桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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2020年7月

初めての毛筆(4年生 書写)

2020年7月14日 (火)

 専門の講師による第一回目の毛筆の授業がありました。まずは、先生の自己紹介です。校舎内で見かけたことはあっても、直接先生のお話を聞くのは初めてという子がほとんどです。大きな墨の塊や、本物の石でできた硯も登場し、子どもたちはそれらに興味津々の様子でした。聞いてみたいこともたくさんあり、何人もの子が先生に質問を投げかけていました。それだけで今日の授業が終わってしまいそうなほどでした。
 さて、初回の授業ではまず毛筆の道具の説明を聞き、その使い方を学びました。普段手にするプリントとは違った肌触りの半紙、絵の具のパレットとは異なる形をした硯。重みのある文鎮に二種類の筆…。道具一つひとつが新鮮に感じているようでした。また、硯で墨を磨る活動にも熱心に取り組んでいました。「このくらい磨ればいいのかな」「墨のにおいがしてきた」そんなことをつぶやきながら、子どもたちは何度も何度も墨を磨っていました。
 授業を終えた子どもたちは、「あっ
という間だったな」「次回は文字を書くのかな」などと口にしながら、レッスン室を後にしました。今後の毛筆の授業に向けて、期待が高まっているようです。

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気孔の秘密(6年生 理科)

 理科の単元「植物のつくりとはたらき」の授業で、植物の葉の表皮にある「気孔」の観察をしました。「あー!見えたっ!」「え?こんなにたくさんあるの・・?」顕微鏡を覗きこみながら、子どもたちが興奮気味に感想を口にしています。気孔の一つひとつを観察すると、開いているものや閉じているものがあります。そんな細かい部分に気付いた子もいました。
 観察後、気孔で蒸散が行われているという先生の説明を聞き「
どうしてわざわざ水を外に出す必要があるのだろう?」という疑問が浮かびました。子どもたちの予想が始まります。「より新しい水を吸い上げるためでは?」ある子の呟きの中に正解がありました。その通り、気孔から水を外に出すのは、新鮮な水、栄養を吸い上げるためだったのです。子どもたちは、ミクロの世界を通してまた一つ科学の面白さを感じることができたのではないでしょうか。
 感染症拡大防止のため授業中の活動に制限
がありますが、「本物」に触れる機会は大切にしたいものです。今回の理科の授業は、教室で気孔の写真を見てスケッチするグループ、理科室で顕微鏡を使って観察するグループの二つに分かれて、交代しながら進めました。使用した顕微鏡をその都度アルコール消毒するなど、安全面にも配慮しました。出来ることをしながら、可能な限り子どもたちの学びの場を広げていきたいと思っています。

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晴れるといいな ~休み時間の様子~

2020年7月 9日 (木)

 「今日もグラウンドで遊べないね・・」子どもたちが、教室の窓から外を眺めていました。梅雨の長雨で、休み時間は校舎内で過ごす日が多くなっています。
 中学年の昼休み、数名の3・4年生が校長室に遊びに来ました。折り紙をしたり本を読んだりして
、のんびりと過ごしていたようです。4年生の教室では、自分の席で読書などをして楽しむ子どもたちの姿がありました。
 天気予報によれば、
来週もしばらく傘マークの日が続くようです。感染症拡大予防のため、子どもたちの活動に制限がかかるのは仕方がないことです。少しずつ浸透してきた“新しい生活様式”を守りながら、子どもたちと一緒に楽しいことを見つけていきたいです。

 日本各地に大雨による被害が出ています。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げるとともに、被害がこれ以上広がらないよう祈っております。

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朝顔の観察(1年生 総合)

2020年7月 8日 (水)

