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高校だより7月号

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校長ブログ(7/5)

               7月5日(月)「半夏生」・校長閑話

  7月3日(土)は「臨時休校」となってしまいました。2日から降り続いた雨によって、神奈川県下に大雨警報がだされ、川の氾濫、土砂災害の恐れ、交通機関の乱れなどが予想されたため、生徒諸君の安全確保のために休校措置をとりました。平塚市では、金目川の水位が上昇したため、警戒レベル「5」(緊急安全確保)が発令されました。災害対策基本法改正後において全国初となったようです。また、熱海では土石流が発生し、甚大な被害がありました。被災された方々の安否を気遣うとともに、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。 

 7月2日(金)は、雑節の一つ「半夏生」でした。夏至から数えて11日目、7月2日頃から7月7日(七夕)までの5日間となります。昔から、梅雨の後半にあたり、雨の日が多いといわれてきました。この頃の大雨を「半夏雨」といい、その時の洪水を「半夏水」というそうです。「半夏生」の名の由来は、諸説ありますが、「半夏」は「烏柄杓・からすびしゃく」という薬草で、これが生えだす頃をさしています。つまり「半夏」+「生ず」=「半夏生」となります。また、「片白草」というドクダミ科の草の葉が半分白くなる頃であり、お化粧が半分されているように見える(半化粧)ことから、この名が付けられたとも言われています。関西方面では、稲の根が八方にしっかり根付くように願いを込めて、タコを食べる習慣があるそうです。半夏生には、「たこ焼き」と覚えておくのも面白いと思います。

   あにおとと たこ焼き分けて 半夏生   健   ※ あにおとと(兄と弟)

  高校生は、7月5日から球技大会。各種目クラス一丸となって優勝を目指してください。エキサイティングなゲームになると思いますが、怪我のないようにしてください。声援を送りたいところですが、コロナ禍です。マスクをつけて応援してください。中学生は、7月6日から期末試験です。一学期の締めくくりです。集中して試験に臨んで下さい。兄は「スポーツ」弟は「試験」( brotherhood )、それぞれがんばれ。

中学バスケ部 夏の大会2回戦

夏の大会 2回戦敗退

 大雨によって土曜日の試合は次の日の日曜日になり、さらには片瀬中から秋葉台体育館へと場所も変わりました。会場では2面で試合が展開され、コロナがあける前のような活気あふれる試合会場となっていました。選手は初めて、多くの人に見られながらの試合だったので、気合が入っていました。Photo_2 試合相手は前回の大会で藤沢市2位になっていた強豪校。試合序盤では相手の4、5番が立て続けにシュートを決め、8-0と負けていた時にタイムアウトをとり、一時選手に冷静さを取り戻すよう促しました。それでも相手が2位だったという事実からか緊張がほぐれず、そのままのペースで終わり、22-2で第1Pが終了。そして第2Pスタートでようやく本来のプレーが続き、スリーやミドルシュートが入り、22-8と追いつき、前半終了時点で40-19となりました。このクオーターだけで見ると17-18なので、実力的には臆することはなかったように思えました。試合はその後点差があまり動くことなく、70-53で敗れました。しかし、彼らは常に味方同士で話し合い、楽しそうにプレーをし、試合終了後にはやり切った表情をしていました。また、試合会場にいた多くの先生方、選手が彼らを見ていたので、市全体に注目されているよう気がして、私自身忘れられない光景になりました。彼らのような素晴らしい選手と出会えてとても光栄です。今後、中2,1年生が主体となりますが、中3生のような立派な選手になってほしいなと思います。中3生、お疲れさまでした。Photo_4中3生Photo_5中学バスケ部全体写真

藤沢市中学校夏季剣道大会

 中学剣道部は藤ヶ岡中学校にて行われた、令和3年度の夏季大会に参加いたしました。 

 個人戦では中学2・3年生8人の選手が出場しましたが、ベスト8以上に残り、地区大会に出場する選手は残念ながらおりませんでした。

 団体戦では、予選リーグを通過し、上位6チームによる決勝トーナメントに進み、湘南地区大会への出場を決めました。決勝トーナメントの結果は5位となりました。Photo 春季大会に引き続き、県大会へ進むことを目標として、今後も活動をしていきたいと思います。

