桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

桐光小だより桐光小だより

« 2022年7月 | メイン | 2022年9月 »

2022年8月

たれぞうくん

2022年8月30日 (火)

 8年ほど前のこと。あるうさぎ専門店の前に、箱に入った一匹のうさぎが置かれていました。店主が保護して、大切に育てたホーランドロップの男の子。ご縁があって譲り受けることになり、2014年の4月に小学校へやってきました。名前も全校児童で決めました。たれ耳の可愛らしい姿からつけられた名前が「たれぞう」。みんなから「たれちゃん!」と呼ばれ、これまでも、そして今も小学校の子どもたちに親しまれている人気者です。

  当時は「うさぎ委員会」の活動として、うさぎのお世話をしていました。より多くの子どもに小動物に触れる機会を持ってもらおうと、数年前から3年生が飼育を行っています。今日も、中休みが始まると当番の子どもたちが “たれぞうはうす”にやって来ました。「ごはん食べてるよ、食欲OK!」と、
チェックシートの項目一つひとつに、✓をつけていきます。「やわらかいね」とやさしく頭をなでると、たれぞうくんも目を細めます。かわいがるだけでなく性質を理解して接することも、動物を飼育する上で大切なことでしょう。

 長期休み中にお世話になっているペットホテルは、かつて保護してもらったお店にあります。いつもあたたかく迎え入れてくださる優しい店主のおじさんと、毎日声をかけてくれる小学校の子どもたち。たれぞうくんはいろいろな人の愛情を受けながら、今日ものんびりと過ごしています。

20220830usagi2

20220830usagi1

20220830usagi3_2







学校が始まりました

 夏休みが終わり、昨日から授業が始まりました。「おはようございます!」と手を振りながら登校してくる子、ひと夏でぐんと身長が伸びてたくましい姿を見せてくれた子、「暑かったぁ」と額の汗をぬぐいながら笑顔を見せる子。7時30分の開門と同時に、休み前と変わらない子どもたちの元気な声が聞こえてきます。久しぶりに、にぎやかで活気あふれる小学校が戻ってきました。

 「たれちゃんは、まだホテルなのですか? お家にいないようですが。」登校してきた高学年の女の子たちに声をかけられました。「先週末に、ホテルから戻ってきましたよ。週末は、〇〇先生のお家にお泊まりです。」そう答えると、「じゃあ、もう間もなく学校に到着ですね!」とニッコリする子どもたち。たれぞうくんに会うのを楽しみにしていたのですね。あたたかい気持ちになる一場面でした。

 さて、もうすぐ運動会練習が始まります。今年度は学年競技が復活する予定です。各学年の白熱した競技が期待できることでしょう。昨日は、計画委員会からスローガン募集のお知らせがありました。これから各クラスで話し合い、運動会に向けた意気込みを五・七・五音で表現して発表します。どんなスローガンが生まれるのか、楽しみにしていようと思います。

202208292_2

202208291_2

202208293

準備万端

2022年8月26日 (金)

 ポーチュラカ、ミソハギの花が咲いています。花壇で色鮮やかな花を咲かせるポーチュラカは、5年生が植えた植物の一つ。暑さに強く、夏の日差しの下でぐんぐん育ちました。10月ごろまで楽しませてくれそうです。せせらぎの近くに咲いているのはミソハギ。お盆の花のイメージですが、まだまだ可愛らしい花を咲かせています。

 今日は、全教員が集まって登校日に向けた準備をしています。校舎内清掃や各教室の整備、学年ごとの打ち合わせ等。秋以降の行事に向けて、計画を進めていることもいくつかあります。月曜日は約ひと月ぶりの登校日。ひと夏の楽しい思い出話を、たくさん聞かせてくれることでしょう。子どもたちとの再会を楽しみにしています。

 さて、しばらくご無沙汰しているうさぎのたれぞうくんが、今日の夕方学校へ戻ってきます。朝夕の点眼(たれぞうくんは目が不自由なのです)や食事等のお世話が確実に行えるよう、しばらくの間ペットホテルにお世話になっていました。いつもと違う環境にはなりましたが、猛暑の日々を涼しい場所で過ごせたのはよかったと思います。たれぞうくんの元気な様子を、また記事の中でお伝えしたいと思います/(=╹x╹=)\

20220826zyunbi3_2

20220826zyunbi2_2

20220826zyunbi1_2

処暑

2022年8月23日 (火)

