地層見学(6年生 理科)
2025年3月 8日 (土)
4日(火)、6年生が生田緑地を訪れて地層見学を行いました。生田緑地内にある標高84mほどの枡形山を登っていくと、ところどころに地層の観察ポイントがあります。学芸員の解説を聞きながら、地層についてじっくりと学んでいきました。
枡形山を登り始めてすぐのところに、さっそく一つ目の地層が現れました。手で触ってみるととても硬く、さらさらして湿った土です。触れた時に指先についた粒は、とても小さなもの。それが16分の1mm以下の「泥」であること、表面にコケが生えているのは水を通さない層だからだということ、130万年前にここが海の中だったことなど、一つの地層の特徴から分かるいくつもの情報を、子どもたちは興味深そうに聞き入っていました。
砂と小石が混じったおし沼砂礫層、箱根山や八ヶ岳の火山灰が堆積した多摩ローム層、頂上に近い場所で見た立川ローム層など、坂を上がるにつれて地層の年代が新しくなっていきます。それぞれ、30万年前、29万年前、2万年前・・と、想像もつかないほどの大昔ですが、いま自分たちのいる場所が海の中だったり、遠いところから火山灰が飛んできたりと、スケールの大きい地球の歴史を肌で感じる子どもたちでした。
地層の観察を通して、大地の成り立ちを学んだ地層見学。授業で学んできた知識の点と点がつながるように、子どもたちの好奇心がぐんと広がったことでしょう。有意義な見学になりました。