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2022年1月

高校教頭ブログ(1/29)

遊行上人
 昨年12/18付「高校教頭ブログ」において、12月9日に遊行七十四代他阿真円上人がお亡くなりになったことをお知らせしました。世寿103歳という天寿を全うされた往生でした。遊行寺境内には今も「山主往生」の木札が2カ所に掲げられています。
 そして、先日1月6日に次のお上人が決まりました。「遊行七十五代(藤沢五十八世)他阿一浄(いちじょう)上人」です。どのような方かと言うと……何と藤嶺学園の東山勉理事長先生なのです!先日頂戴した就任御挨拶状には、「このたび宗門の推挙により 一月六日 遊行の法灯を相続し 時宗法主・遊行七十五代他阿一浄として登位致しました ただただその職務の重さを痛感いたしております」と書かれてありました。しばらくは、お上人と理事長を兼務なさるということです。3月1日の卒業証書授与式の「表彰の部」には、「時宗法主(ほっす)賞」というお上人から授与される賞があります。これまでは遊行寺のお役僧が代理で授与していましたが、間もなく迎える今年の卒業式では、「時宗法主賞」をお上人である理事長先生が手ずから授与することになるでしょう。大変ありがたいことと思います。

中学校だより2月号

中学校だより2月号を掲載しました。

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中学教頭ブログ(1/28)

 2月に行われる予定だった1・2年生のスキー教室が今年も中止となってしまいました。生徒たちにとって大変人気のある行事が2年連続で実施できないのは極めて残念でなりません。スキー教室に向けて事前練習に出掛けたご家庭もあるようようですが・・・。

 私が初めてスキー板をつけたのは高校2年生の時でした。夜行バスに揺られ、クラスの仲間たちと蔵王温泉スキー場に出掛けたことを覚えています。スキーブームがやってくる前の1980年頃のことでした。その後1987年に原田知世さん主演の「私をスキーに連れてって」という映画がブームを巻き起こし、1998年には長野オリンピックが開催され、スキー人口が過去最高の1,800万人に達しました。松任谷由美さん作曲の「恋人がサンタクロース」という挿入歌は今でも冬の街に流れています。

 ところが、2020年には最盛期の4分の1(430万人)までスキー人口は減少してしまったそうです。最大の要因は若者たちのスキー離れです。安定した収入が得られない若者たちにとって、スキーは贅沢なスポーツとなってしまいました。確かに、スキー用品を揃え、交通費、宿泊代さらにリフト代を加えるとかなりの高額になるのは事実です。

 逆に、コロナ禍以前には富裕層の外国人スキー客が増えていました。北海道のスキー場で、中国語が話せるインストラクターを養成しているテレビ番組を見たことがあります。北京での冬季オリンピックが近づいてきましたが、外国人にとって日本のスキー場の雪質は最高のようです。

 スキーの醍醐味は達成感が味わえるところにあると思います。私が初めてスキー板をつけたとき、思うように前進することができず、転倒の連続でした。「なんで、高いお金を払ってこんなところに来てしまったのだろう?」と後悔したのを覚えています。それが、2日目・3日目とコツを掴んでいくと、苦痛から快感へと気持ちが変化していきます。生徒たちもこの変化を自分の身体で感じ取れるので、「スキー教室」の人気が高いのでしょう。

 何をやるにしても、最初から思い通りに楽しめるものはありません。英語学習も同じです。苦労を乗り越えて初めて、楽しさが得られることを伝えていきたいと思います。来年は何としてでも「スキー教室」を実現して、生徒たちに刺激を与えられることを願っています。

中学教頭ブログ(1/24)

 大相撲一月場所が終わりました。千秋楽結びの一番で関脇・御嶽海関が横綱・照ノ富士関を破り3度目の優勝を果たしました。大関昇進が確実となったようです。おめでとうございます。

 相撲に関するテレビ番組を見ていたところ、新たな発見がありました。今回、御嶽海関が優勝するまでの6年間にわたり、一月場所の優勝力士はすべて初優勝だったそうです。加えて、年6回行われる本場所で、横綱が優勝した回数が一番少ないのが一月場所だそうです。強い力士でも一月場所を制するのは容易くないようです。

 2016年の琴奨菊関から始まり、稀勢の里関、栃ノ心関、玉鷲関、徳勝龍関、そして2021年優勝の大栄翔関と続きます。今年でついにその連続記録が途切れました。一月場所に思わぬ力士が優勝する背景にはやはり理由があるようです。年末から正月にかけて地位が高い関取ほど稽古を休むようです。そして、正月休みが終わると一週間ほどで一月場所が始まってしまいます。コンディション作りが大変なようです。

 琴奨菊関は、年末年始の休みを返上して稽古に励んだそうです。「みんなが休んでいる間に頑張れば道が開ける」という信念で、一月場所を迎えたのです。見事にその成果が花開いた一例です。

 「準備」が大切です。いきなり「本番」を迎えても良い結果は期待できません。サッカーの試合後、選手たちがインタビューで、しきりに「よい準備をして次の試合に」というフレーズを口にします。私も受験を控えた生徒たちに繰り返しアドバイスをしてきました。『第一志望校を受ける前に「準備」が必要。無駄だと思わずに受かりやすい大学から攻略せよ。そして、ピークを第一志望校受験の時にもっていこう!』と。プロ野球選手は2月からキャンプが始まり、公式戦が開幕するまでオープン戦を通して本番に備えます。プロ野球のオープン戦の意義を唱えると、私の助言に説得力が生まれるようです。