 毎日交代で水やりをして育てている朝顔のまわりを、1年生がぐるりと囲んでいました。今日の総合の授業は朝顔の観察です。みんなで育てた朝顔のつると葉を観察しました。
 「見ていない人でも分かるように、文や絵をかく」というのが観察のポイントです。触ったりにおいを嗅いだりしながら、朝顔の様子をスケッチしていきました。普段目にしているものでも、改めてじっくりと観察すると多くの気づきがあります。茎や葉に生えている毛を見つけた子どもたちは、「そんなところに毛が生えてるの?」と目を丸くしていました。その他にも、朝顔の葉に自分の手を重ねて「ぼくの手ぐらい大きいな」とつぶやく子や、「ロケットみたいな形をしている葉っぱだった!」「私のは犬の形だったよ」とお互いの葉の形について話している子たちの姿がありました。
 毎日の生活や授業を通して、これからたくさんの出会いが待っている1年生の子どもたちです。様々なことに出会い、発見する楽しさを感じながら成長していってほしいと思います。

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七夕に願いをこめて(2年生 総合)

2020年7月 7日 (火)

 今日7月7日は七夕です。あいにくの天気となりましたが、休み時間に子どもたちが短冊を楽しそうに飾る姿が見られました。
 2年生の総合の授業では、短冊に願い事を書き、七夕飾りを作りました。「漢字のテストで満点が取れますように」「ダンスが上手になりますように」「1年生と仲よくなれますように」など、目指していることや、がんばったらいつか叶えられそうな夢を、思い思いに書いていきました。「きれいな字で書いたほうが、願いが叶いそうだね」と、誰かが呟きました。「たしかに、そうだね!」と思ったのでしょうか。周りの子たちも、そこから一文字一文字丁寧に書き始めたようです。
 七夕飾りは、4種類の中から自分で作りたいものを選び、短冊の下に飾りつけました。最後にキラキラしたモールをつけたら完成です。心を込めて作った短冊を手に、子どもたちは図書コーナーへ飾りに行きました。自分の短冊を探したり、飾られた短冊を見て「みんなの願いが叶うといいね」と話したりしていました。
 先日の読書の授業で、子どもたちは「織姫と彦星」のお話を読んでもらいました。一年に一度の今夜、夜空の向こうで二人仲よく会っていることでしょう。桐光小の子どもたちの願いも、夜空に届きますように・・。

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2020年7月 4日 (土)
 不登校になった県内の私立中学生を支える「神奈川私学修学支援センター」が6月に開校しました。(県私学会館:横浜市神奈川区)
 設置したのは神奈川県私立中高協会で、「毎日通う場を作ることで生活リズムを整え、ゆっくりと在籍校への復帰を進めていければ」と期待している。
 不登校になった児童・生徒への支援はなかなか難しいです。子どもたちの心が学校から離れてしまっているときには、学校からの声かけや支援を受け入れることできないことが多いです。そのようなときに、これまでの様々な関わりから解放されて自分の存在を確認でき、学びを少しでも進めていける環境があるのはとてもよいと思います。この取り組みのポイントは、「ゆっくりと在籍校への復帰を」でしょう。
 さて、小学校においても、不登校の児童が多いことは統計的にも示されているところです。
県内公立小学校 平成30年度 1年生 0.30%、2年生 0.46%、3年生 0.63%、4年生 0.88%、5年生 1.16%、6年生 1.52%、 平均 0.83%。
これは、病気や経済的な理由などでの長期欠席を含んでいません。
ここで示される1%を多いと見るかどうか。私は100人に一人は不登校であるとう現実は深刻に受け止めるべきであると考えます。
今回お示しいたしました資料には、中学生の不登校の割合もありました。驚くことに中1から中3までの平均が4.40%で、小6の1.52%が中1になると3.45%になっていることが分かりました。
中学校は大変だな、とのんきなことは言っていられません。中学校に進んだ子どもたちがそこで元気に生活できるための力をつけるのは小学校の大切な役目ですから。

じゃがいもの収穫(6年生 総合)

2020年7月 3日 (金)

