桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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桐光小ニュース

研究発表に向けて(6年生 総合)

2024年11月21日 (木)

 6年生の総合の学習では、各自の研究テーマに沿って調べ学習を進めてきました。円高・円安など経済への疑問を解き明かそうとしている子、好きな戦国武将について研究を深めている子など、題材は多岐にわたります。夏休みに、研究目的で遠くまで取材に出かけた子どもたちもいました。

 集めた資料を元に構成を立てたら、次はスライド作り。子どもたちは、Keynoteというプレゼンテーションアプリに研究内容をまとめています。聞き手を意識して箇条書きにまとめる工夫をしたり、画像を効果的に入れたりと、授業ごとにスライドが作りこまれていきます。国語や算数のような教科書はなく、この研究発表はあくまでも子どもの好奇心が出発点。調べていくうちに新たな発見があり、さらに研究が深まっていくこともしばしばです。

 研究成果は、1月にひかりホールで発表する予定です。その日は1~5年生の個人面談期間中でもあり、他学年の保護者の方も観覧可能となっています。「それはプレッシャーだなぁ」と口にしながらも、よい意味で緊張感の高まる子どもたちです。小学校6年間の学習の集大成でもある研究発表を、わたしたちも楽しみにしていたいと思います。スライドの完成まで、もう一息。最後までがんばりましょう!

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知的財産の特別授業(4年生 総合)

2024年11月20日 (水)

 今年も、弁理士である廣田先生による「知的財産」の特別授業が行われました。

 知的財産とは、「人が考えたいいモノ・いいコト」を指します。大昔の人が生み出した石包丁から、現代のICT機器に至るまで、人類の歴史は発明の歴史でもあります。授業では、「商標(マーク)」「著作物」「発明」「意匠」といったテーマに沿って、毎回興味深いお話をお聞きすることができました。

 「今日は原始人になったつもりで、マンモスとたたかう方法を考えてみよう!」「有名な知的財産の商標(マーク)や意匠(デザイン)、それらを真似してもいいの?」など、先生から様々な問いが投げかけられると、子どもたちは一つひとつ真剣に考え、学びを深めていきました。知的財産の授業を通して学んだことは、人が一生懸命考えた工夫やアイディアは尊いものであるということです。自分の考えを大事にすると同じくらいに、友だちの考え・ひらめきも大切であるということ。また、一人ひとりのひらめきがより便利で豊かな社会を作っていくということにも気づいたことでしょう。

 学習を終えた後には、「あったらいいな!こんなモノ」をテーマに、発明家になったつもりでより便利な道具を考える活動を行いました。子どもらしい発想力を生かした、素敵な作品が多く生み出されました。ひかりホールでの発表では、緊張しながらもステージで一生懸命説明した子どもたち。発表を聞く態度も素晴らしく、子どもたちは友だちの説明を楽しそうに聞いていました。

 こちらの作品は1月の作品展でも展示予定です。多くの方にご覧いただきたいと思っています。

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遠足(2・6年生)

2024年11月19日 (火)

 秋の深まる季節、2年生と6年生がこどもの国へ遠足に行きました。兄弟学年のペア同士が一緒になってグループを作り、様々な活動をしてきました。

 それぞれのバスでこどもの国に到着すると、さっそくペア同士で顔合わせをしました。「今日はよろしくね!」「楽しもうね。」 挨拶を交わしてから、一緒に園内を歩いて行きました。最初の活動は、ドングリ集め。2年生が秋の素材を使った工作をするために、お気に入りのドングリを集めていきます。「こっちにたくさん落ちているよ」と、はじめはお手伝い役の6年生でしたが、「おお! 帽子つきのドングリがあるぞ」と、次第に一緒に収集を始める6年生の姿も。「6年生が探してくれたよ」「“森のピザ”の材料、バッチリだよ!」と、満足顔の2年生。一緒に秋の自然を楽しむことができました。

 その後は、何人かの先生たちが待つチェックポイントを通過しながら園内を散策しました。園内マップを片手に、途中の遊具で遊んだり会話を楽しんだりしながら、ゴール地点の「こども遊牧場」を目指します。遠足の数日前に一緒にお昼ご飯を食べたとき、「ここに行こうね!」と子どもたちが話題に上げていたのは「110mローラー滑り台」。高低差があって眺めのよいこちらの遊具も、予想通り大人気でした。

