桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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桐光小ニュース

たれぞうくんより

2024年12月 7日 (土)

 みなさん、こんにちは。たれぞうです。

 いつも、週末には音楽の先生のお家に連れて行ってもらっているんだけど、先週末と今週末は別の先生のお家にお泊まりだよ。ここのお家にもうさぎがいてね、ぼくが着いたらすぐに挨拶してくれたんだ。その子は、どうやらぼく専用の牧草が気に入ったみたいで、一緒に食べているよ。

 学校では3年生がぼくのお世話をしてくれているんだけど、ここのお家にも3年生の子がいてびっくり。「たれちゃん!」と声をかけてくれて、りんごの皮をくれたよ。「動かないなぁ」なんて言いながら、なでしてくれて、とても優しい! だから、ここのお家にもすぐに慣れたんだ。

 お尻が汚れちゃったり、うまく起き上がれなかったりするぼくを、みんなでお世話してくれて居心地がいいよ。でも、お薬を飲ませるのは音楽の先生の方が上手かも。「あーこぼれてる、こぼれてる!」って毎回みんなで大慌てなんだから。もっと上手に飲ませてね。でも、ありがとう ૮₍´。• ᵕ •。`₎ა

たれぞう

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第3回地区別集会

 木曜日に、第3回地区別集会が行われました。小学校ではいくつかの異学年交流(縦割りの活動)がありますが、地区別グループは児童の居住地によって19の班に分けて活動するものです。通学路などで困ったことがあったときに、互いに声をかけたり助け合ったりできる関係性を築くのが目的です。

 今年度3回目の集会ということで、お互いに名前や顔も覚えてきたことと思います。6年生をリーダーに、レクリエーションをして楽しみました。椅子取りゲームや宝島、じゃんけん列車など、1~6年生まで一緒に楽しめる遊びを考え、工夫して準備をしてきた6年生。どの教室でも和やかな時間を過ごしていました。

 電車通学では、イレギュラーな出来事があったり、子ども同士で判断しなければならない場面が出てきたりします。そのようなとき、顔を知っている友だちや先輩が近くにいるのは心強いものです。もちろん、たまたま電車に乗り合わせた方に助けていただくようなことも多くあります。この場を借りて、優しく手を差し伸べて下さった全ての方に感謝申し上げます。

 安全に、そしてご迷惑をおかけすることなく登下校ができるよう、引き続き指導してまいりたいと思います。

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『ウィリアム・テル』序曲

2024年11月28日 (木)

 ドン、ドン、ドンドンドン♬ 今日の休み時間にグラウンドにいると、4階の音楽室からリズミカルな打楽器の音が聴こえてきました。そこで、音楽室へ行ってみました。

 音楽を奏でていたのは10名程の6年生。大太鼓やティンパニ、木琴や鉄琴などの楽器を使って、ロッシーニ作曲『ウィリアム・テル』序曲の練習をしていました。こちらは、学年末の発表会で披露するために、現在音楽の授業で練習している曲です。休み時間に、音楽室に足を運んで練習していた子どもたち、こんなに上達していたとは・・すでに完成度の高い演奏に聴き入ってしまいました。

 学年全員で行う合奏ですので、他にも様々な楽器のパートがあります。男の子たちは鍵盤ハーモニカで旋律を弾く練習をしていました。こうやって友だち同士で教え合いながら練習していくうちに、どんどん上達していくのです。今日の休み時間に集まった子たちの何人かは、放課後にも音楽室で練習に取り組んでいました。

 音楽は、文字通り音を楽しむものですが、そこに“努力” が加わることにより、さらに楽しみが広っていきます。これから約3か月間、それぞれに技術を高めながら楽しく練習を重ねて、6年間の集大成である発表会で素敵な音楽を披露してほしいと思います。

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心地よい日に

 昨日の日中はずいぶん気温が上がり、過ごしやすい一日でした。子どもたちが外で運動をするのには、心地よい気温だったことでしょう。

 3年生は、体育の授業でポートボールの練習に取り組んでいました。チーム内でパスをしながら、味方のゴールマンにボールをつないでいきます。攻めるだけでなく、ガードマンを中心にした守備も大切な競技。子どもたちはそれぞれの役割を感じながら、一生懸命ボールを追いかけていました。

