情報モラル~ちゃんと伝わってるかな?~
2020年1月10日 (金)
5年生の総合の授業で、情報モラルを学んでいます。今日の題材は、無料通話アプリでのメッセージのやり取りでした。
メッセージのやり取りでは、普段の会話と比べて短い言葉が行き来します。例えば「おもしろいね」というメッセージを読んだ時、人はどんな受け止め方をするでしょうか。1.すごくおもしろかった気持ち。2.ちょっとだけおもしろかった気持ち。3.いじわるな気持ち。文脈によっても異なると思いますが、子どもたちが選んだ回答は意外にも分かれました。
では、文字よりもさらに手軽な「スタンプ」ではどうでしょうか。「おもしろいね」の文字を添えた5つのスタンプを見て、それぞれどんな印象を受けるかをたずねました。ある子には「すごくおもしろい」というメッセージが伝わるスタンプも、別の子は「いじわるな気持ち」という受け止め方をしていました。「えぇ?何でそう思ったの??」思わず顔を見合わせて驚く子どもたち。短い言葉やスタンプでは、思いが真っすぐに届くことも、逆に誤解につながることもあるようです。
人と人とが理解し合うには、互いの顔を見て言葉で伝え合うのが一番です。とは言え、ネット社会では、便利な道具を適切に使いこなす上でのモラルを高めることも必要でしょう。道具の向こう側には人がいるということを心に留めて、正しく気持ちを伝え合える子どもたちに育ってほしいなと思います。