秋の学校を観察
日中は暖かく、校庭では3年生が体育の授業をしていました。小さなボールを使って手打ち野球の練習のようでした。そこに、観察カードを持った2年生が登場。学校の秋を見つけてゆっくり観察しようとしています。赤く色づいた葉っぱを手にとってスケッチを始める子、朱くなったカラスウリを見つけた子もいました。暖かい陽ざしの中で、温かい言葉のを交わしながら楽しい時間を過ごしていました。
神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】
日中は暖かく、校庭では3年生が体育の授業をしていました。小さなボールを使って手打ち野球の練習のようでした。そこに、観察カードを持った2年生が登場。学校の秋を見つけてゆっくり観察しようとしています。赤く色づいた葉っぱを手にとってスケッチを始める子、朱くなったカラスウリを見つけた子もいました。暖かい陽ざしの中で、温かい言葉のを交わしながら楽しい時間を過ごしていました。
休み時間に子どもたちが校長室に遊びにきてくれるのはとても嬉しいことです。今日は昼休みに雨が降っていたためにいつもより多くの子どもたちがいました。3年生の男女4人はわたしに「こらこら!」と言われながらも笑顔いっぱいの時間を過ごしていました。1年生の何人かはこのところ折り紙をつないで象の長い鼻を作って遊んでいます。楽しそうなのはいいのですが、もう少し片付けができるようにしないといけないと感じた休み時間でした。
3~6年生の書写(硬筆)では12月の作品展に向けての準備を始めました。3年生は国語で勉強した俳句、4年生はサマーキャンプの短歌教室で作った作品、5年生は四字熟語、6年生はことわざを書いています。上級生になると私が赤で直す必要がないくらい上手な字を書いてくれます。作品展が楽しみです。
月曜日の6時間目は4~6年生の子どもたちはクラブ活動や委員会活動に取り組む時間です。(委員会活動は5・6年生)
朝夕は冷たい北風が吹きますが、まだ日中はお日様が子どもたちの身体を温めてくれます。サッカー部とバスケット部の子どもたちは、今月23日に行われる神奈川県の私立小学校の仲間たちとの交流試合を前に練習にも熱が入っているようです。
クラブでは、3学年の子どもたちが一緒に活動するため、ここでも異学年の交流が見られます。
猛暑の夏。
今日から子どもたちは夏休み期間に入りました。といいましても、4年生は自主学習会(課題を持ち寄って教室で勉強)、5・6年生は夏季講習(土曜講習の延長のような形式)があります。その期間の午後には、プール開放や保護者との個人面談も実施されます。また、毎年のように子どもたちが楽しみにしているのが、横浜スタジアムや県内の球場で行われる夏の高校野球です。特に準決勝と決勝に進んだときは、みんなで野球応援に行くことができます。厳しい神奈川県大会を勝ち抜き、甲子園に歩みを進めたときの喜びを子どもたち、そして保護者の皆さんを共に味わうことができたときのことを思い出します。
今年の夏も熱い戦いが続いています。
平成29年がスタートしました。
新年を迎えるときは誰もが、楽しい一年、よい一年にしようと思います。そのために自分が何をすることが必要かを考えることができる子も多いです。また、友だちとの日々の関わりが大切であることをみんな知っています。
休み明けの朝会で子どもたちに話したことは次のようなことでした。
あんしんできることば
「そうだね・だいじょうぶ」
げんきがでることば
「がんばってるね」
いわれてうれしいことば
じぶんでいえたらいいね
やさしい気持ちの子どもたち、強い心を持った子どもたち、
今年もこどもたちの「今」の姿にしっかりと向き合っていきます。
朝の時間に教室から聞こえてくる歌声。明日はいよいよ音楽集会(クラスごとに歌の発表をする)です。1回目の音楽集会は6月ごろに行います。そのときは入学したばかりの1年生の保護者にはご覧いただけるようにします。子どもが入学した小学校の全校児童の学校での様子を見ていただくことが大切であると考えてのことです。11月に行われる2回目の音楽集会は6年生の保護者にご覧いただきます。1年生から6年生までの子どもたちの歌声を聴きながらいろいろと思い出されることもあることでしょう。
2年生の女の子が休み時間に私の部屋にやってきて「先生見て、自分で三つ編みにしたの」と教えてくれました。先週末に練習をして、ようやく自分でできるようになったそうです。「自分でできることがだんだんと増えていくのは素敵なことだね」と言うと、とても嬉しそうにしていました。その子のお母さんもきっと嬉しいのだろうな、でも、「自分でやるから大丈夫」って言われるとちょっぴりさみしい気持ちになるのかな。そんなことを考えていました。
子どもたちの小さな成長を知ることができて、それを一緒に喜ぶことができるのがこの仕事の楽しいところです。素敵なお知らせを届けてくれた子に感謝!
私の宝物の一つに、現高2の生徒が4年生のときに描いてくれた絵があります。ちょっと恥ずかしいのですが、私を描いてくれたものです。そこには「桐光学園小学校の校長やってまーす」なんて書いてありますが、毎日その絵を見て当時のことを思い出しています。
先日その絵を描いてくれた生徒が、20周年記念誌を受け取りにきてくれたときに会うことができました。そのときに、色鉛筆で描いてくれた絵が大分色あせたと言って見せると、「なおしてきます」と言ってくれました。数日後、生まれ変わった私が届き、8年前の私がきれいになって本棚に戻りました。
卒業生がいつも近くにいてくれることの幸せを改めて感じました。
9月28日の前期最終日に桐光学園小学校創立20周年記念式典を行いました。
一部は児童と現中1の生徒たちが出席した式典、二部は保護者、来賓の皆様にご出席いただきました。昨年度から在校生(現中1も含めて)と作ってきた記念誌は、開校からこれまでの歩みの振り返りと、卒業生、在校生からのメッセージで作られています。記念誌作りに関わった子どもたちには思い出に残る一冊になったのではないかと思います。
これまでの20年間で作り上げてきた小学校をこれからどのように発展させ、ますます子どもたちが楽しく、元気に生活できる場にしていけるか。私たちの学校作りはこれからも続きます。
記念誌に書いたことですが、12周年のときは「楽しい学びの場」であると考えていたこの学校が、今は「楽しい学び合いの場」になっていることが実感できます。
校長室に立ち寄った中学生が本棚にある絵本を手にとって、「懐かしい!この本を読むとほっこりする」と言いました。「ほっこり」というのは「心が温かくなる」という意味だと思いますが、多分小さい頃から何度も読み返していた本なのでしょう。きっと誰にでもそういう本が何冊かあると思います。そっと本棚から取り出して読み返したくなる本があるってなんて素敵なことでしょう。
私の心を温かくしてくれるのは本だけではありません。校庭で遊ぶ子どもたちの笑顔、授業中に学習に集中する子どもたちの眼差し、ときどき遊びにきてくれる子どもたちとの会話、折り紙で作ったものを「これあげる」と言って手渡してもらえたとき、このような子どもたちの頑張る姿や優しさに触れることができる日々に感謝です。