 昼休みのBグラウンドでは、4年生が体育の先生と一緒にサッカーをして遊んでいました。後期からBグラウンドのルールが変わり、原則として4年生以上の子どもたちの遊び時間を学年ごとに割り振りました。技術・体力の面での差が生まれにくくなったことで、以前はサッカーをしていなかった子がBグラウンドに顔を出すことも増えました。一方、放課後の時間は学年の枠がなく、4~6年生が自由にサッカーをすることができます。異学年同士の関わりを通して学ぶことも多くあります。上級生が下級生を思いやりながら、楽しい時間を作れるといいなと思っています。

 秋の学校行事も一段落し、子どもたちは落ち着いて学習に取り組んでいます。この日の午後は、5年生が英会話を学んでいました。家族や友だちなどを主語にして、その人の性格や人柄を紹介する文作りです。cute,smart,friendly,kind・・各自が選んだ人物を思い浮かべ、ピッタリ当てはまる形容詞を当てはめたら完成です。"This is my sister. She is cute.” “This is my friend. He is funny.”  また一つ、英語を使った表現方法を身につけることができました。

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芸術鑑賞会

2024年11月23日 (土)

 22日(金)に芸術鑑賞会がありました。今年は「わんぱく寄席」を開催し、落語と紙切り芸を鑑賞しました。

 冒頭で、落語の基礎知識を分かりやすく教えていただいてから、各学年の代表児童が舞台上で落語体験をしました。扇子をお箸に見立ててお椀を持ち、ズズズズッと音を立ててお蕎麦を食べる場面。実際には無い物が、仕草や音によってそこにあるように見えるのが不思議なものです。落語は、演じる側も観る側も、想像力に支えられているということを学びました。

 続いて鑑賞の時間です。雷門音助さんが披露されたのは、児童の注文に応じてその場で品を作る紙切り芸。はさみを動かしていくうちに、一枚の白い紙がサンタクロースやペンギン、伊勢海老などの形に生まれ変わります。あっという間の名人芸に、子どもたちが感嘆の声を上げていました。午前中に行われた1~3年生の部では、なんと校長先生の横顔も切り絵で表現されて、大いに盛り上がりました。

 お二方の落語家による寄席も、笑いの絶えない時間でした。林家楽三郎さんの「つる」では、「鶴」の名前の由来を聞いて意気揚々と人に教えに行くが、聞き間違えや勘違いの連続でちっとも正しく伝わらない滑稽なお話。三遊亭わん丈さんの「牛ほめ」には、落語によく出てくる“与太郎”が登場し、訪問先で案の定おっちょこちょいな言動を繰り広げます。火伏の神・秋葉様のお札を節穴に貼れば「火の用心」ですが、牛のお尻を見て「ここにお札を貼ったら“屁の用心” だ」と真面目な顔で話す与太郎に、お腹を抱えて笑う子どもたちでした。

 どちらも、聞き間違いや勘違いが笑いを誘うお話でした。狂言や落語など日本の古典芸能には、失敗したり馬鹿馬鹿しいことを言ったりする人物がしばしば登場します。そしてそれらは、どこか憎めない、愛すべきキャラクターたちです。誰も傷つけない笑い。「自分にも、こんなところがあるかもしれないなぁ」と共感を呼ぶ笑い。古典芸能の“笑い”の根底には、自分自身や他者に向けた優しいまなざしがあるのかもしれません。

 大いに笑い、みんなが笑顔になった芸術鑑賞会。温かな笑いに包まれた和やかな芸術の秋となりました。

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研究発表に向けて(6年生 総合)

2024年11月21日 (木)

 6年生の総合の学習では、各自の研究テーマに沿って調べ学習を進めてきました。円高・円安など経済への疑問を解き明かそうとしている子、好きな戦国武将について研究を深めている子など、題材は多岐にわたります。夏休みに、研究目的で遠くまで取材に出かけた子どもたちもいました。

 集めた資料を元に構成を立てたら、次はスライド作り。子どもたちは、Keynoteというプレゼンテーションアプリに研究内容をまとめています。聞き手を意識して箇条書きにまとめる工夫をしたり、画像を効果的に入れたりと、授業ごとにスライドが作りこまれていきます。国語や算数のような教科書はなく、この研究発表はあくまでも子どもの好奇心が出発点。調べていくうちに新たな発見があり、さらに研究が深まっていくこともしばしばです。

 研究成果は、1月にひかりホールで発表する予定です。その日は1~5年生の個人面談期間中でもあり、他学年の保護者の方も観覧可能となっています。「それはプレッシャーだなぁ」と口にしながらも、よい意味で緊張感の高まる子どもたちです。小学校6年間の学習の集大成でもある研究発表を、わたしたちも楽しみにしていたいと思います。スライドの完成まで、もう一息。最後までがんばりましょう!

