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2021年7月

高校教頭ブログ(7/19)

 昨日(7/18)の新聞は、本校硬式野球部の勝利を伝える文字が躍っていました。
  読売新聞 :「藤嶺藤沢 打ち勝つ」
  神奈川新聞:「藤嶺藤沢 激闘制す」~決勝打の主将西井「自分たち信じた結果」
 テレビ中継(TVK)があり、4時間を超す大激闘、大逆転勝ちということで、多くの藤嶺藤沢関係者が盛り上がったようです。本校OBで立川流真打ち落語家立川らく次氏からも「強敵相手に激闘を制し嬉しく思っております。勢いに乗る野球部員の健闘をお祈りします。」というメッセージが届きました。
 さて、本校硬式野球部の激闘を伝えた昨日の神奈川新聞の11面には「日曜歌壇・俳壇・柳壇」が載っていました。昨日の歌壇の特選は「滑舌を良くせんものと「赤光」を大きな声でゆっくりと読む」でした。作は「港南区長谷川友則」、選者武田弘之氏の評は「はっきり発音するための訓練として、斎藤茂吉の名歌集「赤光(しゃっこう)」を音読するという。作者は長期の入院を終えて帰宅したが、身体の不如意を抱え、今回は奥様の代筆で投稿された。朴訥な詠み口が心に迫る。」です。

 斎藤茂吉(1882-1953)は、近代短歌を確立した歌人であり、山形県金瓶村(現 上山市金瓶)の旧家(守谷家)に生れ、開業医であった親戚斎藤紀一のもとで(後に養子縁組)一高から東大に学び精神科医となりました。一方、中学時代から和歌に興味を持ち、正岡子規の影響を強く受けて作歌に熱中する青年時代を送ったそうで、代表的歌集に『赤光』『あらたま』『ともしび』『白き山』などがあります。
 斎藤茂吉は、実は時宗と大いに縁があるのです。生家の守谷家は隣接する時宗(のち浄土宗)宝泉寺の檀家であり、茂吉は四十世住職佐原窿応の薫陶を受けたのです。そして、処女歌集『赤光』の題名は、時宗が大切にしている「阿弥陀経」に因んでいます。出典は阿弥陀経中の「池中蓮華 大如車輪 青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 微妙香潔」という部分です。
 時宗750年の歴史には実に様々な人が関わっているということです。

中学バレーボール部 村岡中学校との練習試合

村岡中学校にて練習試合を行いました。Img_7988試合に臨むために必要なことを学ぶ、良い機会になりました。2年生は最後まで3年生のサポートをしてくれました。Img_7984Img_7992村岡中学校の皆さんありがとうございました。

高校サッカー部活動報告

公式戦 全国高校サッカー選手権神奈川県予選Image0初戦は森村学園との試合でしたが、残念ながら、2-3で敗戦となりました。
選手は最後まで諦めずに戦ってくれました。また8月に控えている大会に向けて頑張っていきます。

校長ブログ(7/16)

7月16日「やぶ入り」・校長閑話

 

 「藪入り」とは、江戸時代に都市の商家で、奉公に出された少年(10歳ぐらい)が、年2回実家にもどることができたお休みのことです。この習慣はやがて結婚した女性にも広まっていきました。奉公人は丁稚(でっち)・小僧(こぞう)などと呼ばれ、住み込みで雑用をしていました。朝から一日働き、夜は番頭さんなどから、読み書き、そろばんを教わることもありました。今で言う土曜日、日曜日などという休日はなく、休みなく働いていたのです。また、江戸時代の嫁入りは、家に嫁ぐのであって、家のしきたりに従わなくてはなりません。ですので、勝手な振る舞いは許されなかったのです。年2回、実家に戻れた日は、旧暦1月16日(藪入り)と7月16日(後の藪入り)です。この日にちの設定は、小正月(1月15日)・お盆(7月13日~15日)の翌日になります。現在は、働き方改革や労働スタイルの変化もあり、「藪入り」のような風習はありませんが、今日で言うと「お正月」や「お盆」の帰省になります。家族構成や家庭環境の変化で「帰省」という経験がない人もいると思いますが、私は「お正月やお盆」の帰省は年中行事でした。親戚の家にご挨拶に伺ったり、地元の方々との交流があったり、小学・中学・高校時代の友人との再会を楽しみにしたりと1年の中でも大きなイベントでした。しかし、新型コロナの感染拡大の影響で、昨年から帰省も難しい状況になりました。

