ホーム 藤嶺学園藤沢中学校・高等学校ブログ 中学教頭ブログ(6/30)

中学教頭ブログ(6/30)

 ついに、本校の生徒に新型コロナウイルス感染者が確認されてしまいました。誰でも感染するリスクはあると言いつつも、一人も本校からは感染者が出ないことを祈っていました。しかし、現実はそう甘くはありませんでした。

 保健所の担当者の方による聞き取り調査が終わり、学校でPCR検査の受検が必要な「接触者」として生徒と教職員96名が決まりました。私も受検者の一人となりました。中学校を臨時休校としてPCR検査を実施。その結果を待ちました。

 26日(土)に、藤沢市総合体育大会が開幕します。24日にPCR検査を実施。保健所の方からは、結果が出るまで早ければ1日、通常は2日間を要すると言われていました。クラブ顧問の先生方と話し合い、試合日前日の正午までに「陰性」が判明しなければ大会への出場を断念することにしました。試合当日の棄権は、対戦相手の学校に迷惑をかけてしまうからです。つまり25日(金)正午がタイムリミットとなったのです。その時点では、大会への出場は絶望的でした。

 運命の日、25日を迎えました。午前11時半を過ぎても保健所から何も連絡がありません。迷惑なのは承知で、保健所に電話をかけてしまいました。保健所の方の回答は、本日中に結果は出ますが、はっきりとした時間はお伝え出来ませんとのことでした。予想通りの回答でした。

 校長室で顧問の先生方に状況を報告し、藤沢市総合体育大会への出場辞退が決まろうとしていました。時刻は11時55分。すると、保健所から全員「陰性」との連絡が入りました。まるで、テレビの刑事ドラマで、ダイナマイトの爆発を寸前で食い止める作り話のような出来事でした。軟式野球部、サッカー部、卓球部、バスケットボール部の生徒たちが大会に参加することが出来ました。勝敗は別にして、3年生にとって最後の夏の大会に出場できたことを大変喜んでいます。ご尽力いただいた藤沢市保健所の方々に厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 

« 高校教頭ブログ(6/29) メイン 中学入試 サマースクール(宿泊型体験)実施変更のお知らせ »