高校教頭ブログ(2/18)
2022年2月18日 (金)
バナメイエビ
唐突ですが……食卓に出されるエビ料理に多く使われているエビの名前を知っていますか?一昔前はブラックタイガーが主流でしたが、現在では、中国、東南アジアでのエビ養殖は「バナメイエビ」というものが主流となり、家庭料理で通常皆さんが口にしているエビは、そのバナメイエビなのです。
東南アジアなどでのバナメイエビの養殖は、マングローブ林を伐採し、開拓してエビの養殖場にするとか、排水を垂れ流すなど、環境に負荷のかかる方法で行われてきました。ところが、最近「日本初、畑で無添加エビの養殖に鋸南町から挑戦」という謳い文句で、休耕地の農業用ハウスでのバナメイエビ養殖を手がける会社(株式会社SeasideConsulting)が立ち上げられました。「水質改善剤を一切使用しない完全無添加飼育」「循環システムで汚水の排水なし」という持続可能な養殖技術を用いているそうです。「エビの陸上養殖をSDGsで」という新たな試みに今後も注目です。