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2023年1月

高校教頭ブログ(1/31)

春の来ない冬はない~一陽来復

 ついこの間「明けましておめでとうございます。」という挨拶をしたと思ったら、明日はもう2月です。「一月往ぬる、二月逃げる、三月去る(いちげついぬる、にげつにげる、さんげつさる)」と言うように、1月は足早に過ぎて行きました。そして、日本では2月は入学試験の季節です。本校では、中学入試が明日から始まり、来週10日と11日は高校入試が行われます。また、大学受験をする本校の高3生や俗に言う浪人生たちは、先日の大学入学共通テストを終えて、いよいよ私大入試や国公立大学個別試験(二次試験)に臨みます。このように、小学6年生、中学3年生、高校3年生(浪人生)という、児童から成人(18歳成年年齢)までが受験に挑むのが、日本の2月なのです。
 それぞれの受験生は、志望校合格に向けて長期にわたって準備を重ねてきました。受験には「定員」がありますので、すべての受験生の努力が等しく実を結ぶとは言えません。しかしながら、「春の来ない冬はない」「朝の来ない夜はない」という言葉があります。今はこれらの言葉を信じて、最後の最後まで粘り強く勉強を続け、受験生の皆さんが「合格」という「狭き門」を自らの力で開けることを切に願っています。
 すべての受験生の頑張りにエールを送ります。

研究発表会 【中学2年】

1月28日(土)に中学2年生の研究発表会が行われました。

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先週行われた1,4組の発表に引き続き、「日本の伝統文化」というテーマのもと、今度は2,3組が様々な発表をしてくれました。01292

どの班も一生懸命発表してくれました。

来年の卒業研究レポートに向け、今回の反省をぜひ生かしてもらいたいと思います。

練習試合の報告 【高校バレー部】

1月29日 練習試合

対 平塚江南、小田原
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勝ったり負けたりと不安定な結果となってしまいましたが、1週間確認をしてきたディフェンスフォーメーションの成果はあったと思います。

平塚江南、小田原の皆さん練習試合ありがとうございました。

卒業茶会に向けてインタビュー

 今週は、卒業茶会を行う中学3年生を代表して、冨高大くん(3年1組)にインタビューしてみました。

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「茶会での役割を教えてください。」

 卒業茶会では、各クラスを前半と後半のグループで分け、それぞれのグループの中で役割を決めて、グループとしておもてなしをします。その中で、私は今回招待状係を担当しています。保護者の方や先生方に対して招待状を作成するのですが、普段あまり使わない言葉遣いにとまどいながら、どうやって日頃の感謝の気持ちを伝えようか工夫し作成するのが大変でした。

 また、当日は保護者の前でお茶を点てるので、そこで3年間学んできたことをしっかりと出せたらいいなと思っています。

「茶道を学ぶ中で成長できたこと」

 祖母の家に茶室があるので、親戚で集まった時などにお茶を点てたことはありました。しかしながら、本格的に茶道を習ったことはなく、藤嶺藤沢に入学して初めて茶道を学習しました。茶道では、1つ1つの作法の中に相手に対する敬意や感謝の気持ちが込められています。そういう作法を学ぶことで、自然と礼儀作法や人間力を身につけることができました。

 茶道の授業は他の学校ではあまり体験できないことなので、この3年間でとても貴重な経験をさせてもらったと思っています。

「参加してくださる保護者の方や先生方に一言」

 3年間学んできたことを最大限にいかして、素敵なお茶会にしますので、是非楽しんでいってください。そして、この3年間で成長した私たちの姿を見てください。

全国いじめ問題子供サミット参加

令和5(2023)年1月21日 土曜日

「令和4年度全国いじめ問題子供サミット〔文部科学省主催〕」へ藤嶺生参加Photo

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 いじめ問題について全国の小中学生が話し合うサミットへ本校中3生3名、中1生1名が参加しました(全国都道府県、政令指定都市代表60校、小21名、中103名)。晴天の下、横浜駅に予定より早く集合しスムーズに開場90分前に文部科学省講堂前に到着しました。講堂の開場を待つ間、本校のいじめ防止活動「心と命を感じるプロジェクト」に関するポスター発表に向け最終確認をしました。開場10時が近づくと全国から模造紙と旅行鞄を持つ児童生徒が集まってきました。壁に向かって発表原稿を練習している生徒や、原稿用紙に最後に清書をしている児童の姿など、いよいよスタートだと自然と緊張感が増してきました。因みに昨年はコロナ禍のためオンライン開催となり本校から中学生3名が出席しました。