 2月末に種芋を植えてから約4ヶ月が経ち、農園のじゃがいもが収穫の日を迎えました。
 「思ったよりも深くに植えたみたいだね」「ここからたくさん出てきたよ!」そんなことを話しながら、子どもたちは夢中になって土を掘り、じゃがいもを収穫していきます
。ひと際大きなじゃがいもを掘り起こして嬉しそうに見せてくれる子、小さなじゃがいもを大事そうに拾い集めている子・・どの子も一生懸命でした。空模様が気がかりでしたが、雨が落ちてくる前に収穫を終えることができました。
 今年度収穫したじゃがいもは全体的に小ぶりで、収穫量も少なめに感じました。長い休校期間に、草むしりなどの手入れを子どもたちと一緒にできなかったことが影響しているかもしれません。教員がそんな話をすると、「え?こんなにたくさん穫れましたよ?」と、きょとんとした表情を浮かべる子どもたちがいました。土まみれになって行った今日の収穫、6年生にとっては“大豊作”だったようですね。何だか少しほっとしました。
 今年は収穫祭が行えないため、後日子どもたちにはじゃがいもを持ち帰ってもらいます。それぞれの家庭の食卓で、じっくりと味わってもらいたいと思います。

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2020.7.2

 登下校時や休み時間の密を避けるために低・中・高学年で多少の工夫をした時程での学校生活が始まりました。6月の時間的な制約があったときはなかなか実施できない教科がありましたが、7月からはそれぞれの教科で工夫した学習が進められていきます。 
 今日は3年生の書写(硬筆)の授業がありました。学校再開後2回目の授業でしたが、みんな真剣に、ひらがなの文のなぞりや清書に取り組みました。国語の教科書にある文字の形を基本として、自分が普段書いている文字のくせを見つけることを一つの目的としています。
 さて、下校時に子どもたちの会話の中から、「5時半、7時、・・・」などという時刻が聞こえてきました。これはオンラインゲームをしようとする約束(?)のようでした。子どもの世界だけでなく、ゲームを楽しむ人たちにとっては日常となっていることなのかもしれませんが、私にはなかなか理解できるものではありません。相手があるゲームであるということは相手とその時間を共有するということ、お互いの時間をいただくことにもなるのではないでしょうか。夜の7時や8時は家族との時間を楽しむ時間であってほしいと思うのですが、そういう考えは今どき通用しないのでしょうか。こういう生活が毎日のことではないことを願っています。

受賞のご報告

2020年7月 2日 (木)

 小学校長 斎藤 滋が、令和2年度の神奈川県県民功労者表彰を受賞しました。校長は、神奈川県私立小学校協会会長、関東地区私立小学校連合会会長などを務め、私学教育の振興に尽くしてきました。この度の受賞を、本校としてもたいへんありがたく光栄に存じます。
 これまでにかかわってくださった多くの方々に、この場を借りて深く感謝申し上げます。今後も歩みを止めることなく、よりよい学校作り、教育活動を進めてまいりたいと思います。

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7月からの新生活

2020年7月 1日 (水)

 今年度になって初めて全校児童が一斉に登校しました。「久しぶりー!」「おはよう!」教室からは子どもたちの弾むような声が響いてきます。クラス替えをした学年の教室でも、“初めまして”の緊張感よりも、友だちに会えた嬉しさや新しい学年がスタートした喜びで満ちていたようです。
 クラスみんなが揃った教室でさっそく授業が行われました。2年生の読書の授業では『ねえ、どれがいい?』という絵本の読み聞かせがありました。「たべなきゃならないとしたら、どれがいい? くものシチュー、カタツムリのだんご、ムシのおかゆ、へびのジュース。」このような難題の数々に思わず顔をしかめながら、子どもたちはいつしか「一つだけ選ぶとしたら…」と自分なりに考え始めます。「どのどうぶつと くらしたい?」という問いの後、絵本は最後の場面を迎えます。「もしかしてほんとうは、もう じぶんのベッドでねむりたい?」子どもたちが「そう、そう」と、少し安心した表情を浮かべる姿が印象的でした。先生が読んでくれる絵本の世界に、すっかり入り込んでいたようです。
 授業の後半は図書室で読みたい本を選んできて、各自の机で読書をしました。みんなで一つの本を見て楽しむ時間と、一人でじっくりと本の世界を楽しむ時間。特に低学年の読書の授業においては、そのどちらの時間も大切にしながら、本の魅力を伝えていきたいと思います。

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