桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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農作業から学ぶこと(4年生 総合)

2022年6月15日 (水)

 梅雨空で肌寒いほどの一日でした。「今日も雨かぁ」休み時間、教室の窓から残念そうに外を眺める子どもたちです。
 
 そんな梅雨の日の中休み、小雨の落ちる農園に4年生の姿がありました。夏野菜はひと晩で大きくなるため、子どもたちも野菜の様子が気がかりな様子。「おお!できてるぞ!」「見て見て!」農園に着くなり、子どもたちは夢中になって作物を見ているのでした。

 1組では枝豆の実がつき始め、連日の大豊作! 受粉を済ませたトウモロコシは、ひげ(めしべ)が茶色くなり、実の部分も太くなりました。トマト栽培の子どもたちは、長雨を気にしていました。「雨に当たりすぎると、トマトの味が薄くなっちゃうんだって。」先日の調べ学習を思い出しながら、心配そうに空を見上げています。「中休みが終わるまでの時間だけど・・」と、ある子がトマトの上に傘をかけました。子どもの優しさが溢れる一場面に、心が温かくなりました。「今度、雨よけを作るんだ」と、意気込んでいるようです

 2組の畑では、ナスが収穫の時期を迎えています。今日も、瑞々しいナスを二つ手に取って見せてくれる子がいました。キュウリ畑も順調です。2つの班がキュウリ作りに挑戦したため、毎日たくさん収穫できています。今週に入ってから収穫したキュウリは、実に50本以上! 予想以上に多く穫れたのでクラスの子たちに配り、また校長先生や教頭先生にも届けています。作る喜び、収穫の喜び、そして新鮮な作物を人に届けるという喜びを感じている子どもたちです。

 手間を惜しまず、愛情を持って野菜を育てている子どもたち。農園活動を通してたくさんのことを吸収し、心豊かに育ってほしいと願っています。

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