桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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桐光小ニュース

農園の大根を届けよう(3年生)

2021年12月 7日 (火)

 今週から来週にかけて、学年ごとにもちつき会が行われています。お雑煮の具材には、農園で育てた大根が使われます。そのため、3年生はもちつき会委員の親御さんが準備をしている家庭科室に、大根を届けるお手伝いをしています。
 毎日、翌日分の大根を収穫しているのですが、1年生のもちつき会が行われた月曜日は、“朝採り”をしました。「先生、こんなに冷たい手になったよ~!」と、その日の当番の子たちはかじかむ手を差し出しながら教室に戻ってきました。早朝の土の冷たさに驚きつつも
、採れたての大根を届けることができてどの子も大満足の表情です。「こんなに太かったよ」「抜くときのコツはね‥」と、まだ収穫をしていない班の友だちに教える姿が見られました。
 「お餅も、大根も、美味しい!」「大根をつくった3年生にお礼を伝えなくちゃ」今日お雑煮を食べた2年生の子どもたちが、そんなことを話していたそうです。放課後の職員室で、担任の先生が教えてくれた心温まるエピソードです。3年生が聞いたらどんなに嬉しいことでしょう。
 もちつき会委員の方、大根を作って届けてくれた3年生に感謝しながらの、美味しくて楽しい一週間です。教室での子どもたちのとびっきりの笑顔は、後日お伝えしたいと思います!

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春待月

2021年12月 4日 (土)

 今日は土曜講習で、午前中は4~6年生が勉強に取り組みました。7時50分の開門時刻を、待ちきれない! とばかりに、早めに登校する子たちも多くいます。教室に荷物を置いて準備を済ませると、友だちと一緒にグラウンドへ。寒さを吹き飛ばすように、ドッジボールやサッカーなどをして体を動かす元気な子どもたちです。

 学校周辺では秋色が深まり、気がつけば早いもので今年も12月です。小学校脇のテニスコートにあるイチョウの葉は、緑から黄色へ、そして少しずつ歩道を黄色く染め始めました。その奥にあるのが小学校農園です。大根が、ぐーんと背伸びをするように土から出てきました。来週から再来週にかけて、毎日、学年ごとにもちつき会が行われます。これまで育ててきた3年生の子どもたちが、毎日新鮮な大根を抜きに行き、もちつき会委員のお母さんたちに届ける予定です。

 さて「師走」ともよばれる12月ですが、漢字二字からもどこか気ぜわしさを感じる季節です。他にも「歳極月(としはすづき)」のように押し詰まった印象のある呼び方や、「雪月」「氷月」と文字を見ただけで身震いするような異称も。では「春待月」はいかがでしょう。1月(=旧暦では新春)から始まる新しい年を、楽しみに待つ。そんな12月もよいですね。健康に気をつけて、充実した春待月を過ごしましょう。

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春が待ち遠しいね!(1年生 総合)

2021年12月 3日 (金)

 一年生の総合の授業では、四季に合わせて「季節を感じよう」の学習を行っています。 
 先日の授業では、プランターにチューリップの球根を植える活動をしました。「今日はチューリップの球根を植えます!」先生のお話を聞き、「春に咲くお花なのに、もう植えるの?」と疑問を口にする子どもたち。「チューリップは一度寒い冬を味わうことで、春にきれいな花を咲かせのですよ。」との説明に、みんな少し驚いた表情を浮かべながらも、「寒い冬を乗り越えるから、春が来た時に『春だ!』と季節の違いがわかるんだね」と、子どもらしい表現で答えてくれました。
 また、ある子は「球根を植えるときにも、朝顔みたいに指三本分の穴を土に作って植えるのかな?」とつぶやいていました。先生のお話を聞きながら、春に朝顔の種を植えたときのことを思い出していたようです。
 チューリップが膨らみ大きく育ち始める頃
、子どもたちは2年生への進級に向けて準備をしていることでしょう。1年生として過ごすのも、残り4ヵ月間となりました。暖かい春に向けて育つチューリップのように、ぐんと成長していくことを期待しています。

