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中学教頭ブログ(7/16)

 先月、ギタリストの寺内タケシさんが亡くなりました。82歳でした。寺内さんはエレキギター=非行という風潮に抗議して、1,500校を超える「ハイスクールコンサート」をライフワークとして活動していました。その長年の功績に対し、平成12年には文部大臣から感謝状が贈られました。本校でも演奏をしていただいたことを今でも鮮明に覚えています。「津軽じょんがら節」や「ソーラン節」などの民謡をエレキギターで演奏してしまうという破天荒な音楽のジャンルを切り開いた方なのです。

 それでは、エレキギターを演奏している人が、なぜ非行と結びついてしまうのでしょうか。おそらく、そこには固形観念の存在があるのでしょう。エレキをやる高校生は、茶髪で髪の毛が長く、ピアスと擦り切れたジーンズというイメージをなぜか抱いてしまうのです。刈り上げでスラックスをはいた青年ではエレキギターが似合わないということなのでしょう。

 甲子園に出場する高校球児たちに対する固定観念とは坊主頭ということにになるのでしょう。9割近くの高校が自主的に「坊主」にしているそうです。ところが、徐々にその固定観念は崩れつつあるようです。本校の野球部の諸君も数年前から髪の毛が長くなっています。ルールとしてはずっと前から「自由」だったそうですが、その固定観念を打ち崩す風潮に変わったようです。

 時代は大きく変わろうとしています。黒板からホワイトボードへ、白墨からホワイトマーカーへ。そして、大学ノートからタブレットPCへ。

 寺内タケシさんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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