高校教頭ブログ(5/3)
2021年5月 3日 (月)
「フェイクニュース」
現在、大人はもとより、中高生のほとんどがSNSを利用しています。そのような状況の中で問題となっているのが「フェイクニュース(偽情報)」です。例えば、ネット上には新型コロナウイルスを巡り、科学的な根拠のない「フェイクニュース」があふれていると言われます。また、「フェイクニュース」により社会混乱が引き起こされる事例が海外ではあるそうです。「ネット上を歩く若者たち」にとって、今何が必要なのでしょうか?
「フェイクニュース」対策として何より必要なことは、情報の真偽を見極める「ファクトチェック(事実検証)」です。「ん?」という情報があったら、情報源や発信時期を調べ、別の情報源に当たることが大切です。そして、「ん?」という感覚を養うには、多くのプロの目を経て作られる新聞を読む習慣やテレビのニュース番組を日常的に見ることなどによって、「判断の軸」を作ることが役立つと言われます。
今後も「フェイクニュース」は増え続けるだけでなく、危険度を増していくことが予想されます。生徒の皆さんには、物事の本質を見抜く思考力や判断力を身につけ、活用する情報の精度を高めていってほしいと思います。