 「藪入り」は古典落語にも出てくるお話です。この話には明治時代の「ペスト」の流行のことが出てきます。感染経路であるネズミを駆除することで、懸賞金がもらえたそうです。奉公人の「亀」がこの懸賞金を手にして、里帰りしたことで騒動が起こります。詳しくは落語「藪入り」を聞いてみて下さい。落語には「オチ」があります。奉公先のご主人にたいする「忠信」とネズミの鳴き声の「チュウ」が掛けられています。

 

藪入りの夢や小豆のにえる中  与謝蕪村

 

 10歳ぐらいの少年が、やっと実家にもどり、わずかな時間を家族で過ごす。母親は息子のために料理を用意します。うたた寝も小豆が煮える間ほど、少年はどんな夢を見ているのでしょう。

中学教頭ブログ(7/16)

 先月、ギタリストの寺内タケシさんが亡くなりました。82歳でした。寺内さんはエレキギター=非行という風潮に抗議して、1,500校を超える「ハイスクールコンサート」をライフワークとして活動していました。その長年の功績に対し、平成12年には文部大臣から感謝状が贈られました。本校でも演奏をしていただいたことを今でも鮮明に覚えています。「津軽じょんがら節」や「ソーラン節」などの民謡をエレキギターで演奏してしまうという破天荒な音楽のジャンルを切り開いた方なのです。

 それでは、エレキギターを演奏している人が、なぜ非行と結びついてしまうのでしょうか。おそらく、そこには固形観念の存在があるのでしょう。エレキをやる高校生は、茶髪で髪の毛が長く、ピアスと擦り切れたジーンズというイメージをなぜか抱いてしまうのです。刈り上げでスラックスをはいた青年ではエレキギターが似合わないということなのでしょう。

 甲子園に出場する高校球児たちに対する固定観念とは坊主頭ということにになるのでしょう。9割近くの高校が自主的に「坊主」にしているそうです。ところが、徐々にその固定観念は崩れつつあるようです。本校の野球部の諸君も数年前から髪の毛が長くなっています。ルールとしてはずっと前から「自由」だったそうですが、その固定観念を打ち崩す風潮に変わったようです。

 時代は大きく変わろうとしています。黒板からホワイトボードへ、白墨からホワイトマーカーへ。そして、大学ノートからタブレットPCへ。

 寺内タケシさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

【※重要】私立中学校生徒授業料負担軽減支援金(中1~3年生)受付

中学生保護者の皆様へ
本日より「私立中学校生徒授業料負担軽減支援金(年収約400万円未満世帯限定」の受付を開始いたします。
必要書類が煩雑となっておりますので、該当しそうな方は、お早めにご準備下さい。
市区役所で、父母・同居の祖父母も含む世帯全員分の「令和3年度 課税証明書」を取得し、
所得合計をご確認頂き、該当するご家庭は、7月31日(土)までに事務室 佐藤
jimu@tohrei-fujisawa.ed.jp
までEメールにてご連絡・お申し出下さい。別途「申請用紙と提出用封筒」をお送りいたします。
その上で、申請用書類は8月31日(火)までに学校事務室にご郵送下さい。
お問合せは
jimu@tohrei-fujisawa.ed.jp
までメールにてご連絡下さい。
藤嶺学園藤沢中学校 事務室 佐藤 渉

高校教頭ブログ(7/12)