高校サッカー部活動報告

練習試合の横浜南陵戦が行われました。
連日の大雨でグランド状況は悪かったものの、選手は必死に戦う姿勢を見せてくれました。Image0選手権に向けた良い練習試合となりました。

高校入試 夏休み見学会実施予定

高校入試 夏休み見学会を8月19日(木)と8月21日(土)の2日間実施いたします。

両日とも

午前の部は、授業(夏期講習)見学・施設見学を中心に、学校生活全般をお伝えします。

午後の部は、施設見学及び部活見学をしていただきます。

部活見学は大会や練習日程の都合で活動団体が限られていますのでご注意ください。

また、今後も変更になることもございますのでご承知おきください。

なお、新型コロナウイルス感染拡大を鑑みまして、人数の制限を設けての実施になりますのでご了承ください。

夏休み見学会チラシはこちら

イベント申し込みはこちら   (夏休み見学会の申し込みは7月19日AM7時~)

皆さんの参加をお待ちしております。

入試対策部

中学入試 サマースクール(宿泊型体験)実施変更のお知らせ

中学入試 サマースクール(宿泊型体験授業)は新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みまして実施方法の変更を致します。

当初の予定

8月7日(土)~8月8日(日)で宿泊をして藤嶺藤沢を丸ごと体験

変更後

8月7日(土)9:40~16:30 定員20名 (対象:小学5・6年生)

8月8日(日)9:40~16:30 定員20名 (対象:小学5・6年生)

2日間に分けてそれぞれ定員を20名として1日体験会として実施いたします。

申しこみは7月7日(水)AM7時~先着順となります。

サマースクールチラシはこちら

イベント申し込みはこちら  (サマースクールの受付開始は7月7日7時~)

皆さんの参加をお待ちしております。

入試対策部

中学教頭ブログ(6/30)

 ついに、本校の生徒に新型コロナウイルス感染者が確認されてしまいました。誰でも感染するリスクはあると言いつつも、一人も本校からは感染者が出ないことを祈っていました。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。

 保健所の担当者の方による聞き取り調査が終わり、学校でPCR検査の受検が必要な「接触者」として生徒と教職員96名が決まりました。私も受検者の一人となりました。中学校を臨時休校としてPCR検査を実施。その結果を待ちました。

 26日(土)に、藤沢市総合体育大会が開幕します。24日にPCR検査を実施。保健所の方からは、結果が出るまで早ければ1日、通常は2日間を要すると言われていました。クラブ顧問の先生方と話し合い、試合日前日の正午までに「陰性」が判明しなければ大会への出場を断念することにしました。試合当日の棄権は、対戦相手の学校に迷惑をかけてしまうからです。つまり25日(金)正午がタイムリミットとなったのです。その時点では、大会への出場は絶望的でした。

 運命の日、25日を迎えました。午前11時半を過ぎても保健所から何も連絡がありません。迷惑なのは承知で、保健所に電話をかけてしまいました。保健所の方の回答は、本日中に結果は出ますが、はっきりとした時間はお伝え出来ませんとのことでした。予想通りの回答でした。

 校長室で顧問の先生方に状況を報告し、藤沢市総合体育大会への出場辞退が決まろうとしていました。時刻は11時55分。すると、保健所から全員「陰性」との連絡が入りました。まるで、テレビの刑事ドラマで、ダイナマイトの爆発を寸前で食い止める作り話のような出来事でした。軟式野球部、サッカー部、卓球部、バスケットボール部の生徒たちが大会に参加することが出来ました。勝敗は別にして、3年生にとって最後の夏の大会に出場できたことを大変喜んでいます。ご尽力いただいた藤沢市保健所の方々に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

高校教頭ブログ(6/29)

