ホーム 藤嶺学園藤沢中学校・高等学校ブログ 2021年7月

2021年7月

高校教頭ブログ(7/31)

 2020東京オリンピックは日本人選手の活躍が連日中継・報道され、コロナ禍の中ではありますが少し明るい気持ちになっている人も多いでしょう。
 2020東京五輪は7月23日に開会し、閉会式は8月8日になります。その後少し日数を空けてパラリンピックの開会式が8月24日に行われますが、オリンピックとパラリンピックの間には何があるでしょうか?……「お盆」です。
 以前は「お盆=帰省」でしたが、今は「お盆=レジャー」になっているようです。もちろん、今は新型コロナウイルスの感染拡大が劇的に悪化しており、お盆もステイホームが叫ばれる状況ですが…。
 さて、以前はなぜ「お盆=帰省」だったのでしょうか?「仏教では」と言うより、日本の風習では「お盆にはご先祖様が各家にお帰りになる」と信じられてきました。だから、ご先祖がお帰りになるお盆には、帰省してご先祖をお迎えすることが習わしとされていました。そして、ご先祖様の「迎え方」と「送り方」が各地の「盆行事」や「盆の風習・しきたり」となってきたのです。それ故、「盆行事」や「盆の風習・しきたり」は各地域で異なることが多いのです。
 「歴史に学ぶ」ことの大切さがしばしば言われます。世界には歴史があり、日本にも歴史があり、各地方にも歴史があり、各地域にも歴史があり、そして各家にも歴史があります。おそらくお盆は家族や親族が一堂に会す機会であるとともに、そこに集う子どもたちが「各家の歴史」を学び、「自分」というものの存在に思いを馳せる良い機会でもあったのだろうと思います。本来の「お盆」が次第に薄らいでいくことには、一抹の心配を感じるのです。

中学サッカー部 JC杯

7月30日(金)にJC杯が行われました。
1回戦VS高浜中
前4-0
後1-0
計5-0 勝利
 
2回戦VS村岡中
前0-0
後1-1
計1-1
PK5-6 ベスト16で敗退
藤沢市5位、湘南ベスト8の相手に善戦しましたが、惜しくも敗れました。Unnamedこの経験を糧にチームとしてさらなる成長をしていきます。

高校サッカー部活動報告

本日は中学3年生対象に、第1回部活体験会を実施いたしました。Image0合計29名という多くの選手にご参加いただき、高校生と一緒に練習や試合を行いました。

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保護者の方も、ご参加いただきありがとうございました。

中学教頭ブログ(7/30)

 東京オリンピックが開幕しました。日本人選手の活躍がすばらしく、金メダルの獲得数が過去最高になるようです。

 さて、みなさんの注目競技はどの競技でしょうか。私の注目競技は「競歩」です。注目競技というよりも感動的な競技と言うべきかもしれません。競歩競技が初めてオリンピック種目となったのは、1908年に行われたロンドン大会でした。その当時の種目は3,500m競歩と10マイル競歩だったそうです。

 私が最も感動する種目は、何と言っても、男子50㎞競歩です。走らずに50㎞も歩くのですから、観ている人にとっては退屈な競技のように思えます。ところが、私にとってはこの「走らずに歩く」という行為に、「じれったさ」を感じる反面、「ものすごさ」も感じてしまうのです。3時間30分以上をかけて、ランナーたちが「走らずに歩く」のですから。また、「歩く」フォームが魅力的です。お尻を振り振り歩くアヒルのような歩き方がたまらないのです。

 残念なお知らせです。この男子50㎞競歩競技は今回のオリンピックが最後となるそうです。8月6日(金)、午前5時30分がスタート時刻です。早起きをして観戦してみてはいかがでしょうか。

湘南学園中学校との練習試合 中学野球部

湘南学園中学校との練習試合
辻堂南部球場にてImg_6543惜しくも1点差で負けてしまいましたが、先発投手が安定したピッチングをしてくれて、試合を作ってくれました。Img_6544まだまだ課題はありますが、全員で元気よく頑張っていきたいと思います。Img_6539湘南学園中学校の皆さん、ありがとうございました。

六会中学校との練習試合 中学野球部

六会中学校との練習試合
六会中学校にてImg_6535新チームとして初の練習試合でした。技量だけでなく、野球に対する姿勢が素晴らしい六会中学校から新チームのはじめにたくさんのことを学ぶことができました。Img_6536何事に対しても一生懸命に、そして全力で取り組む六会中学校の姿勢をこれからも目標にして頑張っていきたいと思います。Img_6537六会中学校の皆さん、ありがとうございました。

校長ブログ(7/24)

7月24日「河童忌」・校長閑話

 

 「河童忌」とは、芥川龍之介の忌日のことです。1927年(昭和2年)、7月24日、35歳の若さで逝去しました。死因は致死量の睡眠薬を飲んでの服毒自殺でした。

「河童忌」の名称は、芥川が生前に好んで河童の絵をよく描き、亡くなる年に残した短編小説「河童」によるもといわれています。そのほかに、「澄江堂忌」「餓鬼忌」と呼ばれることもあります。