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知的財産の特別授業(4年生 総合)

2024年11月20日 (水)

 今年も、弁理士である廣田先生による「知的財産」の特別授業が行われました。

 知的財産とは、「人が考えたいいモノ・いいコト」を指します。大昔の人が生み出した石包丁から、現代のICT機器に至るまで、人類の歴史は発明の歴史でもあります。授業では、「商標(マーク)」「著作物」「発明」「意匠」といったテーマに沿って、毎回興味深いお話をお聞きすることができました。

 「今日は原始人になったつもりで、マンモスとたたかう方法を考えてみよう!」「有名な知的財産の商標(マーク)や意匠(デザイン)、それらを真似してもいいの?」など、先生から様々な問いが投げかけられると、子どもたちは一つひとつ真剣に考え、学びを深めていきました。知的財産の授業を通して学んだことは、人が一生懸命考えた工夫やアイディアは尊いものであるということです。自分の考えを大事にすると同じくらいに、友だちの考え・ひらめきも大切であるということ。また、一人ひとりのひらめきがより便利で豊かな社会を作っていくということにも気づいたことでしょう。

 学習を終えた後には、「あったらいいな!こんなモノ」をテーマに、発明家になったつもりでより便利な道具を考える活動を行いました。子どもらしい発想力を生かした、素敵な作品が多く生み出されました。ひかりホールでの発表では、緊張しながらもステージで一生懸命説明した子どもたち。発表を聞く態度も素晴らしく、子どもたちは友だちの説明を楽しそうに聞いていました。

 こちらの作品は1月の作品展でも展示予定です。多くの方にご覧いただきたいと思っています。

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遠足(2・6年生)

2024年11月19日 (火)

 秋の深まる季節、2年生と6年生がこどもの国へ遠足に行きました。兄弟学年のペア同士が一緒になってグループを作り、様々な活動をしてきました。

 それぞれのバスでこどもの国に到着すると、さっそくペア同士で顔合わせをしました。「今日はよろしくね!」「楽しもうね。」 挨拶を交わしてから、一緒に園内を歩いて行きました。最初の活動は、ドングリ集め。2年生が秋の素材を使った工作をするために、お気に入りのドングリを集めていきます。「こっちにたくさん落ちているよ」と、はじめはお手伝い役の6年生でしたが、「おお! 帽子つきのドングリがあるぞ」と、次第に一緒に収集を始める6年生の姿も。「6年生が探してくれたよ」「“森のピザ”の材料、バッチリだよ!」と、満足顔の2年生。一緒に秋の自然を楽しむことができました。

 その後は、何人かの先生たちが待つチェックポイントを通過しながら園内を散策しました。園内マップを片手に、途中の遊具で遊んだり会話を楽しんだりしながら、ゴール地点の「こども遊牧場」を目指します。遠足の数日前に一緒にお昼ご飯を食べたとき、「ここに行こうね!」と子どもたちが話題に上げていたのは「110mローラー滑り台」。高低差があって眺めのよいこちらの遊具も、予想通り大人気でした。

 こども遊牧場に着いてからは、6年生が話し合って準備していた鬼ごっこをして遊んだり、お昼の時間には一緒にお弁当を食べたり、おやつを楽しんだりしました。先週が1組、今週が2組と、二週に分けて実施したため、今日訪れた2組の子どもたちは少し寒く感じたかもしれません。それでも、午後に学校に戻ってきた子どもたちの笑顔からは、楽しく一日が過ごせたことが伝わってきました。

 少しずつですが、卒業までの日々を意識する時期になってきました。残りの小学校生活でも、上級生・下級生が様々な場面で関わって、楽しい思い出を作っていけたらいいなと思います。