 こども遊牧場に着いてからは、6年生が話し合って準備していた鬼ごっこをして遊んだり、お昼の時間には一緒にお弁当を食べたり、おやつを楽しんだりしました。先週が1組、今週が2組と、二週に分けて実施したため、今日訪れた2組の子どもたちは少し寒く感じたかもしれません。それでも、午後に学校に戻ってきた子どもたちの笑顔からは、楽しく一日が過ごせたことが伝わってきました。

 少しずつですが、卒業までの日々を意識する時期になってきました。残りの小学校生活でも、上級生・下級生が様々な場面で関わって、楽しい思い出を作っていけたらいいなと思います。

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卒業生による特別授業(6年生)

2024年11月18日 (月)

 先日、桐光小の卒業生である山口晏平さん(11期生)をお招きして、「記憶」に関する特別授業をしていただきました。山口さんは、記憶力を競う「メモリースポーツ」の第一線で活躍中です。トランプ記憶日本保持者であり、日本選手権優勝、世界ランキング第5位などの輝かしい実績を残しています。

 題材が子どもたちにとって身近なものであり、どの子も関心を高く持って臨んでいました。授業では、最初に15個の単語が示されました。「やすり」「忠犬ハチ公」「光」・・これらの語句を1分間で順番に記憶していきます。すべてを一人で完璧に覚えるのは難しくても、子どもたちの記憶のパーツをつなぎ合わせると、15個の答えが導き出されました。

 さてここからは、より正確に速く記憶するコツのレクチャーです。一つ目は「ストーリー法」。単語からイメージしてストーリーを作っていくのですが、現実ではありえないようなおかしなお話が記憶に残りやすいとのことです。二つ目の「場所法」は、自分にとって身近な場所(お家や校舎内など)に、覚えるものを置いていく方法です。山口さんが、これら二つを組み合わせた方法で “ストーリー” を披露してくれました。「教室に古びた机があるのでやすりでこすっていたら、たくさんゴミが出てしまいました。ほうきを取ろうと掃除用具入れを開けると、何とそこには忠犬ハチ公がいました! とりあえず掃除を終えたので遊びに行こうと階段をおりると、一つだけるところががあり・・」子どもたちは、おかしなお話に思わず笑いながらも、無機質に並んでいた三個の単語がスーッと頭に入っていくのを実感するのでした。

 このようにして工夫して覚えた15個の単語は、冒頭でご紹介した「やすり」「忠犬ハチ公」「光」の後に、「ツナ」「OK」「ドアノブ」「継ぐ」・・と続きます。ここまでお読みになり、お気づきの方もいらっしゃるでしょうか。実は、家康→秀忠→家光→家綱→綱吉・・と江戸幕府の将軍になっているのでした。山口さんに教わった二つの方法で15個の単語を頭に入れると、15代将軍の名前をすべて覚えたことになるのです。

 この記事を書きながら、高校の世界史でカタカナの人物名を覚えるのに苦労したことがふと思い出されました。ゲーム用語や好きなスポーツ選手の名前であればすぐに頭に入るのに、「覚えなさい」と言われると、嫌だなあと思ってしまうもの。でも、これからの勉強の中では記憶しなければいけない場面が多くあることでしょう。この日の特別授業で学んだことが、そのようなときのヒントの一つになればいいなと思います。

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柿農園見学(3年生 社会科)

2024年11月 7日 (木)

 今日は立冬。暦の上で冬を迎えました。日中は過ごしやすい陽気に包まれていても、朝夕の冷たい風に季節の移ろいを感じる季節です。

 今日は、3年生が柿農園へ見学に行きました。黒川営農団地で農業を営まれている志村政幸さんが、今年も桐光小の子どもたちを出迎えてくださいました。

 柿作りについて様々なお話を聞くことができました。多くの子たちが、驚きや関心を持って話を聞いていたのは、作物を収穫するまでに年間を通して様々なお仕事があるということです。寒い時期に行う剪定作業、肥料や消毒、摘花などの時間も手間もかけて行われる数々の作業。それらの作業を経て、ようやく秋の収穫の時期を迎えるということを知りました。

 とりわけ、剪定作業は時間と手間をかけて行われる大切な作業の一つです。柿の木1本に一時間ほどかけて剪定することにより、毎年新しい枝を伸ばし、適切な数の実が出来るようにしているのだそうです。畑全体には約200本の柿の木があると聞き、驚きの表情を浮かべる子どもたち。「剪定作業って大変だなんだね・・」と、感心しながらお話を聞いていました。

