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高校教頭ブログ(4/15)

桜梅桃李

 去る4月5日午前中に「令和4年度藤嶺学園藤沢高等学校入学式」が執り行われました。学校長式辞、理事長告辞、PTA会長祝辞などがありました。残念ながら、入学式において教頭は生徒の皆さんに話をする場面はありません。しかしながら、新入生が教室に行ったあと、保護者の皆さんにお話をする機会があります。今年はその場で「桜梅桃李(おうばいとうり)」をお話しました。
 「桜梅桃李」は文字通り「春に花を咲かせる木」です。「どの花が好き?」と問われれば、「(可憐に咲く)梅」と私は答えます。でも、華やかな桜花の季節には「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」という状態になります。多かれ少なかれ、皆さんも好みの花はあれど、他の花は嫌いということはないでしょう。すなわち、それぞれ花は違うけれども、それぞれに美しさがあり、人を惹きつけるのです。
 この「桜梅桃李」は、よく人に例えられます。人それぞれ個性があり、それ自体に優劣上下はないのだ、だから人それぞれの良さをお互いに認め合うことが大切なのだ、となります。藤嶺生も生徒それぞれが個性豊かな花を咲かせ、それらをお互いに認め合う豊かな日々になるよう期待しています。 

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