 毎年6月23日は「沖縄慰霊の日」です。太平洋戦争末期、1945年4月1日のアメリカ軍の沖縄本島上陸によって本格的に開始された沖縄戦は、第32軍司令官牛島満大将(当時は中将)をはじめとする司令部が自決した日(6/23)をもって組織的戦闘が終結したということです。沖縄戦での日米両軍及び民間人を合わせた地上戦中の戦没者は約20万人、そのうち日本側の死者・行方不明者は188,136人とされています。
 さて、私は先日『宗棍』(今野敏著/集英社)という(大衆)小説(単行本/392ページ)を読みました(今野敏は私のお気に入りの作家で100冊くらいの著作を読んでいます)。『宗棍』の帯には「幕末、琉球王国が滅びゆく時代に、国王の武術指南役を務めた松村宗棍。強さとは何かを追い求め、琉球空手の礎を築いた男の生涯を描く、著者入魂の長編。」とあります。今野敏の著作に「琉球空手シリーズ」があり、『宗棍』はそのうちの最新刊です。
 開幕まであと1ヵ月を切った東京五輪ですが、今回初めて「空手競技」が実施されます。俗に言う「空手」ですが、ノンコンタクト(寸止め)、スキンコンタクト、フルコンタクトなどに分類され、五輪種目の空手はノンコンタクト系(実際は当たりますが)であり、「スポーツ空手」「競技空手」と言われ、沖縄伝来古流空手とは「似て非なるもの」です。沖縄はかつて「琉球」と呼ばれ、江戸時代以降は、薩摩藩と清への両属という体制(中華帝国の明・清の元号と日本の朝廷の元号の両方を施行する国家体制)を取りながらも、独立した王国として存在し、日本や中国の文化の影響を受けつつ、交易で流入する南方文化の影響も受けた独自の文化を築き上げました。そして、沖縄伝来古流空手(この言い方は正確ではないかもしれません)も沖縄が築き上げた独自文化の一つなのです。『宗棍』は、琉球王国時代の最も偉大な武術家の一人である松村宗棍の生涯だけでなく、幕末の沖縄の様子も描かれており、大変興味深く読むことができました。
 ちなみに、かの村木厚子氏(厚労省官僚で、虚偽公文書作成・同行使の容疑で逮捕されて5ヵ月間拘留されたが、全くの冤罪であった)は拘留中に今野敏著『隠蔽捜査(シリーズ)』を読んでいたということです。

校長ブログ(6/28)

                                         6月28日 「時の記念日」・校長閑話

  6月10日(木)は「時の記念日」でした。「時の記念日」は1920年(大正9年)に、東京天文台と当時の文部省の外郭団体「生活改善同盟会」によって制定されました。この時代の日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけがあり、時間の尊重の意識改革が広められました。今日では、時間厳守の感覚は日本人に定着しました。皆さんも電車が時間通りに着かないと、「何だよ」と思うでしょう。他人に厳しく、自分に甘いのが「遅刻」なのかもしれません。日本で初めて時を知らせたのは、671年(1346年前)、天智天皇の10年4月25日と「日本書紀」の記事にあるそうです。それを太陽暦に換算して、6月10日を「時の記念日」としたのです。この時代の時計は何でしょう。…水時計です…「漏刻」ともいいます。

 お釈迦様がお弟子に尋ねました。「人の命とは、どれぐらいの長さのものですか。」と、「数日の間です」「ご飯を食べる間です」とさまざま答えが出たそうですが、お釈迦様はうなずかれませんでした。そんな時、あるお弟子が、「一呼吸の間」です。と答えたそうです。それに対し、お釈迦様は「あなたは道のなんたるかを知っている。」と褒められたそうです。一呼吸の間であっても、私たちの命の保証はありません。「この一瞬を見失うことなく、この一瞬をまじめにひたむきに、この一瞬を丁寧に生きること。」中学生、高校生のみなさん「時」「時間」というものに向き合い、今の生活を見つめてみてください。

  この春、卒業した大学生3人が、校長室を訪ねてきてくれました。そして、いろいろと大学生活のことを聞かせてくれました。S君は「グローバルに活躍したい」D君は「実習、実験を通して研究を深めていきたい」Y君は「児童心理、支援教育、ボランティア活動など資格取得に向けてがんばりたい」とそれぞれの夢を語ってくれました。彼らの話を聞いて、「時間」の流れ、「環境」の変化による成長を実感できました。藤嶺藤沢のOB諸君、ますますの活躍を期待します。