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中学教頭ブログ(12/9)

俳優の渡辺徹さんが61歳の若さで亡くなりました。同じ年齢である私には、もの凄くショッキングな知らせでした。体調不良を訴えてから、わずか8日後に他界してしまったのですから、ご家族にとっては悲しむ間もない出来事だったに違いありません。

しかしながら、家族葬を終えての記者会見では、妻の榊原郁恵さんと息子さんが笑顔で心境を語っていました。その笑顔が逆に痛々しく感じられ、胸に熱いものが込み上げてきました。

私にとっては他人事ではありません。60歳を過ぎてから、腹痛に襲われる機会が数倍増えました。心配になって、大腸の内視鏡検査をやってみても、特に異状は認められません。医師からは、ストレス性の過敏性腸症候群という診断が下っています。自分自身では、そんなに職場でストレスは感じていないつもりなのですが、無意識の中で苦しんでいるのかも知れません。

今日、学校現場でも「働き方改革」を推進しなければなりませんし、「パワーハラスメント」を慎まねばならないのです。それらが、ストレスの要因になっている可能性は十分にあります。教員志望者も年々減っています。やる気のある、気合いの入った先生を採用するのがかなり難しい状況です。これからの学校がどのようになってしまうかを憂う日々が続いています。

私にとって、そんなに多くの時間は残されていません。できる限りのことをやり尽くして引退したいと考えています。それまでは、自分の体調を気遣いながら、ストレスを感じない日々を過ごせればと思います。皆様のご協力を切にお願いする次第です。

最後になってしまいましたが、渡辺徹さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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