 1915年(大正4年)東京帝国大学在学中に「羅生門」を「帝国文学」に発表し、翌年の1916年(大正5年)に第四次『新思潮』創刊号には「鼻」を発表しました。この作品は夏目漱石から賞賛され、その才能が認められ、やがて大正文壇の寵児へと次々に作品が発表されることになります。1915年は、わが藤嶺藤沢が設立認可を受けた年です。したがって「羅生門」は、その発表から106年が過ぎ、いまなお、高校の国語の教科書には、必ずといっていいほど採択される文学作品です。

 芥川が亡くなって8年後、親友であった菊池寛によって、芥川の名を冠した新人文学賞が設立されることになります。それが「芥川龍之介賞」です。通称では「芥川賞」と呼ばれ、「直木賞」とともに新人作家の登竜門となっています。

 芥川龍之介は辞世の句を託して亡くなりました。前書きには「自嘲」とあります。「自嘲」とは、自分で自分を軽蔑し、あざけることです。その句とは、

 

水洟や鼻の先だけ暮れ残る   龍之介

 

「水洟」とは、「はなみす」のことです。7月に冬の季語の「水洟」をもちいて、辞世の句とすることは、多くの俳句や句集を残している芥川にしては、おかしな行動といえます。この句は、『澄江堂句集』77句中の17句目にあたります。そして、成立年代は、大正の10年頃ではないかといわれています。

 死を意識した芥川がこの句を辞世の句としたのには、それなりの理由があり、いろいろな評者の研究も発表されています。冬の夕暮れはあっという間に辺りを闇に包んでいきます。芥川の困憊(こんぱい)した精神と肉体は徐々に闇につつまれていきます。そして、なぜか、鼻水の鼻だけが暮れ残っています。この「鼻」こそが、夏目漱石に賞賛された「鼻」という作品と考えると、すさんでしまった芥川の心が唯一癒されている瞬間にも感じられます。

中学バレーボール部 湘南ブロックベスト16

湘南ブロック大会

1回戦
対 玉縄(鎌倉市2位)
2(25-20、25-13)0
勝利!!

2回戦 ※県大会出場決定戦
対 滝の沢(藤沢市3位)
0(21-25、23-25)2
敗戦

1回戦は春の大会で負けてしまった玉縄でした。組み合わせが決まった時は、「やってやるぞ」という気持ちと、「また負けたらどうしよう」という気持ちの半々だったようですが、見事リベンジを果たすことができました。Image02回戦は県大会出場をかけて、両校共に粘り強くボールを繋ぎ、点を取り合う白熱した展開となりました。ベンチとしては、タイムアウトを使い切り、また、そのタイムアウトを取るたびに、控え選手はモップを掛け、手を叩いて全力で応援してくれました。試合に出ている選手もキャプテンを中心に最後まで前向きな声をかけ続けていました。チーム一丸となって戦いましたが…惜しくも僅差で敗れてしまいました。Image5今年は藤嶺中学バレー部の悲願である県大会出場(湘南ブロックベスト8)まで、本当にあともう一歩と迫ることができました。1人1人がそれぞれ成長した証だと思います。Image4

中学教頭ブログ(7/22)

 昨日、オーストラリアから一通のメールが届きました。Enjoy the Olympics and a beer! という内容でした。25年前、本校が初めて海外語学研修を西オーストラリア州・パースで実施した時に、お世話になった先生からのメッセージでした。

 その先生は男性で、家庭科(主にクッキング)の授業を担当されていました。至って陽気なアメリカ人で、日本に生徒を連れてきた時には、狭苦しい我が家にも泊まっていただきました。マンションのオートロックの玄関では、Open sesame!と大声を上げ、近所迷惑になっていました。京都観光にも連れて行きましたが、神社仏閣にはほとんど興味がない様子でした。ナイトクラブでは水を得た魚のごとく、生き生きとしていました。また、妻が彼の穿いていたパンツの大きさに驚いていたのを覚えています。 実は、その先生が息子さんとともに、今回の東京オリンピックを観戦するために来日する予定でした。もちろん、中止となりました。15年ぶりの再会を楽しみにしていただけに、今はとても残念な気持ちです。

 東京オリンピックがついに開幕しました。五輪招致活動から考えると、10年以上の歳月が流れたことになるわけです。多くの人々がこのイベントの準備に携わってきたのです。そう簡単には中止にできない背景はなんとなく理解できます。とにかく、延期となった東京での2回目のオリンピックが無事に閉幕することを祈るばかりです。

中学バレーボール部 六会中学校との練習試合

本校にて六会中学校との練習試合を行いました。(本校体育館にて)

Image1明日からの湘南ブロック大会に向けて、良い調整をすることができました。1年生は大会には参加出きませんが、審判の練習です。Image六会中の皆さん、ありがとうございました。

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