 さて、見学の最後のお楽しみは柿もぎ体験です。鮮やかに色づいた「次郎柿」という品種の柿を、一人一つずつ収穫しました。「これがいい!」と即決する子も、志村さんに美味しい柿の選び方を相談している子もいました。お家で、家族の方と一緒に味わうことでしょう。

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社会科見学(6年生)

 6年生が社会科見学に行ってきました。

 歴史学習の一環として訪れた「昭和館」では、戦中・戦後の生活について学びました。戦時中の暮らしを伝える貴重な資料を見たり、防空壕や井戸汲みの体験をしたりして、現代の平和で豊かな暮らしとの違いを感じていた子どもたち。ある子は、「そういえば、ひいお爺ちゃんの話では・・」と、以前耳にした話をふと思い出して話してくれました。現在、そして未来の平和を考える上でも、戦争の事実と向き合いながらしっかりと学んでいってほしいと思います。

 午後からは政治に関する学習です。衆議院議員会館では、国会議員の方に貴重なお話を伺うことができました。「政党とはどういうもの?」「国会議員の一日の勤務時間は?」など、小学生らしい素朴な疑問に一つひとつ丁寧に答えていただきました。つい先日の選挙で、政治に関する多くの報道を目にしていたこともあり、子どもたちの関心も高かったように感じます。

 最後に訪れたのは国会議事堂です。参議院の特別体験プログラムでは、委員会、本会議の流れで、法案が可決されて法律が成立するまでを模擬体験しました。一つの法案が、様々な角度から審議され、慎重に作られていることを感じ取ったことでしょう。国会議事堂内の見学も、大変興味深い時間でした。国会議事堂は17年もの歳月をかけて、1936年に完成した建物です。ステンドグラスが美しい中央広間、演壇を中心にして半円形に席が配列された本会議場など、子どもたちは重厚な造りの建物を目に焼き付けるように見学していました。

 歴史や政治の関心を高める有意義な一日となりました。

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運動会

2024年11月 3日 (日)

 第29回運動会が行われました。雨のために一日順延となった今年の運動会。昨日の雨模様から一転、今日は雲一つない秋空の広がる運動会日和となりました。早朝の段階ではぬかるんでいた地面も、開会式が始まる時にはすっかり乾き、グラウンドコンディションも良好でした。

 今年の運動会でも、桐光小の子どもたちらしい元気いっぱいの姿を見せてくれました。仲間の思いをバトンに乗せ、最後まで全力で走った学年リレー(5・6年生)、玉入れ(1年生)や台風の目(4年生)など白組・赤組で接戦を繰り広げた学年競技の数々。メイングラウンドいっぱいに「TOKO」の人文字を完成させた、桐光小の伝統であるリズム体操(1~3年生)にも、大きな拍手が送られました。

 子どもたちは、運動会の中でさまざまな表情を見せます。勝利に喜び合う笑顔があれば、顔に悔しさをにじませる子の姿も。それらは、仲間と心を一つにして真剣に取り組んだ結果ですから、すべてが子どもたちの成長の糧になっていくのでしょう。学年は違っても、1組同士は白組、2組同士は赤組という "同じチーム" の仲間たちです。「がんばってー!」と5年生が6年生にエールを送れば、出番を待つ6年生が大きく手を挙げて「ありがとう! 応援よろしく!」と力強く応えます。とても微笑ましい光景でした。

 運動会の進行・運営においては、高学年児童の活躍も欠かせません。白組・赤組それぞれの応援団や、「STAFF」のビブスを着て様々な仕事に取りかかった子どもたちの姿です。全校競技「大玉送り」は初めての競技でしたが、運営委員の5・6年生が本当によくがんばり、1~6年生全員で大いに盛り上がりました。この記事の3枚の写真は、新聞委員会の子どもたちが今日の記録としてカメラに収めたものです。臨場感あふれる写真で、運動会の一瞬、一瞬を切り取ってくれました。

 多くの人の支えがあって、素晴らしい一日が過ごせた幸せをかみしめながら、この運動会を大切な思い出にしてほしいと思います。

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教育実習生

2024年11月 1日 (金)

