桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

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「表現」の授業

2021年11月27日 (土)

 本校の教育活動の特色の一つに「表現」の授業があります。どんなことを学ぶのですか? というご質問も多く寄せられます。今回の記事では、先日行われていた3年生の表現の授業の様子をご紹介いたします。表現の授業を少しのぞいてみましょう。

 この日の授業の前半は、身体を使った文字作り。「月」「花」などの漢字や、学年の先生の名前の頭文字などがモニターに映し出されます。「一画目をどう表そうか?」「それ、いいねぇ!」相談をしながら、少しずつお題の文字が形作られていきました。もちろん正解は一つではなく、子どもたちのアイディアの数だけ様々な表現方法が生み出されていきました。(1枚目の楽しそうな写真は、文字通り「楽」を作り上げた子どもたちです!)

 体も心もほぐれてきたころ、活動は「げきあそび」へと移っていきました。さきほどのメンバーとはいったんお別れし、新たに3~5人のグループを作ります。先生から出されたのは「自分たちだけの《ももたろう》のお話を作りましょう」というお題。即興劇に向けて、5分ほどの相談タイムが始まりました。楽しそうな会話の中から、少しずつ物語の内容が聞こえてきます。
・たまごが流れてきて、中からひよこが生まれてきました。(かわいらしい様子が目に浮かびます!)
・ボールが流れてきて、中から大谷翔平選手が生まれてきました。(祝 MVP! みんなの憧れ大谷選手。夢が膨らむ展開になりそうですね。) 

 このように、子どもたちの豊かな発想力がのびやかな表現の授業を作ります。また、活動ごとにグループを作らせることにも、ねらいがあります。多くの仲間といろいろな活動をすることを通して心が通い合い、相互理解につながっていくのです。学年が上がるにつれて、一緒に居たいと思う特定の友だちもできてきます。そのような成長も大切に見守りつつ、その時その場にいる仲間と協力し合える寛容な心、柔軟な人付き合いのスキルを育てることも同じくらい大事にしたいものです。

 毎回、表現の授業が終わるとスッキリとした表情で教室に戻ってくる子どもたち。1~3年生が大好きな授業の一つです。楽しい活動を通して、自己表現力や、自分と他者とのつながり方を育んでいけたらと思っています。

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