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高校教頭ブログ(5/10)

「マスク顔」
 コロナ禍が1年以上も続き、家から一歩出るとマスクをつけていることが常となっています。旧知の間柄ではなく、昨年知り合った人とは常にマスクをした状態でしか顔を合わせたことがない、ということもあるかもしれません。そして、何かの拍子にマスクをとった顔を見る機会があると、「えっ!?この人はこういう顔だったのか」と思うことが最近あります。マスクをしていても、顔の半分は見えるのですから、その人がどういう顔をしているか想像できそうなものですが、意外とその想像がはずれるのです。
 私たちは日々様々なことに遭遇し、その時々で「理解」したり「判断」したりすることがしばしばあります。その際に、対象の一部を見て「理解」や「判断」をしてしまっていないでしょうか。その中には人に対する評価や出来事に対する理解などもあることでしょう。何事も「全体」を見ることは難しいですが、「一部」を見て判断することは誤解の可能性を常に孕んでいるいるのだと、頭の隅に置いておくことは大切であると思います。

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