 先月、小学校の卒業生(15期生)の教育実習がありました。4週間の実習期間は、実習生にとっても在校生にとっても学びの多い日々でした。

 教育実習生を、みんなで温かく出迎えた10月上旬。在校生にとっては憧れの先輩であり、私たち教員にとっては大切な教え子である実習生。教員を志して母校に帰ってきて真剣に学ぶ姿を、心から嬉しく思いました。教育現場では、机上の学びとは違った気づきがあったことと思います。時には、子どもと向き合い、導くことの難しさを感じる場面もあったのではないでしょうか。

 実習期間は5年生の教室に入りました。そのため、5年生の子どもたちは多くの時間を一緒に過ごすことができました。陸上が得意だと聞くと、休み時間には多くの子どもたちが集まり、毎日のように鬼ごっこをして遊んでいました。授業では、一生懸命授業を行う実習生の姿を見て、子どもたちも一段とやる気スイッチが入っていたようです。最終日に、毎日過ごした教室でお別れ会が開かれました。子どもたちの中には、思わず涙をこぼす姿も。勉強を教えてもらったり遊んだりしたことを振り返り、感謝と寂しさがこみあげてきたのでしょう。素敵なお別れ会でした。

 5年生の子どもたちが最高学年になったら、実習生が再び教育実習で桐光小に戻ってきます。そのときには、一年間でぐんと成長した姿を見せてほしいなと思います。

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予行練習

2024年10月31日 (木)

 季節外れの大雨が近づく中、今日は秋空が広がる心地よいお天気になりました。メイングラウンドでは、運動会の予行練習が行われました。

 「白組がんばれ!」「いいぞ、赤組!」児童席から聞こえてくる声援を受けて、1~6年生の学年競技が行われました。小学校最初の運動会に臨む1年生は、玉入れに挑戦です。白組も赤組も、かごの中に玉をたくさん入れることが出来ました。今日は白組に軍配が上がりましたが、大接戦でした。運動会当日も、最後の最後までよい勝負を見せてくれることでしょう。

 1~3年生のリズム体操、4~6年生のダンスは、お互いに見せ合いながら演技を披露しました。リズム体操の音楽が流れてくると、4年生以上の子たちは懐かしい気持ちになります。旋律を口ずさむ子や、自然と身体が動き出す子の姿も。きっとお家の方々にも、子どもたちの成長と感動がお届けできることでしょう。4~6年生のダンス「最高到達点」も、見ごたえのある演目です。一人ひとりの "最高到達点" に一気に駆け抜けていくような爽快なダンスを、観に来てくださった方々にお届けできたらと思います♪

 応援合戦、徒競走、学年リレーや選抜リレーなど、他にも見どころのつまった運動会。競技に取り組む姿はもちろんのこと、スタッフとして活躍する子どもたちにも大いに期待したいと思います。どうか晴れますように!
(一般の方の観覧方法等は、こちらをご覧ください。)

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子どもたちが作り上げる運動会

2024年10月30日 (水)

 連日、小学校では子どもたちが運動会に向けた練習に取り組んでいます。リズム体操(1~3年生)やダンス(4~6年生)、1~6年生による学年競技など、今年も見ごたえのある演技・競技が期待できそうです。

 計画委員会では各クラスからスローガンを募集し、それらの中から全校児童で投票して決めました。選ばれたスローガン「全力で 勝利に向かって つき進め」を、先日の委員会活動のときに書き上げた子どもたち。力強い横断幕の完成です!

 また、今年は5・6年生の中から「全校競技運営委員」を募り、全校児童で行う「大玉送り」の準備を進めてきました。一人ひとりの役割を担いながら、競技の進行や審判、アナウンスなど全て自分たちで進めていきます。頼もしい18名の運営委員の活躍にも注目です。

 先日の掃除の時間が終わった頃、6年生の教室では子どもたちがメイングラウンドを眺めていました。その時間、選抜リレーの練習が行われていたのです。選抜リレーは、1~6年生の各クラスから男女2名ずつが選ばれて走る競技。掃除を終えた子どもたちが応援していました。1年生から順にバトンが渡り、最後は手に汗握るアンカー勝負になると、教室はさらに盛り上がりました。「かっこいい!」「やっぱり速いね」と、クラスメイトのがんばりをたたえる子どもたち。運動会に向けて、一段と子どもたちの熱気が上がっていくのでした。

 公開行事でもある運動会は、今週土曜日に行われます。天気予報の傘マークが、お日様に変わるといいなと願っています。一人ひとりが輝く楽しい運動会になるよう、残りの日々の練習も応援していきたいと思います。
(一般の方の当日のご案内は、こちらをご覧ください)

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