感謝の言葉を、多くの子どもたちが書いていました。自分が大切に育ててもらっているのと同じように、学校で一緒に過ごす友だち一人ひとりにも、大切に思っているお家の人がいます。この活動を通して、子どもたちがそんなことを感じ取ってくれたら嬉しく思います。

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困った時にはお互いに・・

2023年2月15日 (水)

 先日の記事で触れた地震のニュースに関連して、トルコの話題を一つご紹介いたします。

 トルコは日本から約8,500㎞、飛行機で13時間ほどのところにある国です。ケバブなどのトルコ料理、世界遺産になっているモスクなどで有名です。古くから、
日本とトルコの間には深い親交がありました。その大きなきっかけが、1890年に起きた「エルトゥールル号事件」です。

 トルコからの使節団を乗せた軍艦 エルトゥールル号が、日本を訪れた帰りに悲劇に見舞われました。和歌山沖で台風に遭い、座礁して
沈没してしまったのです。夜中のことでしたが、懸命に救助やけが人の手当てを行ったのが、沿岸の村(現 串本町)に住む人々でした。小さな集落の、けっして裕福な暮らしとはいえない人たちが、食べ物や衣類を惜しげもなく提供したと伝えられています。その優しい気持ちが、海の向こうのトルコの人々の心に届きました。この出来事が、両国の良好な関係の原点とされています。

 さて、それから約一
世紀後の1985年のこと。イラン・イラク戦争の中、思わぬことが起こります。イラン国内に取り残された在留邦人200人程を、トルコ政府が派遣した航空機が救ってくれたのでした。なぜトルコが? そう思った日本人も少なくなかったと思います。当時のトルコ政府の言葉「95年前の日本人の恩を忘れていません」 が印象的でした。

 先人たちの真心が時代を経て「恩」となって返ってきた出来事に、心が打たれます。困った時には、お互いに助け合う。そんな両国の絆を大切にしていきたいです。

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いま、出来ること。

2023年2月14日 (火)

 先日、4年生が神奈川県総合防災センターを訪れました。災害にまつわるクイズに挑戦したり、救命救助の体験をしたりして、防災について様々な視点から学ぶことができました。中でも、風害体験・地震体験は子どもたちにとって強く印象に残ったようです。子どもたちが日記に感想を書いていました。

・震度7では、時間がとても長く感じました。
・あのゆれが本当に起こると想像すると、とてもこわいです。
・かみが丸ごと取れてしまうくらいに、強い風でした。
・顔を後ろに向けて、飛んでいきそうなマスクをおさえながら息をしました。

 教室災害を学んできた子どもたちでしたが、実際に揺れや強風を体験してみると、その怖さは想像以上のものでした。もちろん、災害は思いもしないタイミングでやってくるものです。いつ、どこにいても、適切な行動をとることが求められますし、情報に溢れた社会の中では正しい情報を選択する力を養うことも大切になってくるでしょう。私たち大人も一緒に学び、日頃から災害に備えて生活したいものです。

 ちょうどそんな時期に、トルコ・シリアで起きた大地震のニュースが飛び込んできました。防災学習を終えたばかりの4年生はもちろんのこと、他の学年の子どもたちも高い関心を持っていることと思います。海の向こうで不安な気持ちで過ごしている人、懸命に救助や支援に当たる人に思いを巡らせ、いま、わたしたちに出来ることは何かを考える機会にしたいと思います。ひとつでも多くの命が助かりますように。

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バスケットボール交歓会

2023年2月11日 (土)

 今日、神奈川県私立小学校バスケットボール交歓会が行われました。県内の私立小学校7校が参加し、本校からはバスケットボールクラブの4~6年生9名がエントリーしました。

 コロナ禍のために、交歓会は3年ぶりの開催でした。ですから、今日集まった子どもたちはみんな初めての参加となります。本校のバスケットボールクラブの子どもたちも、他校との試合を楽しみにしながら授業内のクラブ活動の時間に練習を重ねてきました。

 他校のチームと対戦したことは、子どもたちにとって貴重な経験になりました。技術面では、自分たちの力や戦術を試すとともに、相手を分析して作戦を立てることを学びました。また、他校の雰囲気から刺激を受けることも多くありました。試合前のアップ方法から感じたそれぞれのチームカラー、礼儀正しい挨拶など、プレー以外の部分でも多くのことを感じ、学んできたことと思います。

 今年度のクラブ活動の授業は、残り3回となりました。交歓会で学んだこと、より強くなったチームワークを生かしながら、6年生を中心に楽しく取り組めるといいなと思います。

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雪の一日

2023年2月10日 (金)

 朝から降り始めた雪が、学校周辺を真っ白に染めました。「今日の雪、積もるかなあ」「もう白くなってきてるよ」スクールバスや教室の窓から、子どもたちがわくわくした様子で雪景色を眺めていました。

 5年生理科の授業では食塩の結晶を観察することになっていましたが、急きょ予定を変更しました。「今日は雪だから、顕微鏡で雪を観察してみようか」先生の呼びかけに、子どもたちから歓声が沸きました。外へ出たくて、うずうずしていた子もいたようです。でも採取のために外へ出ると「寒い・・・!」 雪の舞うグラウンドで、表情の固まる子どもたちでした。
 シャーレに雪を採取して、理科室へ戻って来ました。さっそく、顕微鏡を使って雪の観察です。「見えた、見えた!」「きれいだよ」子どもたちは、氷の粒を観察しながら口々に感想を言い合っていました。光の当たる角度によって、氷の粒の見え方も違います。他の班の顕微鏡を見せてもらっている子、タブレットで撮影した写真を友だち同士でシェアしている子。顕微鏡を覗いて観察するのはどの子も大好きですが、今日は特別に楽しい活動になったようです。


 午後の天候を考慮して、今日は午前のみの短縮授業としました。子どもたちは雪道で転ぶことなく、安全に下校することができたでしょうか。ぐっと気温が下がった一日でした。冷えた体を温かくして、ゆっくりと休んでほしいと思います。

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