府中市郷土の森博物館(3年生 社会)
2025年3月21日 (金)
3月はもう一つの校外学習がありました。3年生が訪れた「府中市郷土の森博物館」での学習です。
博物館がある広い敷地内には、江戸時代~昭和初期の建物(古い家、小学校、町役場等)が移築・復元されています。その中の一つ、養蚕農家「旧河内家」で学芸員の解説を聞きました。こちらは、養蚕が盛んに行われていた時代の建物が復元されたもの。家の中は、蚕を育てるのに適した構造になっています。茅葺の屋根や土間、土壁など昔の建物の特徴を、子どもたちは昔話の世界に入り込んだような気分で眺めていました。
博物館では、昔に使われた道具の説明を通して、当時の人々の暮らしについて話していただきました。羽釜や洗濯板、火熨斗、湯たんぽなど、衣食住に関わる様々な道具が登場。温かいご飯をおいしく保つ工夫や、湯たんぽの表面にある凸凹の秘密・・等、昔の道具には様々な機能を持っていたことが分かりました。子どもたちは昔の人の知恵に驚くとともに、当時の暮らしの様子を想像していたようです。
現代社会の便利さや手軽さも素晴らしいですが、昔の道具の中にも生活を幸せにする知恵が詰まっていることを学んだ子どもたち。多くの気づきや学びのある社会科見学となりました。