一人ひとりの「春」(5年生国語)
2021年5月11日 (火)
5年生の子どもたちは、国語の時間に「季節の言葉① 春の空」の学習をしました。
清少納言の「枕草子」、春らしい季節感をもつ言葉やその言葉に関連した俳句を音読するなどして、日本の春を表す言葉の奥深さや歴史に親しみました。
学習のまとめとして、「自分が感じる“春”」についてカードに表現する活動を行いました。自分が春を感じた場所や時を思い出しながら、そのときに見たものや感じたことを表現するものです。
「春といえばやっぱり桜だ」という声が多かったのですが、同じ桜でも、どのように表現するかは子どもによって異なります。また、桜以外にもそれぞれが春を感じるものについて、自由な発想で表現していきました。「あたたかさ」や「さんぽ」、「たけのこ」、「出会いの季節」、「クラスがえ」、「新しい教室」などなど、自分のイメージする春を熱心且つ楽しそうに表す姿は、「枕草子」を執筆する清少納言といったところでしょうか。
掲示板に並んだ子どもたちのカードを見ると、改めて春が伝わってきます。今後の「季節の言葉」の学習でも、こうしたそれぞれの季節らしいものや様子を表現することを、子どもたちに楽しんでもらいたいと思っています。