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中学教頭ブログ(11/12)

 11月10日、特別国会が召集され、第2次岸田内閣がスタートしました。今回の衆院選で初当選を果たした1年生議員たちがマスコミに注目されます。国会議事堂の開門は午前8時。6時過ぎから開門を待つ議員の姿をテレビが映します。議員の人たちにとっては絶好の知名度向上の場とあって、この待ち時間を宣伝材料に繋げます。

 新型スマートフォンの発売日にもテレビカメラが行列を追いかけます。予約販売にもかかわらず、一番乗りを目指す人たちがいるわけです。私には全く理解ができない光景です。誰よりも早く最新型機種を手にしたいのでしょうが、待ち時間のデメリットを考えると理解に苦しみます。

 時間の使い方はその人の性格や人間性を反映します。そして、時間の習慣は身体に染みついてしまいます。そう簡単には変えられません。遅刻ぎりぎりに登校しても平気な人、朝の小テストの前に水分補給を欠かさない人、チャイムが鳴らないことを理由に授業に遅れてくる人などメンバーは固定されます。

 本校の登校時間は8時30分。早起きが得意な生徒は7時30分過ぎに登校します。授業に向けて予習をする人、宿題が終わらずに焦っている人、勉強には関心が無く仲間たちとサッカーを楽しむ人など様々です。The early bird catches the worm.という諺がありますが、早過ぎるのもどうかと思います。目的があって意図的に早めに行動するのは問題ありませんが、周囲の人たちに迷惑をかけてしまう可能性があることも忘れてはなりません。

 「早過ぎず、遅過ぎず」が一番だと思います。他者からの信頼感が得られやすいからです。早過ぎるのは「自分勝手な人」だと思われ、遅過ぎると「自己管理できない人」と見なされる。時間の感覚のズレは結構厄介なものなのです。因みに、私は制限時間の20分前行動を心がけています。

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