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感謝の気持ちを忘れずに

2021年12月 2日 (木)

 桐光学園小学校は、小田急多摩線 栗平駅から徒歩約15分のところにあります。4年生以上の子どもたちは徒歩通学で、友だち同士で登下校をしていますが、1~3年生は体力面・安全面を考慮して、栗平駅からスクールバスで送迎を行っています。

 さて、今週の水曜日は未明からの強雨に見舞われ、本校では始業時刻を2時間遅らせる措置を取りました。当日の連絡になってしまったこともあり、通常通りに登校した児童がいました。そこで教員が栗平駅のバス乗り場へと向かうと、警察の方と話している1年生の姿がありました。その近くにいらした一般の方が交番にお声かけくださったとのことです。「普段は学校の先生と一緒にいるのに、今日は子どもだけだったものですから。」と、たいへん親切な方でした。その近くにいらしたもうお一方も、子どもたちに優しく声をかけてくださっていました。

 日頃から子どもたちを温かいまなざしで見守ってくださっていることを、ありがたく感じました。この場をお借りして、改めて感謝申し上げます。

 本校には、毎日多くの児童が電車やバスなどの交通機関を利用して通学してきます。子どもの力だけでは解決できないことがあると、私たち教員の手の及ばない場所で手を差しのべてくださる方がいらっしゃいます。優しく関わってくださる全ての方々に感謝申し上げると同時に、そうした方々にご迷惑をおかけすることのないよう、公共交通機関でのマナー等への指導を学校・家庭で手を携えて続けていきたいと思います。

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こんなに書けたよ、1年生。

 先週から今週にかけて、一年生国語の授業の様子を何度か見せてもらいました。子どもたちは「知らせたいな、見せたいな」の単元で、記録文を書く活動をしています。学校の中にあるものを、お家の人に伝えるつもりで文章に書くのがねらいです。
 体育館、図書室、職員室、Aグラウンドなど、はじめに学校の施設内を歩いて回り、それぞれの場所にどんなものがあり、どんな様子なのかをノートに書きこんでいきました。グラウンドでは遊具の色や手触り、大きさを調べている子、体育館ではピアノや照明器具に注目してそれぞれの特徴を箇条書きにしている子がいます。「旅行先で見た鯉を思い出しながら書こうと思います!」と、目を輝かせているのは、鯉の池の前に座っていた女の子。鯉が泳いでいる様子を観察しながら、熱心に鉛筆を動かしていました。
 翌日の授業では、下書きに入りました。原稿用紙の使い方(題名と名前の書き方、段落の最初を一マス下げることなど)にも気を配りながら、ノートに書いたメモをもとに文章を組み立てます。入学して8ヵ月が過ぎた1年生の子どもたち。最初の頃は長く感じた40分間の授業も、ずいぶん集中が続くようになりました。「みなさんはいい姿勢ですね。上級生のお兄さん・お姉さんにも、1年生がこんなにがんばっているよ、と教えてこよう!」そんな風に声をかけました。それを聞き、さらに背筋がぴぃーん! と伸びるかわいらしい1年生なのでした。
 子どもたちが一生懸命書いている記録文は、完成間近です。自分の目で見て、感じたことを、言葉にして書き表した文章を、ぜひお家の方に読んで聞かせてあげてほしいです。「学校って楽しいんだよ!」そんな思いが、きっと伝わることでしょう。

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みんなのひろば(1・2年生 総合)

2021年12月 1日 (水)

 毎年行われる「みんなの広場」は、2年生が1年生を招待して楽しませる行事です。体育館には、アトラクションが楽しめるお店が立ち並び、1・2年生のほほえましい関わり合いが見られます。今日は、先日行われたみんなの広場の様子をご紹介いたします。

