桐光学園 小学校 / 神奈川県川崎市の私立小学校

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アゲハチョウの誕生(3年生 理科)

2023年6月14日 (水)

 理科の学習の一環として、3年生の教室でアゲハチョウを育てていました。それらが育ってさなぎになり、今週、無事に羽化しました。

 月曜日の昼食時。3年2組の教室では、間もなく羽化しそうな様子のさなぎがいました。そこで理科の先生が、タブレットで虫かごの様子を撮影して教室のモニタ―に映しました。「昆虫は苦手だよぉ」そんなことを話していた子も、(食事中であることも忘れて)羽化する瞬間を真剣に見つめています。羽が出てくると、もうあっという間に体全体が出てくるアゲハチョウ。誕生の瞬間に出会えた子どもたちでした。

 「2組は見られていいなぁ!」子どもたちがそう話していた1組でも、翌日にはさなぎの様子に変化が見られます。午後の掃除が終わる頃にさなぎが左右に揺れ始めたので、教室のモニターで観察を始めました。がんばれー! もう少しだよ! 掃除を終えた子から、虫かごやモニターの前に集まってその瞬間を待ちます。5時間目の英語の授業も、最初の5分間は先生も一緒に見守っていました。が、変化が見られなかったため気持ちを切り替えて授業を行いました。

 結局この日はそのまま下校時刻に。「先生、生まれるところを見ていてね」子どもたちは
そう言い残して帰宅しました。放課後は職員室に虫かごを置いておきましたが、なかなか変化がありません。今日はダメそうですね・・そう話していた時、急にバタバタと音がしました。ついに羽化の瞬間です! 羽化直後は羽がしわしわでしたが、30分も経たないうちに立派なアゲハチョウになりました。さなぎの殻から出てくる様子が撮れたので、翌朝子どもたちに見てもらいました。「出てくる出てくる!」と、嬉しそうに誕生の瞬間を見つめる子どもたちでした。

 昆虫が好きな子も、苦手な子も、アゲハチョウの羽化を見守った2日間。小さな命の誕生に向き合う中で、生命の神秘を感じていたようです。

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