異学年との関わりから学ぶこと
2022年11月18日 (金)
今日は “兄弟学年中休み” の日でした。普段の休み時間は、1~3年生、4~6年生に分かれて過ごしていますが、月に一回程度は兄弟学年が一緒に関われる機会を持つようにしています。
10:00になると、1・3・5年生の子どもたちがグラウンドへやって来ました。異学年が入り交じってドッジボールをしているところで、こんな声が聞こえてきました。「ちょうだい!ボールちょうだい!」 おねだりしていたのは1年生の男の子。すると、ボールを投げようとしていた5年生のお兄さんが、「はい!」と優しくボールを渡してくれました。身体の大きな5年生が力を抑えて遊ぶ姿は、見ていてほほえましい光景でした。
子どもたちが入れ替わり、10:25からは2・4・6年生の中休みです。20分間学習を終えた子どもたちが、元気に外へ遊びに来ました。この時間も、ドッジボールコートでは、先生も一緒になって異学年同士で楽しいひと時を過ごしていました。グラウンドの奥にある遊具広場では、すべり台や鉄棒、雲梯が子どもたちで賑わっていました。鉄棒に挑戦する低学年の子どたちを優しく見守っていたのは、6年生の女の子たち。お姉さんたちに見てもらって、子どもたちはとても嬉しそうです。
小学校は、6歳~12歳まで幅広い年齢の子どもたちが共に学ぶ場所です。教室の友だちと仲を深めたり、切磋琢磨したりするのと同じくらいに、異学年の子同士での関わりも大切にしたいと考えています。お兄さん・お姉さんに優しくしてもらったことを、子どもたちはちゃんと覚えています。そして、自分たちがお兄さん・お姉さんの立場になった時、嬉しかったことを思い出しながら優しい気持ちで下級生に接するようになります。これからも、温かな心のリレーが繋がっていく小学校でありたいです。