以下の文は先日ある大手新聞の1面コラムに載った文章です。

[あるクイズ番組で、ガッツ石松さんにこんな問題が出た。「太陽はどこから出るでしょう?」。ガッツさんは間髪入れず答えた。「右!」◆放送作家の高田文夫さんがエッセーに書き留めている。この出来事を深夜のラジオ番組で取り上げたところ、ガッツさんのタレントとしての人気に火が付いたという。昭和のテレビが生んだジャンルのなかで、時代が移っても陰りがないのがクイズ番組である◆次々に現れる新番組と選手交代というわけだろうか。「パネルクイズ アタック25」(朝日放送)が今秋で終了すると発表された◆俳優の児玉清さんの司会で、1975年に放送を開始した視聴者参加型の長寿番組である。日曜日の午後、児玉さんの柔らかな語り口で進行する番組に休日のゆったりした時間を預けた方は多かろう。10年前の5月に児玉さんが亡くなったとき、本紙歌壇に次の作品が載った。<「アタック」という声耳に残りおり青葉の季節に散りゆきし人>◆教養あり、笑いあり。高田さんによると、真偽は不明ながらクイズ番組のガッツ伝説に傑作がある。「亀を英語で何と言う?」「スッポン!」]

 上の文章は「パネルクイズアタック25終了」が主旨ですが、それとは違うことで私の心には高校時代の思い出の一つが甦りました。コラム中の「ラジオ番組」とは「ビートたけしのオールナイトニッポン」なのです。当時、ニッポン放送で毎週木曜深夜(正確には金曜午前1:00~3:00)の放送でした。私の仲間内では金曜朝に「昨日聴いた?」が合い言葉……私はラジカセでタイマー録音して翌日聴く派でしたが…。ビートたけしの爆笑トークと「ガッツ石松コーナー」「村田英雄コーナー」などのコーナー(他にここでは書けないようなものも…)があり、当時の(男子)高校生にとって至福の時間と言ってよいものでした。YouTubeで検索すると何本か当時のラジオ録音音声をアップしているものが見つかります。興味があったら聴いてみて下さい…ただし、教育上好ましくない内容も入っているかもしれません。

高校サッカー部活動報告

練習試合の平塚学園戦が行われました。
梅雨明け前の暑さの中でのゲームは、相手の高いレベルを感じながら、粘りのあるプレーをすることができました。Image0選手権に向けた良い練習試合となりました。

中学ソフトテニス部男子団体戦

高倉中学校にて藤沢市総体ソフトテニス部男子団体戦が行われました。
トーナメントでは、0-3で湘南台中に敗れてしまいましたが、その後の敗者復活トーナメントの一回戦では2-1で秋葉台中を撃破。今大会が最後となる中学3年生にとっては悲願の団体戦での勝利となりました。

その後の2回戦では、湘南台中に敗れましたが、昨日の男子個人戦で実力が振るわなかった中学3年生にとっては、とりあえず一勝となり嬉しい結果となりました。

34℃を超える炎天下の中、最後の公式戦となった中学3年生の諸君、またそれを支えてくれた中学2年生の諸君、お疲れ様でした。Image0_2※試合に夢中で写真が全然撮れませんでした

中学バレーボール部 藤沢市ベスト8 湘南ブロック大会へ

藤沢市総合体育大会
【1日目】
1回戦
対 羽鳥
2(25-18、25-16)0
勝ち〇

2回戦(ベスト4決め)
対 高倉
1(13-25、25-22、5-25)2
負け●

藤沢市ベスト8確定

Image0

【2日目(5〜8位決めトーナメント)】

Image11回戦
対 湘洋
0(10-25、19-25)2
負け●

1回戦敗者同士(7.8位決め)
対 六会
2(27-25、25-23)0
勝ち〇

藤沢市7位という結果でした。

2日間、応援ありがとうございました。Image3次は22日、23日の湘南ブロック大会となります。応援よろしくお願いいたします。

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