桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

神奈川県川崎市の私立小学校【桐光学園 小学校】

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農園

2021年8月10日 (火)

 台風が去り、小学校の周辺には青い空が広がっています。午前中、学校の近くで、部活動に来ていた小学校の卒業生が元気に挨拶してくれました。「これから練習を始めます!」とのこと、暑さに負けず頑張ってほしいです。
 秋から農作物の栽培を始める畑の様子を見るため、小学校の農園に足を運びました。草むらを歩くたびに足元をバッタが勢いよく跳ねています。7月に子どもたちと一緒に昆虫探しをしたときと比べると、ずいぶん大きく育っています。ショウリョウバッタを捕まえて、手にのせました。しばらくの間じっと周りを眺めた後、遠くへ跳んで行ったショウリョウバッタ。正面から見せるユーモラスな表情がかわいらしいです。

  「秋来ぬと 目にはさやかに 見えねども 風の音にぞ おどろかれぬる」(藤原敏行)
 平安時代、立秋の日に詠まれたとされるこちらの短歌。ススキや紅葉など、はっきりと見て分かる秋の風景はまだですが、吹いてくる風に「秋が来た」と気づいたという意味です。夏の暑さの中にも、ほんの小さな変化に秋の訪れを感じたのでしょう。

 今年も、先日「立秋」を迎えました。立秋とはいえ厳しい暑さは続きます。そんな8月ですが、夕方に鳴く虫の音色や朝夕の心地よい風など、身のまわりの小さな変化から、秋の足音を感じる時期が近づいてきます。時にはそんなことも楽しみながら、まだまだ続く暑い日々を乗り切っていきたいものです。

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