 夏休み中も、小学校ではたくさんの生き物たちが元気に過ごしています。夏休みのため毎日とはいかないのですが・・、学校に出入りした際は健康チェックと餌やりをしながら見て回るようにしています。さて、今日の様子はどうでしょうか。

 外から見ていきましょう。グラウンド脇に泳いでいるのは錦鯉。口を大きく開けて
バシャバシャと近寄ってきました。この錦鯉は「家で飼うのは難しいから」と、数年前にある児童が譲ってくれました。毎朝学校に着くと真っ先に鯉の池に行き、しばらくの間じっと眺めていた姿が、昨日のことのように思い出されます。その子が小学校に遊びに来たら、こんなに美しく大きく育ったことを喜んでくれることでしょう。

 2階に上がり図書コーナーへ近づいていくと、ガタガタと音が聞こえてきました。夏も元気いっぱいの
カメです。これまで、何度か水槽を抜け出したことがあります。最も大冒険だったのが、体育館。これには驚きました。現在は水槽の蓋が開かないようになっています。バタバタと手を動かす愛嬌者なので、廊下を歩く子たちがよく足を止めて声をかけています。

 3階にはブラックゴーストがいます。オープンスクールなどで小学校に足を運んでくれたお子さんが、水槽を覗いていたことがあります。でもその時は、餌を食べる瞬間以外は隠れ家に入ったままで、あまりその姿を見てもらうことができませんでした。でも今日はお腹が空いていたのか、ひらひらと舞うような動きで泳いでいました。もちろん、餌もすぐに見つけてパクっと食べてくれました。

 さて、夏休みも残り一週間を切りました。みんな真っ黒く日焼けしているでしょうか。どの子も、生活を少しずつ普段のリズムに戻している時期かと思います。今日は処暑。朝夕は日ごとに涼しさを感じられるようになってきました。私たちも子どもたちを出迎える準備をしつつ、夏の終わりを大切に過ごしたいと思います。

2022syosyo3

2022syosyo1

2022syosyo2





夏の研修会

2022年8月20日 (土)

 日本私立小学校連合会による「全国教員夏季研修会」は、今年もオンラインによる開催となりました。17、18日は各教科に分かれての研修会。講師をお迎えしての講演会や、授業の実践報告や提案、ワークショップなど内容は多岐に渡ります。画面越しに学び、全国の多くの先生方と交流した2日間でした。

 本校の図工室では、図工部会のワークショップを配信しました。
本校の書道講師による「奈良墨」が題材です。伝統文化である墨の歴史を学ぶとともに、実際に制作を体験する活動です。画面の向こう側の先生方と一緒に、図工室でも教員たちが無心に手を動かしていました。この日に練り上げた墨は、固まるまでに約1ヶ月間かかるとのこと。伝統文化の奥深さを感じました。

 初対面の先生との意見交換・協議会も、全国研修会の魅力の一つです。一つの話題について語り合う中で、新しい視点
や気づきを得ることも、自分自身の課題に気づかされることもあります。また、提案や研究授業の中には、さっそく生かしてみたいと思う実践も多くありました。各教科部会で学んだことを教員全体で共有し、今度は子どもたちに還元していきたいです。

2022kensyuu2

2022kensyuu1

2022kensyuu3





清々しい山の日

2022年8月11日 (木)

 夏休み中、小学校の水田では稲がぐんぐん生長しています。先日、受粉のときの開花の様子をお伝えしましたが、一粒一粒が稲らしくなってきました。
 最近、悩ましいのが水田の雑草です。見た目は稲にそっくりで、稲に寄り添うように生えてきてしまう「ノビエ」の仲間の植物。生育に悪影響があるため、気づいたときに手で抜く必要があります。稲の根を傷つけないように気をつけながら、何度か除去作業を行いました。休み明けに、5年生の子どもたちと一緒に対策を考えたいと思います。(2枚目の写真が稲で、3枚目がノビエ。ノビエの生育の早さに驚くばかり!)


