桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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温かな心の連鎖-2・3年生の交流から-

2022年2月28日 (月)

 2月最後の日は、春の訪れを感じる暖かな一日でした。小学校のある川崎市麻生区の最高気温は14℃。ぽかぽか日和でした。子どもたちは、今日も元気いっぱいに過ごしていました。

 休み時間、2年生と3年生がドッジボールで一緒に遊ぶ姿を最近多く見かけます。つい先日、2年生のある子の日記に、“強くて優しい3年生”のことが書かれていました。「下級生が、日記に書いてくれたよ!」3年生の教室でその一部を紹介すると、「ぼくたちのことだ」と、何人かの子どもたちが誇らしげな表情を浮かべるのでした。

 そんな3年生の遊び方にも、近頃ちょっとした変化が見られます。以前は男の子の姿が目立つドッジボールコートでしたが、今月に入って女の子の姿を多く見かけるようになりました。これは、3年生の女子が書いてきた日記です。「強いボールを投げる男の子が、やさしいボールを投げてくれました。わたしも下級生と遊ぶ時には、そうしてあげたいと思いました。」楽しく遊べたことで、今度は下級生にもそうしてあげよう、と思ったのですね!
 その子は日記の中でこう続けています。「2年生に当てられてしまって外野に出ました。その時に味方がボールをくれて、わたしが外野から当てた時には『すごいね!』とほめてくれました。」パワーの上では、毎日ドッジボールをしている男の子に敵いません。でもコートの中は、私もやってみよう! 楽しい! そう思える温かい声かけに溢れていたのです。
 日記の最後には、こう綴られていました。「これからも思いやりのドッジボールをやりたいです。下級生も、そんな3年生みたいになってほしいです。」 読ませてもらいながら楽しそうに遊ぶ姿を思い浮べるとともに、温かい気持ちになりました。

 優しさの連鎖が男の子から女の子、そして上級生から下級生へ・・。学校っていいな、と改めて思うのでした。

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