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中学教頭ブログ(11/19)

 今回は、本校の修学旅行をご紹介します。毎年11月中旬に3年生は熊野古道を歩きます。今年は奈良県に一泊した後、大阪・四天王寺を起点にして時宗の開祖である一遍上人が遊行された和歌山県・熊野へと向かいます。二泊目は南紀白浜にて、三泊目は那智勝浦にある巨大ホテルに宿泊してマグロ料理を堪能します。そして、JR新宮駅から特急「南紀」に揺られ、名古屋を経由して戻ってくるルートです。

 2004年に世界文化遺産登録された熊野古道。発心門王子から中辺路ルートを約3時間かけて歩き、熊野本宮大社を参拝します。歩きながら、語り部(かたりべ)さんから熊野について学ぶ研修の旅です。本宮大社旧社地である大斎原(おおゆのはら)には、「南無阿弥陀仏」と刻まれた一遍上人神勅名号碑が建てられています。熊野と一遍上人とのつながりの深さを物語っています。

 熊野三山(熊野本宮大社・熊野那智大社・熊野速玉大社)を巡る旅は、生徒たちにとっては退屈なものかも知れませんが、不満を言う生徒がほとんどいないのが不思議です。「黄泉がえり(よみがえり)」の地を訪れることで、いつもと違った空気感を感じ取っているからだと思います。私は今回で5回目の訪問となりますが、熊野が神聖な地であることを毎回肌で感じています。昔は大勢の人たちが訪れ、「蟻の熊野詣」と言われていた理由が理解できます。私の義父母は55年前に新婚旅行で熊野三山を訪れていたことを知って驚かされました。

 最終日は熊野速玉大社を参拝し、お土産に「もうで餅」を購入して列車に乗り込みます。「特急」とは言え、名古屋まで3時間以上の長旅です。松坂牛のお弁当を食べながら時間を過ごします。寝不足の人が多いせいか、帰路の車内は静けさが漂います。「特急南紀」は来年新型車両が登場するそうです。今年が最後のチャンスとなります。海岸線の景色を思う存分楽しんでほしいと思います。

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