 さて、今日は「山の日」です。山に親しみ、山の恩恵に感謝する日とされる国民の祝日です。学校の近くの尾根道からは、西方面に大山や富士山を望むことができます。今日は登山客でにぎわっているでしょうか。透き通るような青空と白い雲のコントラストが心地よい、清々しい山の日となりました。
 
 いつもお読みくださり、ありがとうございます。桐光小ニュースも夏休みに入りま
す。まだまだ続く暑い日々を、健やかにお過ごしください

Yamanoni1

Yamanohi2

Yamanohi3

いまも昔も

2022年8月 6日 (土)

 暦の上では明日は立秋。秋の始まりとされる日です。とはいえ、まだまだ暑い盛りの今年の夏、予報によると明日から再び気温30度越えの暑さが戻ってきます。

 立秋は二十四節気の一つ。二十四節気は元々、古代中国で農業の目安として使われていたもので、わたしたち日本人の生活にもたいへんなじみ深いものです。寒さの厳しい2月に春の訪れを願ったり(立春)、8月の暑さの中に朝夕の涼しい風を感じて、小さな秋の兆しを見つけたり(立秋)しながら、先人たちは季節と向き合ってきたのかもしれません。

 10年前に、日本気象協会が一般公募を行い「季節のことば36選」を選定しました。いまを生きる私たちにとっておなじみのことば、最近の風物詩となることばで選んだそうです。二十四節気とはまた違った魅力のあることばたちが並びます。風薫る(5月)や冬支度(10月)は、季節の移ろいを感じることば。夏休み(7月)やクリスマス(12月)からは、子どもたちの楽しそうな声が聞こえてきそうです。蛍舞う(6月)は、初夏の美しい夜が目に浮かぶことば。ことばと共に、ずっと大切に残したい日本の風景です。

 さて、8月はどんなことばが選ばれているのでしょうか。「流れ星」「朝顔」、もう一つが「原爆忌(広島と長崎)」だそうです。夜空を流れる星に願い事をしたり、色とりどりの朝顔の花を楽しんだりする夏休み。そして今日6日と9日は、わたしたちにとって特別な日です。77年前の夏に思いを馳せ、平和を願う日にしたいと思います。

202208rissyuu

綿

2022年8月 5日 (金)

 この花は何でしょうか? 最近まで農園に咲いていたオクラに似ていますが、正解は「綿の花」です。先日、鶴川団地商店街の布団屋さんにいただきました。ありがとうございます!

 現在、写真のような花をつけています。開花後、40~60日してから収穫期を迎えるとのこと、ふわふわのコットンボールが顔を出すのは、10月頃になるでしょうか。プランターで育てているので、夏休み中は学校に立ち寄った教員で手入れを続けていきます。
 
 綿は布団やタオル、衣料品など、私たちの生活にとって身近な素材の一つです。でも、原料としての作物を目にする機会は案外少ないもの。見たことがない、という子もいるのではないでしょうか。休み明け、子どもたちと一緒に綿の生長を見守りながら、綿と私たちの暮らしとの関わりに気づく機会にしていけたらと思います。

2022wata4

2022wata2

2022wata1

早く雨が上がりますように・・

2022年8月 4日 (木)

 5年生の植えてくれた日日草が、雨に濡れてしっとりとしています。調べてみるとマダガスカル原産の植物だということ、道理で暑さに強いわけです。葉や花にまるい滴をつけたかわいらしい姿も、日日草の魅力の一つかもしれません。

 昨日までの猛暑日とは打って変わり、朝から断続的に雨が降る一日です。昨夜は、大きな雷の音に目が覚めたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。幸いにも、学校周辺ではいまのところ大きな影響はありませんが、今後の雨雲の行方が気がかりです
。雨雲レーダーで、北陸のあたりをなかなか動こうとしない雨雲の帯を見ました。現地は大丈夫かな? と思うことしかできないもどかしさを感じます。遠くからですが、天候の回復と安全を願うばかりです!

2022sizuku2

2022sizuku6

2022sizuku8

青空を見上げて

2022年8月 3日 (水)

 昨日の記事でご紹介した「稲の花」に続き、今日の写真はひまわりです。栗平駅から桐光小に向かう通学路の脇で、照りつける太陽を見上げるように咲いていました。近隣の方が植えてくださったのでしょう。青空と黄色のコントラストが美しく、目に飛び込んできます。
 「暑いですねぇ」が口癖のようになってしまった今日この頃ですが、これから関東地方では天気が下り坂。猛暑日はしばらくひと休み、暑さの面ではほっとひと安心です。でもその一方で、東北地方や新潟では大雨の警報が出ているとのことです。どうか、被害が広がらないことを願います。

2022himawari2

2022himawari1_2

2022himawari3

↑PageTop