情報との向き合い方を学ぼう(5年生 社会)
2021年2月 1日 (月)
数十年前まではテレビやラジオ、新聞などによって情報を得てきた私たちですが、インターネットの普及に伴い、情報(選択可能情報量)が大幅に増えました。1996年から2006年までの10年間で500倍以上(※)に増大しているといいます。統計から10年以上が経っていますから、この傾向はさらに加速していることでしょう。(※【出典】総務省 H18情報流通センサス報告書)
さて、5年生の社会の単元「未来とつながる情報」では、情報化が進展する中での利点や問題点を考えながら、情報の活用の仕方について学んでいます。今日の授業では、東日本大震災を題材に、テレビ、ラジオ、スマートフォン、新聞の各メディアが持つ特性を考えていきました。「大きな地震があった時、被災地の方はどんなメディアで被害や津波の情報を得たのでしょうか」先生の問いかけに、子どもたちの話し合いが始まります。「テレビは映像で様子を知ることができる。」「情報はスマホが一番速いのでは?」それぞれの長所が挙がる一方で、「充電ができないとスマホが使えなくなる。」など別の視点からの意見も出されました。被災した日の停電戸数を示す資料を踏まえた見解です。このように、子どもたちの活発な意見交換が続きました。
これから先、子どもたちは多くの情報を受け取るだけでなく、送り手としての責任ある行動が必要とされる場面も増えることでしょう。この単元学習を終えた時に、メディアがどのように情報を伝えているのかを知るとともに、必要な情報は何か、正確な情報は何かを、正しく判断して活用する手立ての一つになればと思います。