 開会では、山本左近文部科学大臣政務官が参加者に向けて「『いじめをなくしていくために私たちができること』というテーマから参加者の皆さんで話し合って頂きたいと思います。(中略)コロナ禍の影響もあり人と人との関わりも変化していると思います。いじめに対して、安全・安心の実現に向けて皆さんで話し合って頂き、そして今日この場で話し合った内容を、皆の思いを学校に帰って周囲の友達や多くいる大人へ伝えて頂き、『いじめをしない、いじめをさせない、いじめを憎まない。周りの人を大切にする。』そのように考える仲間が増えていくことが、勇気のいることですが、いじめをなくすことに結び付いていきます。(略)」と語りました。

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 10時40分、ポスター発表を行いました。参加校を大きく2つに分け、約25校がポスターを張り発表をし、残りの35校の生徒が発表を聞き質問をする形式でした(2人組で5分説明し、3分質問を受け、2分で発表・質問等について用紙に記入、これを3回行う)、あっという間の30分間。山本政務官から「いじめはある?」「そういう時どうするの?」と質問を受け、中3生は「あります。からかいを受ける子へ、声を掛けるようにしています」と応えました。「ポスターの(標語)にもある通り、一人ひとりの個性だよね、大切にしようね。頑張って、ありがとう。」と発表を聞いてくださいました。

 11時20分頃からは、他校のいじめ防止の取り組みを見聞しました。講堂に響き渡る他校の生徒の声に熱意を感じました。

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Aimg_15522 佐賀大学教育学部附属中学校
  「用紙を開くと各活動が書かれている」

 昼食後は、ライセンス藤原一裕氏によるゲスト体験談が行われました。いじめの体験から「逃げてもいいけど負けたらあかん」という言葉をテーマに語ってくださり、またクラウドファンディングで作った『ゲロはいちゃったよ』という絵本の内容やいじめから傷ついた心について、世界は広い、色々な人がいる、例えば深夜番組出演で知った外蛇口研究家や片手袋研究家の話しをして下さいました。またサミット終盤にサミット全体の講評を下さり、子どもたちを理解しようという気持ちが伝わってきました。サイン入り絵本も全参加校へ下さいました。

13時30分頃からは、20グループに分かれてのグループごとの協議と、グループ協議を全体で発表し合う全体交流が行われました。午後前半の全体交流の司会は希望者が行うことになっており藤嶺藤沢の生徒4名も司会を務めました、貴重な経験となりました。

 午後の「いじめ問題に対するメッセージ」を作るグループ協議から全体交流で発表された内容は次のようなものでした。

 ・いじめられている人へ 抱え込まずに相談しよう

 ・みんなへ 区別せずに思いやりを持って意見を伝え合おう

 ・いじめをしている人へ いじめ防止3か条

   ①心の傷を作らない ②人の心はゴミ箱じゃない  ③相手の気持ちを考えて

 ・みんなへ 逃げても歩もう 誇れる道へ

 ・みんなへ いじめを許さないあたたかい環境を作ろう

 ・みんなへ 人の心は氷(一度溶けてしまうと元には戻らない)

 ・みんなへ 考え方の違いは誰にでもあるよ

 ・一人じゃない 仲間を知ろう 自分を好きになろう みんなで一つの輪になろう

 ・今を生きる同世代へ 世間は狭いが世界は広い

 ・先生へ 先生のいじめ対処マニュアルを作りました。

   ①生徒との壁を作らない

   ②生徒に寄り添う

   ③言ってくれた勇気をたたえよう

   ④先生だけで判断しない(保護者への連絡など生徒本人に伝える)

   ⑤生徒と同じ歩幅で

 ・いじめを止めたくてもあと一歩踏み出せない人へ いじめ防止3原則

   ①暖かい心を持った集団 ②勇気をもって一歩踏み出そう

   ③様々な立場を考えられるようにしよう

 ・傍観者へ 大丈夫? 声かける君が ヒーローさ

 ・いじめに関わる皆さんへ

   自分が正しいと思うことをしてください

 ・傍観者へ 声をかける勇気を持っているのはあなただけ

 ・いじめをする人へ

  ストップ!1度冷静になって考えてください。相手の立場を振り返りましょう。

  相手は暗い顔していないか、悩んでいないか、落ち着いて考えてください。

  いじめは楽しいですか。他の人にあたるのではなく打ち明けてみては

  どうでしょうか。

 ・10代の皆さんへ「心の距離2C(C)M(2センチメートル)」 いじめの前、いじめに対し。

   ①C=コミュニケーション(相談) C=こころのケア(いじめられている子に寄り添う)

