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高校教頭ブログ(4/17)

美しい振る舞い
先日、男子プロゴルフの松山英樹選手が日本男子で初めて米マスターズ・トーナメントを制覇したことは多くの人が見聞きしたニュースでしょう。それがどれほどの「偉業」であるかは、各メディアで報じられています。
それと同時に、松山選手を支えた早藤将太キャディーの行動も話題を呼んでいるそうです。松山選手優勝決定後、最終18番のグリーンでピンをカップに戻した後、脱帽してコースに向かって一礼をしたというのです。
日本人らしいこのシーンを映した動画が米メディアのSNSなどで反響を呼び、「コースに敬意を示す素晴らしい振る舞いだ」などと称賛の声が上がったそうです。
文化というものは、大きく見ると各国、各地域、各民族に存在し、世代を超えて伝承されています。
もちろん、時代によって文化は変化を伴って伝えられるものであり、伝えられないこともあるものです。
したがって、長い間変わらずに伝えられる文化は希有だということも事実でしょう。
そして、各国間、各地域間、各民族間で相容れない文化が存在することも確かですが、「美しい文化」は国を超えて、地域を越えて、民族を超えて評価されるものだということです。
日本人の文化に根ざした「美しい振る舞い」がしばしば世界で話題になることがあるのは、そのような理由であると思います。
今回、早藤将太キャディーの振る舞いが評判を呼んだことは、日本人として大変嬉しい限りです。

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