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卒業生による特別授業(6年生)

2024年11月18日 (月)

 先日、桐光小の卒業生である山口晏平さん(11期生)をお招きして、「記憶」に関する特別授業をしていただきました。山口さんは、記憶力を競う「メモリースポーツ」の第一線で活躍中です。トランプ記憶日本保持者であり、日本選手権優勝、世界ランキング第5位などの輝かしい実績を残しています。

 題材が子どもたちにとって身近なものであり、どの子も関心を高く持って臨んでいました。授業では、最初に15個の単語が示されました。「やすり」「忠犬ハチ公」「光」・・これらの語句を1分間で順番に記憶していきます。すべてを一人で完璧に覚えるのは難しくても、子どもたちの記憶のパーツをつなぎ合わせると、15個の答えが導き出されました。

 さてここからは、より正確に速く記憶するコツのレクチャーです。一つ目は「ストーリー法」。単語からイメージしてストーリーを作っていくのですが、現実ではありえないようなおかしなお話が記憶に残りやすいとのことです。二つ目の「場所法」は、自分にとって身近な場所(お家や校舎内など)に、覚えるものを置いていく方法です。山口さんが、これら二つを組み合わせた方法で “ストーリー” を披露してくれました。「教室に古びた机があるのでやすりでこすっていたら、たくさんゴミが出てしまいました。ほうきを取ろうと掃除用具入れを開けると、何とそこには忠犬ハチ公がいました! とりあえず掃除を終えたので遊びに行こうと階段をおりると、一つだけるところががあり・・」子どもたちは、おかしなお話に思わず笑いながらも、無機質に並んでいた三個の単語がスーッと頭に入っていくのを実感するのでした。

 このようにして工夫して覚えた15個の単語は、冒頭でご紹介した「やすり」「忠犬ハチ公」「光」の後に、「ツナ」「OK」「ドアノブ」「継ぐ」・・と続きます。ここまでお読みになり、お気づきの方もいらっしゃるでしょうか。実は、家康→秀忠→家光→家綱→綱吉・・と江戸幕府の将軍になっているのでした。山口さんに教わった二つの方法で15個の単語を頭に入れると、15代将軍の名前をすべて覚えたことになるのです。

 この記事を書きながら、高校の世界史でカタカナの人物名を覚えるのに苦労したことがふと思い出されました。ゲーム用語や好きなスポーツ選手の名前であればすぐに頭に入るのに、「覚えなさい」と言われると、嫌だなあと思ってしまうもの。でも、これからの勉強の中では記憶しなければいけない場面が多くあることでしょう。この日の特別授業で学んだことが、そのようなときのヒントの一つになればいいなと思います。

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柿農園見学(3年生 社会科)

2024年11月 7日 (木)

 今日は立冬。暦の上で冬を迎えました。日中は過ごしやすい陽気に包まれていても、朝夕の冷たい風に季節の移ろいを感じる季節です。

 今日は、3年生が柿農園へ見学に行きました。黒川営農団地で農業を営まれている志村政幸さんが、今年も桐光小の子どもたちを出迎えてくださいました。

 柿作りについて様々なお話を聞くことができました。多くの子たちが、驚きや関心を持って話を聞いていたのは、作物を収穫するまでに年間を通して様々なお仕事があるということです。寒い時期に行う剪定作業、肥料や消毒、摘花などの時間も手間もかけて行われる数々の作業。それらの作業を経て、ようやく秋の収穫の時期を迎えるということを知りました。

 とりわけ、剪定作業は時間と手間をかけて行われる大切な作業の一つです。柿の木1本に一時間ほどかけて剪定することにより、毎年新しい枝を伸ばし、適切な数の実が出来るようにしているのだそうです。畑全体には約200本の柿の木があると聞き、驚きの表情を浮かべる子どもたち。「剪定作業って大変だなんだね・・」と、感心しながらお話を聞いていました。

 さて、見学の最後のお楽しみは柿もぎ体験です。鮮やかに色づいた「次郎柿」という品種の柿を、一人一つずつ収穫しました。「これがいい!」と即決する子も、志村さんに美味しい柿の選び方を相談している子もいました。お家で、家族の方と一緒に味わうことでしょう。

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