    M=ムード、雰囲気(いじめを許さない、相談しやすい)。

 ・勇気を出したい人(傍観者、加害者、被害者)へ

   その言葉 みんなもきっと 思ってる

 ・全生物へ S5

   ①親しき中にも礼儀あり  

   ②しないされて嫌なことは

   ③知ろうみんなをより深く 

   ④調べてみようとりあえず

   ⑤しっかり思いを伝えよう

 ・全人類へ 自分の普通を押し付けない

 ・みんなへ広げよう言葉の交流

 

 朝から夕方まで、全国各地からの参加者による様々な発表やメッセージが詰まった子供サミットでした。長かったようで短い一日でした、貴重な経験となりました、参加させていただき有難うございます。

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中学教頭ブログ(1/26)

 大晦日恒例のNHK紅白歌合戦の平均視聴率は、関東地区で35.3%だったそうです。一昨年を1ポイントだけ上回ったようです。一部始終ではありませんが、私も見させていただきました。感想としては、やはり若者層を取り込もうとする番組制作ポリシーが伝わってくる出演者構成だった印象です。カタカナの多いグループ名には私を含めた壮年層にとって馴染めなかったメンバーだった気がします。

 最も感動的だったのは、やはり85歳の加山雄三さんが「君といつまでも」を歌いきった瞬間でした。85歳であの声量には驚きました。審査員だった黒柳徹子さんとのやりとりも微笑ましい光景でした。若者達にはどのように映ったのか知りたいところです。

 過去最高の視聴率は昭和38年の81.4%だそうです。8,000万人の国民が紅白歌合戦を楽しんだ計算となります。驚異的な数字です。今回の番組制作費は約3億円と噂されていますが、NHKがそんなに視聴率にこだわる必要はないというのが私の持論です。娯楽の形態が多様化している時代に視聴率を意識し過ぎるのはナンセンスだと思うのです。それよりも内容の濃い番組制作に傾注するべきだと考えます。

 話は飛躍しますが、中学受験も同じだと思っています。数字に惑わされない方が良いと思います。本校の受験生の平均偏差値は40レベルと評価されています。平均が40ですから、50を上回る受験生もいれば、40を下回る人もいます。また、高校受験と中学受験では偏差値の見方は異なります。中学受験を考えている人の中での偏差値40は、高校受験の偏差値50以上に匹敵すると考えられます。

 20年以上中学入試に携わってきましたが、偏差値40の受験生は何らかの課題を抱えています。その課題を克服してあげれば、自然と学力は身についていくものと信じています。偏差値55の生徒よりも偏差値45の生徒の方が指導にやり甲斐を感じています。本校の使命は生徒一人ひとりの課題を解決してあげることだと思っています。偏差値の高い生徒の指導の方が教員の負担は軽くなるのは事実ですが、大きく実力を伸ばしてくれた生徒の方が私たちの喜びが大きくなるのもまた事実なのです。

 中学入試が迫ってきました。多くの受験生は出願を終えていると思います。4校程度の学校を受験する人が多いようです。最後まで全力を尽くしてください。偏差値ランク40の学校でもみなさんの実力を大きく伸ばしてくれるはずです。志望順位にこだわらずに、万全の態勢で試験に臨んでください。健闘をお祈りいたします。

蕗の薹が食べごろです

 寒さが最も厳しい1月下旬、富士山の雪化粧が美しいと感じながら、早く暖かくならないかと思うこの頃です。

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 本校では蕗の薹が食べごろな大きさになっています。縄文時代から食べられている蕗の薹、ほろ苦さがクセになる春のものです。季節のものを食べて、健康に気を付けて、寒い冬を乗り切りましょう!

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活動報告 【高校サッカー部】

1月22日 東京遠征
国分寺高校戦
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今日は、東京都の強豪校、国分寺高校とTRMささていただきました。
国分寺高校も選手権都予選でベスト16まで駒を進めたチームです。

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Aチームとも対戦させていただき、パス・スピードなど全てにおいて素晴らしいチームで、大変貴重な経験になりました!

研究発表会 【中学2年】

1月21日(土)中学2年生の研究発表会が行われました。

テーマは「日本の伝統文化」です。
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9月に行われた東京自主研修では、博物館や落語・相撲を鑑賞しました。それらをヒントに現在と過去、あるいは地域差を比較することをメインにし、各自が個人テーマを設定して調べ、発表をしました。

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本日は1組と4組の発表でした。

大勢の前、そして保護者の前での発表のため、生徒は緊張しながらも、調べてきたことを堂々と発表していました。01213

来週は2組、3組の発表になります。

本日の様子を見て、より良い発表をしてくれることを期待します。

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高校推薦入試 合格発表について

令和5年1月22日(日)に行われました高校推薦入試の合格発表ならびに入学金手続きは下をクリックしてください。

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