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中学教頭ブログ(5/20)

5月14日(土)、将棋の女流タイトル戦「マイナビ女子オープン」第3局が遊行寺で開催されました。協力団体を代表して、初手(第一手)の場面に同席させていただきました。鈴木恒夫藤沢市長、棋士の木村九段、戸辺七段、大盤解説のゲストつるの剛士さん、乃木坂46元メンバーの伊藤かりんさんらが見守る中、午前10時に西山朋佳女王と里見香奈女流四冠との対局が始まりました。それぞれの持ち時間は3時間。トイレ休憩も持ち時間に含まれてしまうそうです。

初めての経験でしたが、予想外の展開でした。両者じっくり考えて二手、三手と駒を打っていくものと勝手に思っていましたが、対局はスピーディーに流れていきます。時間をかけて考える局面はかなり先のようでした。

午後1時からは本校の体育館で大盤解説会が行われました。つるのさんと戸辺七段、伊藤さんと戸辺七段が入れ替わって対局の行方を解説します。YouTubeでも対局の様子が配信されました。会場には北海道から来られた、つるの剛士さんのファンもいました。開場まで3時間以上待っていた将棋ファンの方もいました。驚くばかりの光景でした。

午後5時過ぎに対局が終了。結果は里見四冠の勝利となり、これで里見棋士の2勝1敗。今回のタイトル戦での王手を握ったそうです。両棋士が遊行寺から本校の体育館に移動し、対局後の感想を述べられました。6時間を超える対局でしたので、さすがに疲労困憊の様子でした。

「勝負めし」が気になるところです。昼食時間は40分。持ち時間には含まれません。藤井聡太棋士の対局でも「勝負めし」が注目されますが、今回の対局では藤沢にある「隠れ里車屋」から会席料理が配達されました。写真を拝見しましたが、8,000円もする豪華な昼食です。「モグモグタイム」には串団子3本と、どら焼きが用意されました。支払いはすべて主催者持ちとのことです。将棋は頭を使う競技ですから、エネルギーをかなり消耗するようです。栄養補給は大切な要素なのでしょう。  

女流棋士の食欲に比べ、本校の新入生の食生活が気になるところです。4月に行われたオリエンテーションの食卓では、野菜やご飯を残してしまう生徒の多さに驚かされました。頭を働かせるにはバランスの取れた食事が欠かせません。生徒諸君へと言うよりも保護者の皆様へのお願いです。「スナック菓子」の与え過ぎにはお気をつけください。

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