 先週の金曜日に2-1が1-1を、昨日は2-2が1-2を招待しました。1年生を楽しませたい、1年生の喜ぶ顔が見たい・・そんな気持ちで計画を立て始めたのは9月のことです。各クラス6つの生活班があるので、それぞれ6種類のアトラクションを考え、作り始めました。
 わなげ、さかなつり、ボールなげ、わりばししゃてき・・。子どもたちの発想力には驚かされるばかりです。2年生は、楽しそうに話し合いながら、イメージしたものを形にしていきました。準備を進める過程では、時には意見のくい違いもありました。でも、それら一つひとつも大切なお勉強です。一つの目標に向けた共同作業を通して、2年生の仲がより一層深まっていくのを感じました。
 みんなの広場当日を迎えました。1時間目に体育館にお店を準備した2年生は、自分の教室に戻ります。コロナ禍で屋内での異学年交流を控えているため、テレビ会議で体育館と教室をつないで遊ぶ様子を見守ることにしました。「体育館で会えたら、もっとよかったな」「あー!こわれてる!直しに行きたいな」画面越しにうずうずする場面もありながらも、それ以上に自分たちの手作りアトラクションで楽しむ1年生の姿が嬉しかったようです。「遊び方の看板、ていねいに読んでくれてるね!」「お客さんが並んでるよ!」弾むような声が飛び交う2年生の教室です。画面越しに手を振り交流する姿も、心温まる光景でした。

 コロナが今以上に落ち着いたら、きっと従来のように1・2年生が一緒に体育館で遊ぶ日が来ることでしょう。とはいえ、笑顔いっぱいの1年生の顔を見て、誰もが「大成功!」と確信したみんなの広場でした。1年生は来年、新しい1年生に同じように楽しませてくれることでしょう。また、すっかり頼もしい姿を見せてくれた2年生の子どもたちは、この経験を日頃の係活動や、高学年から始まる委員会活動に生かしてくれることと思います。

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「表現」の授業

2021年11月27日 (土)

 本校の教育活動の特色の一つに「表現」の授業があります。どんなことを学ぶのですか? というご質問も多く寄せられます。今回の記事では、先日行われていた3年生の表現の授業の様子をご紹介いたします。表現の授業を少しのぞいてみましょう。

 この日の授業の前半は、身体を使った文字作り。「月」「花」などの漢字や、学年の先生の名前の頭文字などがモニターに映し出されます。「一画目をどう表そうか?」「それ、いいねぇ!」相談をしながら、少しずつお題の文字が形作られていきました。もちろん正解は一つではなく、子どもたちのアイディアの数だけ様々な表現方法が生み出されていきました。(1枚目の楽しそうな写真は、文字通り「楽」を作り上げた子どもたちです!)

 体も心もほぐれてきたころ、活動は「げきあそび」へと移っていきました。さきほどのメンバーとはいったんお別れし、新たに3~5人のグループを作ります。先生から出されたのは「自分たちだけの《ももたろう》のお話を作りましょう」というお題。即興劇に向けて、5分ほどの相談タイムが始まりました。楽しそうな会話の中から、少しずつ物語の内容が聞こえてきます。
・たまごが流れてきて、中からひよこが生まれてきました。(かわいらしい様子が目に浮かびます!)
・ボールが流れてきて、中から大谷翔平選手が生まれてきました。(祝 MVP! みんなの憧れ大谷選手。夢が膨らむ展開になりそうですね。) 

 このように、子どもたちの豊かな発想力がのびやかな表現の授業を作ります。また、活動ごとにグループを作らせることにも、ねらいがあります。多くの仲間といろいろな活動をすることを通して心が通い合い、相互理解につながっていくのです。学年が上がるにつれて、一緒に居たいと思う特定の友だちもできてきます。そのような成長も大切に見守りつつ、その時その場にいる仲間と協力し合える寛容な心、柔軟な人付き合いのスキルを育てることも同じくらい大事にしたいものです。

 毎回、表現の授業が終わるとスッキリとした表情で教室に戻ってくる子どもたち。1~3年生が大好きな授業の一つです。楽しい活動を通して、自己表現力や、自分と他者とのつながり方を育んでいけたらと思っています。

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図書館見学(3年生 読書)

