星空を見上げて(4年生 理科)
2025年1月 8日 (水)
4年生は理科の学習の一環として、生田緑地内にある「かわさき宙(そら)と緑の科学館」へ行きました。
こちらの科学館のプラネタリウムには、非常に多くの星を映し出す世界に一台しかない投影機があります。まず始めに映し出されたのは太陽。正午の空の様子です。そこから徐々に時間を進めながら太陽の動き方を確認していきます。夕方になり次第に空が暗くなっていくと少しずつ星が見えてきます。そして「街の明かりが届かない山奥へ移動しましょう」の案内の声とともに天井はさらに暗くなり、満天の星空に。「きれい・・。」子どもたちのため息が聞こえてきます。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン。それらをつなぐと冬の大三角になります。まわりの星と比べてひときわ明るい一等星の輝きを、子どもたちはうっとりと見つめていました。
プラネタリウムのあとは、科学館屋上にある「アストロテラス」で、太陽の観察をさせていただきました。特殊なフィルターを通した望遠鏡が撮影したリアルタイムの太陽には、炎が舞い上がっているように見えるプロミネンスや、太陽表面の黒点などが観察できました。それらは太陽の大きさからするとほんの小さく見えるのに、それが地球一個分を越える大きさだと知り、宇宙の世界のスケールの大きさに驚く子どもたちでした。
美しい星空を見上げながら、様々なお話を聞いた子どもたち。理科の授業で学習したことをさらに深めることができ、また、これまで以上に宇宙や星空に関心を持ったことでしょう。夜空を見上げたときには、今日の学習を思い出して星座を見つけてほしいなと思います。