 いよいよ受験シーズン到来です。受験生のみなさん、コロナウイルスとの闘いもありますが、自分のピークを考えてコンディションを整えてください。最善の「準備」が、最高の「結果」をもたらしてくれるはずです。

高校推薦入試 合格発表

1月22日に行われました高校推薦入試の合格発表

1月24日(月)10:00~

合格発表サイトはこちら

入学金決済サイトはこちら

IDとパスワードが必要です。

高校教頭ブログ(1/22)

正五九

 皆さんは「正五九(しょうごく)」という言葉を見聞きしたことはありますか?これは、旧暦の「正月・五月・九月」のことです。正月が入っているのだから、めでたいことと関係があるのだろう、と思いますよね。ところが、「旧暦の正月と5月と9月との称。忌むべき月として結婚などを禁じ、災厄をはらうために神仏に参詣した。(広辞苑)」となっています。意外ですよね。その起源は、稲作農耕文化と関わりがあるらしいです。すなわち、1月は稲穂の成長を祈り、5月には田植えをし、9月は収穫を迎えるのです。したがって、稲作農耕文化にとって、「正五九」は極めて大切な月なのです。そこで、「正五九」には身を清めて神仏に参拝し、神仏のご加護を頂いて農事の安全と豊作を願ったということなのです。そういうわけで「正五九参り」が盛んに行われたことで、例えば、毎月17日か18日が観音様の縁日なのですが、特に「正五九」には盛大な縁日が催されることになったのです。私の寺にも観音様(如意輪観世音菩薩)がいらっしゃり、普通の月には参詣者はほとんどいませんが、「正五九」の17日にわざわざ参詣に訪れる信徒さんが20人ほどいらっしゃいます。
 ちなみに、1/21付「タウンニュース鎌倉」にNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」関連の記事が載りました。記事中の「仏像」は、弊寺所蔵の如意輪観世音菩薩像です。

タウンニュースの記事はこちら

中学教頭ブログ(1/15)

 お正月料理に飽きた頃、ハンバーガーが食べたくなります。ハンバーガーにつきものなのがフライドポテト。小さな子どもからお年寄りまで「フライドポテトが嫌い」という人にお目にかかったことがありません。そのフライドポテトですが、日本マクドナルドでは北米圏での物流停滞のため、M・Lサイズの販売を中止するとのニュースが取り上げられるほどです。

 本校の食堂でも副食メニューとしてフライドポテトが販売されています。カップに入ったポテトが100円と低価格のせいか、よく売れています。平日だと60個程度、中学生が食堂を利用できる土曜日は160個程売れるそうです。食堂のシェフは、15㎏ものポテトを毎週土曜日に揚げていることになります。ラーメンだけでは物足りない生徒がフライドポテトを頬張っている光景を目にします。ラーメンとフライドポテトの組み合わせはあまりお勧めできませんが、人気のメニューです。

 ご存じの方も多いと思いますが、Fried Potatoesという表現は和製英語です。イギリスではChips。Fish and Chipsはよく知られていますね。アメリカではFrench Friesと呼ばれています。なぜ、Frenchがつくのか疑問に思う人が多いでしょう。フランス人が生み出したものではありません。その昔、ベルギーの人たちが小魚をフライにして食べるのを好んでいたようです。ところが、その小魚が不漁となり、代用品としてポテトが使われるようになったそうです。ベルギー人が生み出したその料理を見たアメリカ人が、フランス料理と勘違いしたみたいです。その時からFrench Friesと呼ばれるようになったそうです。勘違いから生まれた表現が未だに使われているのも不思議ですね。

 日本マクドナルドで販売されている商品名が「マックフライポテト」であることに最近気づきました。さらに日本人が作り出した表現であることが明白です。私も時々食べたくなることがありますが、「カリカリ派」ではなく「シナシナ派」です。少し柔らかくなったポテトの方が美味しく感じるのです。イトーヨーカ堂のフードコート内にある「ポッポ」というお店のFrench Friesも人気が高いようです。400円で「丼ぶりポテト」が楽しめます。ぜひ一度ご賞味ください。

高校教頭ブログ(1/14)

時宗月訓カレンダー

 1月も半ばを迎えています。今週末にはいよいよ大学入学共通テストが実施されます。「一般入試のスタート」と言えるこのテストの志願者は53万367人です。そのうち84.7%が「現役生」ということです。現役生はどうしても試験によって出来不出来の差が大きい、解答時間が足りない(特に英語)など、受験慣れしていないが故の不利がありますが、最終最後まで粘り強く取り組んで下さい。


 さて、新年にはカレンダーが掛け替えられ、新たな気持ちで日々を過ごしていることでしょう。私の席の傍らに「令和4年時宗月訓カレンダー」があります。「月訓」ですから、毎月ためになる言葉が載っています。例えば2月は「つらい日々も笑える日につながっている」、7月は「道に迷うことこそ道を知ることだ」、11月は「われ以外みなわが師」などです。このカレンダーを発行しているのは、「一般財団法人時宗総本山護持会」となっています。形態は「短冊形壁掛けカレンダー」です。まだ残部がありますので、在校生でご希望があれば、高校教頭林学まで申し出て下さい。

中学校だより1月号

中学校だより1月号を掲載しました。

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中学サッカー部 大会報告

1月10日より藤沢市新人サッカー大会(1年生大会)が始まりました。Img5590vs善行中

前半2-1  後半1-0

藤嶺藤沢3-1善行中

勝利しました。この大会において、創部初めてのベスト8進出となりました。Img5591チーム一丸となって次戦も勝利を目指します。

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