 11月は、子どもたちにとって楽しみなことがたくさんありました。遠足、柿農園見学、芸術鑑賞会‥学校行事や校外学習の多くが2年ぶりであることも、子どもたちの“ワクワク”の理由だと思います。今週の金曜日には「図書館見学」がありました。見学のしおりをバッグに収め、朝から準備万端の子どもたち。1時間目が終わると、さっそくスクールバスに乗って出発しました。
 訪れたのは、学校から20分程のところにある川崎市立麻生図書館です。司書の方に、図書館の本の並びについて説明していただきました。学校の図書室と同じように書棚に並ぶ本には3桁の番号がついていて、4〇〇は自然科学、9〇〇は文学というように本が分類されています。「学校の図書室で本を読んだ時に、3桁の番号をぜひ覚えておいてください。そして公立図書館でその番号の棚を見ると、さらに多くの本に触れるチャンスがありますよ」司書の方のアドバイス、今後の読書に生かせるとよいですね。
 また、見学中には普段は見ることのない書庫にも案内していただきました。多くの本を保管するための移動式書庫や、万が一の時のための消火設備などを見て、子どもたちは時折質問をしながら熱心にメモを取っていました。書籍の保管という図書館の役割が、多くの工夫と努力によって果たされていることを学んだことでしょう。
 
図書館は、本との出会いの場です。心を豊かにするような素敵な一冊と出会えるように、また調べ学習においても有効に活用できるように、図書館が子どもたちにとって身近な存在であってほしいなと思います。

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和太鼓の世界を楽しもう(芸術鑑賞会)

 25日(木)に芸術鑑賞会が行われました。和太鼓パフォーマー『和-jin』の皆さんをお招きして、和太鼓の演奏を鑑賞しました。
 左右対称のばちの動きでクワガタの力強さを表した「KUW♂AGATA」、幻想的な光と音のコラボレーションで子どもたちを魅了した「幻光打」など、和太鼓の魅力が詰まった素晴らしい舞台でした。子どもたちは、力強く歯切れのよいリズムで叩く動きを、息を飲むように見つめていました。
 鑑賞会の後半になると、これまでで一番大きな太鼓が登場してきました。打面の直径が3尺2寸という大太鼓です。尺や寸という言葉からイメージが湧かなかった子も、「3尺2寸とは、だいたい96㎝です!」という演奏者のお話を聞いて目を円くするのでした。

《子どもたちが書いた文章より》
・ぼくは、きのうすごくかっこいいひとたちがみられてかんどうしました。(1年生男子)
・「幻光打」では、とちゅうでばちがみどりに光って、ライトセーバーをもってたたかっているようでかっこよかったです。(2年生男子)
・むずかしいふりつけを考えるのが大へんだけど、ずっとあきらめずにやってきたのですばらしい曲を作れたんだと思います。(2年生女子)
・和-jinのみなさんが、あせをかいて何度もわたしたちにたいこをたたいてくれました。また会って、たいこをたたいてほしいです。(3年生女子)
・音が胸に響きました。迫力があり、声もダイナミックで舞台にくぎづけでした。(5年生男子)

 日本の伝統文化である和太鼓を、音を味わい見て楽しむ華やかな芸術鑑賞会になりました。

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籾すり作業(5年生 総合)

2021年11月26日 (金)

 稲作の授業で「籾すり」を行いました。籾すりは、脱穀した籾(もみ)から籾がらをとり、玄米にする作業です。道具として、すり鉢とソフトボールを使って行いました。
 これまでの作業と同様に、子どもたちでリーダーを決めて進めていきます。事前に籾すりの計画を立ててきたリーダーを中心に、籾すりが始まりました。「こぼれやすいから気をつけて!」互いに声をかけ合いながら、子どもたちはすり鉢から籾がこぼれないように慎重に作業をしていました。
 籾すりをしていて玄米が現れた瞬間、「あっ、お米が出てきた!」と声を上げる子どもたちの姿がありました。「お米」になるまで一つひとつ根気の要る作業が続きますが、苦労と共に喜びや発見をみんなで分かち合いながら進める子どもたちの姿は、たいへん微笑ましいものです。美味しいお米になるまで、もうひとがんばりです。

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